デザートセンターコンタクト50周年記念
       
〜蘇るアダムスキー今、我々に何ができるのか〜
          
アダムスキー大会 

                                        ◇主催 アダムスキー大会実行委員会
                                        ◇東京国際フォーラム 2002・11・23

      
       (司会者) 野沢 清美 氏 <当時>

(司会者) ただ今から、デザートセンターコンタクト50周年記念「アダムスキー大会」〜蘇るアダムスキー、今、我々
に何ができるのか〜、を開演いたします。冒頭に上映しましたスライドは「アダムスキー回想」と題しまして、アダムス
キー氏が活動していた当時を振り返る意味で、実行委員の清水正様が作成し上映いたしたものです。申し遅れまし
たが、私は本日の司会を務めさせていただきます野沢清美と申します。

  司会をやるのは初めてで、ただいま足はがくがく、顔はひくひく、倒れそうなくらい緊張しておりますので、よろしくお
願いいたします。 主催は「アダムスキー大会実行委員会」となっております。この企画は昨年8月に発案が出され、2
カ月後の10月に「アダムスキー大会準備会」を結成し2回の会議を行なったのち、本年4月から「アダムスキー大会実
行委員会」として4回の会議や打ち合わせ、更に実施にあたっての様々な調整などを行なって本日を迎えたわけでご
ざいます。開催の趣旨はお手元の資料にもありますとおり、ジョージ・アダムスキーが金星人とコンタクトして50周年と
なることを記念して、この希有にして人類の未来に資する体験の意義を見直し、風化させることなく引き継ぐため、我
々に何ができるのかを再考すると共に、各グループ等の垣根を越えた、同志による情報交換と親睦を深めることを目
的としています。

  本日はアダムスキーを支持するという共通項の元に、様々な団体、あるいはグループ等の方々のご参加とパネリス
トとしてのご出演をいただいております。パネルディスカッションの中では、時間の許す限り会場の方々からもご意見等
をいただくことになっておりますので、簡潔にお話しできるようご用意をお願いいたします。

   また、アンケート用紙をお配りしておりますが、お帰りの際には回収いたしますので必ずご記入くださるようお願いい
たします。

  それでは、基調講演に移らせていただきます。「アダムスキー問題の未来的展望」と題しまして、渡邉克明様にお願
いいたします。渡邉様は、かつてアダムスキー支持団体のひとつである「日本GAP」の栃木支部代表をしていましたの
で、ご存じの方も多いと思います。その後、平成8年7月1日に「国際アダムスキー普及会」を仲間と共に設立され、現在
その代表をしておられます。それでは渡邉様よろしくお願いいたします。皆さま、拍手でお迎えください。


<基調講演>

『アダムスキー問題の未来的展望』     (講師) 渡邉 克明 氏



 ただいまご紹介いただきました渡邉と申します。よろしくお願いいたします。本日は多くの方のご出席をいただいてお
ります。だいたい人数的には、総勢150名前後になるかと思います。北は北海道から南は九州、・・・沖縄の方はいらっ
しゃらないですけれども、全国津々浦々からご出席をいただいております。大変ありがとうございます。実行委員会委
員の一人としまして、お礼を申し上げたいと思います。

【大会の趣旨】
 大会につきましての趣旨ということでございますが、私の方で皆さんにお配りしました水色の紙のところに、私の略歴
というものと、話す予定の項目が書いてあるかと思います。そちらの方、概ねその順番でお話しする予定ですのでご覧
いただければ と思います。

  開催の趣旨ということですけれども、これは先ほど司会の方からも説明がありましたとおり、アダムスキーとオーソン
がコンタクトをして50年になるということで、これを記念したということを言っておりましたけれども、この希有にして人類
の未来に資する体験の意義を見直すというのが大きなひとつの理由です。そして、風化させることなく引き継いでゆく
ということです。そして研究していくのに、垣根を作っているというのでは、そもそもアダムスキーを支持されている方、
大変少ないわけですね。全体から見ましたら大変少ない。UFOを支持されている方の中でも、アダムスキーを支持さ
れている方は更に少数になるわけです。その方々がばらばらに活動なさっていては、非力であるばかりか知識の共有
化が図れないというふうに思うわけなんです。そういう意味で、垣根を越えた大会ということを目指したということなんで
す。なかなか難しいところがございまして、しかし、多くの方々のご賛同をいただけたというふうに思っております。

 そもそもこういう大会を行なおうと思った動機といいますか理由は、いまお伝えしたような趣旨に対してのいわば危機
感からだったというふうにお伝えできるかと思うんです。アダムスキーの伝えている事柄が、本当に引き継がれていっ
ているんだろうか、というのがまずあります。そして、それが正しく行なわれているんだろうかというふうなことがあったわ
けなんです。今回、こういう大会を行なうということを言い出しますと、誤解を生みます。そこで2つほど否定をしておきた
いと思います。 1つは、そういう垣根を越えたグループの連係を図りながら、大きなひとつのグループを作るのではな
いかというふうに思われている方がいらっしゃるんですね。

