天に行われるごとく地にも・・・  
  「みこころが天に行われるごとく 地においても行われますように」とは、キリスト教における祈りの言葉です。
 この意味するところは、「主なる神の意思(想い)が、天上で揺らぎなく行われているように、地上である人間界でも正しく行われますように。」
 と解釈するのが一般的でしょうか。

 この祈りの言葉を「イエス様を信じ、永遠の命にあずかること。」と解釈するものなど、実際には色々の解釈があります。
 この〝天〟を何と捉えるかは、大切なところです。

 アダムスキーは、〝意識〟として説明しているところがあります。
 また、天上の世界、天国、具体的には、他の惑星と捉えることも可能でしょう。

 日本においても、天孫降臨の神話において、高天原(たかまがはら)に住む天照大神(あまてらすおおみかみ)の孫の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと=
 天地が豊かに賑わうの意有り)が降臨し、神々の住む高天原を地上に実現することを目指したとされています。
 これも「天において行われるごとく 地においても行われますように」となります。

 グラハム・ハンコック著「人類前史(下)」では、かつて進んだ文明の生き残りが、世界各地で、文明の痕跡として巨石を天文学と結びつけて建造
 したと推測しています。
 そして、「上のごとく下にも」という思考システムを広げていったと考えているようです。

 ここでも、「天において行なわれるごとく 地において・・・」が推測されます。
 これら3つの類似の話は、似て非なるものを伝えているのかもしれません。

 しかし、偉大なもの、畏怖すべきものが天に存在し、それを地につなげるという部分は共通していると思います。
 もしかすると、天上の国の人々(異星人)のように生きることを伝えているのかもしれません。

 それは、大いに考えられることです。
 仮にそうであったとしても、「天において行われるごとく 地において・・・」は、残念ながらいまだに実現しているとは思えません。

 古代から、天である宇宙は、人間の関心の的であり、天国と結びつけられてきましたが、今後も、変わることなく憧れの存在なのだと思います。
 
  
                                         2021.11.10(水) K・W



「生命の科学」学習会とは? 
 コロナ禍となって、東京浅草でのアダムスキー著「生命の科学」の学習会は未実施となっています。
  2021年中は、東京での開催は見送り、不十分ながらZOOMにより実施しているところです。

  東京での「生命の科学」学習会は、〝実践的でなく読書会である〟と言われることがあります。
  確かに、一面では、その通りかもしれません。

  そもそも、「生命の科学」は、自己学習と実践が基本となるものです。
  そこが、しっかり行われたうえで、集合学習やグループ学習があるのです。

  自己学習での疑問や実践困難な事柄について、そのヒントを集合学習などを通じて得られることを願い開催しているのです。
  同一のテキストを使いながら、他者の考え方、解釈の仕方などを知る機会があることは大切なことだと考えています。

  自己学習が深く疑問の多い人ほど、その反動として理解が得られる可能性は高くなります。
  しかし、これには基本的な心の在り方が必要です。

  アダムスキーの「生命の科学」が真実であると疑わず、既成概念にとらわれることなく、真摯に向き合うことができなくてはなりません。
  疑義を持ったり、自己の経験と合わないと批判をはじめると、何も得られなくなるのです。
  実はここが、地球人にとって困難な部分なのです。
 
  「生命の科学」が目指しているのは、いわゆる超能力開発ではありません。
  ましてや、功利主義的な心を満足させることでもありません。

  暗黒の中に生きる地球人に対して、頼るべき本当の指針を示すこと。
  そして、それに沿って生きることを理解させることにあります。

  これが理解できるということは、〝悟った〟ということになります。
  但し、その理解のうえで、生きるという実践を伴います。

  超能力的な能力は、意識の声を聴く能力の高まりとともに徐々に高まるでしょうが、それに特化しないかぎり時間がかかるものとなります。
  極端な話、「生命の科学」を学ばなくとも、超能力の開発は可能です。
  それは確かです。

  しかし、「生命の科学」を理解できる人が、今の地球人の能力を超える方が、良き未来を期待できるのだと思います。
  「生命の科学」学習会は、宇宙の真理を理解することを補助しながら、地球人として人々の中で生き、より良き未来を築いていくための小さな場所なのです。


                                                          2021.11.22(月) K・W






宇宙に想う!  

 
   はじめに 
 
        ここでは、「生命の科学学習会」や「G・アダムスキー通信」では、触れることが少ない、日々の生活における行動や社会的事象につい
         ての感想、あるいは、スペースピープルに馳せる想いなど、広範囲にわたり「生命の科学」をベースにした考え方で、分かりやすく書い
         ていきたいと思います。

    重要なことについては、「生命の科学学習会」で追加説明したり、「G・アダムスキー通信」に改めて記載することもあると思います。

    頻度は、月数回を目標とします。短文にはなりますが、皆さんの生活の参考になることができれば幸いです。