宇宙に想う!  

 
   はじめに 
 
        ここでは、「生命の科学学習会」や「G・アダムスキー通信」では、触れることが少ない、日々の生活における行動や社会
    的事象についての感想、あるいは、スペースピープルに馳せる想いなど、広範囲にわたり「生命の科学」をベースにした
    考え方で、分かりやすく書いていきたいと思います。
    重要なことについては、「生命の科学学習会」で追加説明したり、「G・アダムスキー通信」に改めて記載することもあると
    思います。
    頻度は、月数回を目標とします。短文にはなりますが、皆さんの生活の参考になることができれば幸いです。

「シニア天文教室」開講!
8月8日(月)午前10時から11時30分まで、シニアのための天文教室を開講いたしました。
本講座は、私が講師を務め基本的に月1回の座学と関連する天体を観望するもので、12月までに計9回(日)行うこととなっていますが、今回は
座学と太陽観望を同日に行ったものです。

これは、私が3月まで勤めていた文化施設における自主事業で、年間20回くらいの観望会を開催しているものの〝教室〟と言えるような継続学
習がないことから開催するようにしたものです。

本講座が、高齢者を対象とするのは、通常の天体観望会が子供(家族)中心となっていること。
それに、高齢者は、義務教育において、天体学習の機会が少なく望遠鏡やプラネタリウムなどの機材も少ない時代であったからです。
また、私が高校生の時、家の中庭で天体望遠鏡で月を見た際、祖母に見せたところすごく感動した記憶があったからでもあります。

私は、平成9年頃から仲間とともに〝ジュニア星空探検隊〟を立ち上げ、約8年間、子供たちに対する星空教室を行った経験があります。
この教室は、月に2~3回開催し、1年半で43回程度行って卒業する内容としていました。

全く無名の私たちが行うのが一番のネックでしたが、そのほかに、夜間の活動に子供が集まるということ、星空観望は天気の影響を受けるので、
見られないときの活動内容などいくつものハードルがありました。

これらを工夫によって解決しながら、活動できたことが今日の活動でも役に立っています。
私は、天体を材料にしながら、「人間は宇宙の中で生きている」ということをいつも強調しています。

星座を覚えたところで、地球でしか役立ちませんが、宇宙の中に住んでいることを自覚できれば、どこに生まれようと役に立つと思うからです。
今回の講座においては、「講座1 宇宙の中の地球 ★私たちは宇宙に住んでいる」と表題をつけて話すことができました。

実は、企画を完成させたのが3月であったことから、いくつかの宣材に載せることができず、人集めに苦労する可能性がありました。
しかし、概ね60才以上の方15名程度という募集に対して、募集初日から定員をオーバーする状況でした。

あまり多いと観望に支障をきたすことから最大20名としましたが、けがやその他の都合で実質18名となりました。
その中には、母親の運転手として、〝ジュニ星空探検隊〟の教え子がいたことから、いろいろとつながっているのだと感じた次第です。

今後は、参加者の希望に応えながら宇宙に対する興味をさらに喚起していきたいと思います。


                                        2022.8.10(水) K・W



100年間の地震の状況!
 近年、地震が多いように思われることから、気象庁の地震データベースを調べてみました。
 下記に示す表は、気象庁がデータを集め始めた1919年の1月から2022年8月18日までの震度1以上の地震発生状況です。
 この資料では、30年以上の期間については、年単位ではなく10年単位で示されています。

期間 震度1 震度2 震度3 震度4 震度5弱 震度5強 震度6弱 震度6強 震度7 合計
1910年代 380 47 33 3 0 0 0 0 0 463
1920年代 7385 1137 470 85 54 0 4 0 0 9135
1930年代 6484 1554 554 91 40 0 2 0 0 8729
1940年代 7609 2327 707 97 11 0 4 0 0 11333
1950年代 5610 2130 572 65 4 0 0 0 0 8381
1960年代 63102 7791 1412 251 37 0 0 0 0 72593
1970年代 5346 2397 799 123 15 0 1 0 0 8681
1980年代 5521 2509 851 168 19 0 1 0 0 9069
1990年代 8680 3811 1152 289 35 4 5 0 1 13977
2000年代 22254 8055 2438 685 73 29 19 7 1 33561
2010年代 21129 8824 2816 771 114 44 15 7 4 33724
2020年代 3574 1356 403 110 15 11 1 2 0 5472
合計 157074 41938 12207 2738 417 88 52 16 6 215118

   ※ 1910年代は、1919年のみのデータ。 2020年代は、2022年8月までのデータ。     
       
 
このデータから、震度1以上の回数のみ見てみると、1960年代が吐出して高く72,593回となっています。次は、2010年代の33,724回、その
次は、2000年代の33,562回です。

1960年代は、その回数の約87%が震度1となっています。同様に2000年代が66%、2010年代が63%と震度1の割合がやや高めです。
一方、強震に分類される震度5より強い地震の回数の多い年代を見てみると、2010年代の184回、次が2000年代の129回、そして、1920
年代の58回となっています。

つまり、2000年から2019年までの20年間に313回、100年間の強震等発生579回の約54%が集中しているということです。
また、震度1以上の地震が発生した回数も、ここ100年の間に2010年代が2位、2000年代が3位と高い状況です。

2010年代の主な地震では、11年東日本大震災、12年千葉県東方沖地震、16年熊本地震があります。
2000年代では、2000年の鳥取県西部地震、2004年の新潟中越地震が主なものです。

この2000年の地震は、仕事で2日間の全国大会(研修)で鳥取を訪れている際に、オープニングの大ホールで体験しました。
大ホールの椅子が波打つように見え、天井の釣り物が落ちるのではないかと思われました。

全員外に避難し、約1時間ののちに中止となりましたが、地震により米子空港が使用停止となり、なかなか大変な思いで帰宅しました。
そこでは、震度5弱ということでしたが、それは、2011年3月11日の東日本大震災で職場で経験した震度と同じものでした。

少しそれましたが、気象庁がデータを集め始めて約100年。
その間では、ここ20年くらいが、大きな地震が増えているということが言えそうです。

2020年代は、2年8か月間のデータながらも、他の年代と比べても大地震を含めて多いことが推計されます。
100年のデータとは、地震についてはあまりにも少ないのですが、今後ともこの傾向が続く可能性が高いのではないかと推察しています。

どうやら、太平洋プレートやフィリピン海プレートなどの動きが活発なのではないかと推測します。
読者の皆様は、そのようなことをお忘れなく、ご留意くださるようお願いいたします。


                                     2022.8.22(月) K・W