G・アダムスキー著「生命の科学」は、スペースピープルから地球人に授けられた宇宙の普遍的な真理の書であり、人間の真の能力を開くための様々なエッセンスに満ちています。
しかし、過去の経験から、これを正しく理解するには、ある心の状態と留意すべき事項があると思われます。本会では、この真理の書が正しく理解されることを願い、そのポイントを書き記すこととします。

「生命の科学」学習のポイント

                           ☆国際アダムスキー普及会☆

 






<読書の前に>

@心が落ち着く場所で読むこと

特に、初期のころは、静かな場所で深呼吸を何度かするなど、心を落ち着かせオープンマインドで読むことが大切です。

A心が受身の状態で読むこと

日々においてハードな仕事など、緊張した空気の中で生活している場合は、脳波が攻撃的なβ(ベータ)波となっていることが多く、物事の背後に潜む真実に気づきにくい状態となっています。読書の前に、荒々しい心やイライラした気持ちがないか確認しましょう。静かに物事を考えられ、受け入れられるような場合はOKです。

B「生命の科学」は真理である

「生命の科学」に書かれていることは、すべて真理であり正しいものであると了解できる心が必要です。読んでから納得するのではなく、読む前から心を整理し感じ取っておくことが大切です。

<読書の際に>

@書物への信頼が大切

上述Bに加えて、宇宙には絶対的な真理が存在することを認め、書かれている事柄に対して不信感を抱かず全幅の信頼を寄せ、この学習は自分に必要であると肯定して、盲信とも思える状態で理解することが必要です。これは、アダムスキーが、スペースピープルに対する対応と同じです。

A現実に対する疑問こそが必要

もし、書かれていることと現実とに食い違い等を感じたならば、現実に対する見方、自己の認識にこそ疑問をもち、それを分析することです。

Bゆっくり読むことが重要

一度に多くを読まず、1〜2行読むたびに現実の世界における状態等を想起して、様々な思考をめぐらしながらゆっくり読むことが重要です。言い換えれば、行間を読むように注意力を高め、深い洞察力をもって感覚的に感じながら読む(読解力を高める)ことです。

C著者の想いを感じ取ることが重要

「生命の科学」は、英語を日本語に翻訳していることから、適切に訳されていない部分や訳者の癖、想い等が文章として、または印象として含まれていることが予想されます。しかし、著者やスペースピープルの想いが波動として空間に存在していますので、常に、「著者は何を伝えたいのか?」と真摯に問いかけ感じ取ることが基本的に重要です。

D読解力を高めるとは・・・

  読解力は、言葉一つ一つの意味を正確に理解することから生まれます。そこで、辞書を片手に、文章における言葉の意味を確認しながら読み進むことが大切です。

  また、一つの言葉から多くの事柄を連想する能力も不可欠です。これには訓練を必要としますが、同時に自己の言葉による表現力を高めることでもあります。

さらに、上述Cの著者の想いを感じ取るよう何回も繰り返して、時には、声を出して読むことも、読解力を高めるのに極めて重要な要素となります。これは感じ取る深度(または能力)により、そのレベルが決まるともいえるでしょう。

<実践すること>

 「生命の科学」は、理解しただけでは意味がなく、実践するための感性の哲学であることを知る必要があります。

@世俗の中で通じる哲学

「生命の科学」は、その実践として仙人のように山にこもり、一汁一菜のような質素な生活を促してはいません。いわゆる世俗の中で、地に足をつけながら、しかも、天国のような生活を促しているのです。

A宇宙の意識を指針にすること

  地球での日常は、やらなければならない義務の連続です。「生命の科学」を学んでいるといっても、ともすると、自分が宇宙において本来行う方向とは異なるところへ向かっているかも知れません。そこで、そのようなことにならないよう、日々、宇宙の意識を生活の基本、指針となるよう最善の努力が求められます。

B自己チェックを行う

  自分が、本来向かうべき方向に進んでいるか否かの判断は、自己チェックにより行うことをお勧めします。例えば地球上の言葉で、忍耐、寛容、信念、友愛、博愛、慈悲など、自己の心に関わる部分で以前と比べて成長しているか否かを確認します。   

また、自分とそれを取り巻く家族、地域社会、職場等における生活で、以前と比べて自分が幸福であり、充実し納得できる状態であるか、そして、万物に対する謙虚さと、宇宙の意識に対する感謝が高まっているかをチェックします。(※チェックそのものが出来ないとなると「生命の科学」を理解していない可能性が高くなります。)

C間違いに気づいたら早く修正すること

  自己チェックで、自己の方向がずれている事に気づいた場合は、早急にその理由を分析し、正しい方法へ修正することが重要です。

D宇宙の意識を表現することが人間の役割

「生命の科学」を読み進み、正しく理解していれば、<読書の際に>の@に書いてあることが、アダムスキーの唱える「宇宙の意識」に対する心の正しい対応と同じであることが分かるでしょう。「宇宙の意識」の意志をより正確に感じ取り、いかに表現するかが人間に課せられた唯一の役割であり永遠のテーマであるようです。


 ※この学習のポイントは、繰り返し読んで内容を再確認することをお勧めします。