 そんなことは決してありませんので、それはもう始めから私は否定しておきたい。これからは大きなグループ、そういう
ものではないと思います。皆さんおそらくお気づきのことだと思いますけれども、小さなグループがそれぞれに活動して
いっていいんだと思うんですね。それらが連係していないということが問題なんだというふうに思うんです。ですからそう
いうことは決して目指してはおりませんので、はっきり言っておきたいと思います。

 それと、アダムスキーを崇拝する人たちの集まりじゃないかというふうに言われるんですね。もちろんアダムスキーを
支持されていない方は、本日ご出席いただいていないはずです。私ももちろん支持しているわけです。ですけれども崇
拝しているわけではありません。先ほどは、50年前を思い起こすという意味で「回想」というタイトルでやらせていただい
ておりますけれども、本日はアダムスキーのやった事柄を懐かしむための会ではありません。これからどうするのか、
ということが中心になる会なんだというふうにお考えいただきたい。崇拝者の会ということではありませんので、これは
否定しておきたいというふうに思います。

 今回の参加者に年齢を書いていただきたい、というふうにお伝えしておりました。実際には年齢をお書きいただけな
いで、申し込まれた方がたくさんいらっしゃると思います。私の把握しているところ、一番若い方で18歳の方がご出席い
ただいております。10代の方はお1人です。そして20代の方は残念ながらいらっしゃらなかったかと思うんですね。わか
りません。皆さんの中で、いや、私は20代なんだという方がいらっしゃるかもしれません。すみませんが、把握しており
ません。30代の方、若干いらっしゃいます。40代、私の年代の方が一番多いです。そしてそれ以上の方々なんです。
私の年代、20年前に若かった人たちが、20年間そのままやっていて、10代、20代がいらっしゃらないという事実を見た
ときに、やはりこれは引き継がれていないんじゃないか、広まっていないんじゃないかということを身を持ってですね、
感じざるを得ないんです。ですから私が最初にいいました危機感というのは、事実、実際問題としてそうなんじゃないか
と思うんですね。もちろん心の中で、私は燃えているんだ、やっているんですという方、いらっしゃると思うんです。それ
はそれでよろしいんですけれども、当初言われていたような引継ぐ、広げていくという部分で、どうなのかなという感じを
持っております。

 現代は、アダムスキーを受け入れやすいような状況があると思います。と言いますのは、アダムスキーが言っている
ことと同じではありませんけれども、おそらくアダムスキーが言っていることを私なりに解釈すると、肯定していると思わ
ざるを得ないような書物がたくさんあるんですね。それは輪廻転生に関するもの、あるいは社会システム的なもの、あ
るいは科学的なもの、あるいは精神的なもの、いろいろあるわけです。こういうものは、おそらくベストセラーにまでなっ
ている本もありますものですから、これは内容的にアダムスキーが言っている枠内にすべて入ってしまいます。私はそ
う解釈しています。アダムスキーが言っている枠は、宇宙の意識ということで宇宙の普遍的原理を言っていますので、
その枠をまた語っておりましたから、その枠の中に間違いなく入るものです。アダムスキーは、一方、広まらないわけ
ですね。そして、理解者もあまり増えていかない。引き継がれていない。ところがアダムスキーが言っていることとほぼ
同じだと思われることを、規模は小さいけれども語る人たちの本がベストセラーになるということはどういうことか。アダ
ムスキーが言っていることをわかりやすく伝えていったら、間違いなく理解する人がいるというふうに私は確信しており
ます。その作業をきっと私たちはやっていないんじゃないかというふうに思うんです。まず、そのことをちょっと心にとめ
ていただきたいなと思うんです。

 まず、アダムスキーの「生命の科学」ですね。この「生命の科学」というものを理解され、少なからず生活の中に生か
していたら、今の自分を見たときに間違いなく成功している。間違いなく生き生きしている。間違いなく幸せなはずです。
もし、そうでもないかなと思われる方いらっしゃいましたら、それはそれでよろしいんですよ。ですけれども、おそらくア
ダムスキーの言っている「生命の科学」の一部でも本当に理解して利用されていらっしゃったら、間違いなく成功します。
これはですね、功利的なことを私は言っているのではないんです。本来あるべき、その人のやるべきことを行なうとい
うことなんです。本来その人が行なうべきことを行なう、やるべきことをやる、ということは誰にでもあります。それをや
っているとき、本人は必ずうれしいんです。幸せなんです。うまくいくんです。そこのところが1つ目にあるんじゃないか
と思うんですね。私、1つ目、1つ目と言って、いくつも言ってしまうかもしれないですね。まあ、そんなふうに思うんです。
ですから問題なのはかつての自分の生き方ではないんです。極端に言えば、きのうの自分でもないんですね。今の自
分のその状態の想念が本当に生き生きとして、前向きで、充実していますか、ということが問題になってきます。それ
が前向き、充実、生き生きしているということになれば、それはその人の生き方が正しかったんですね。そういうふうに
私は言えると思います。それは、アダムスキーの中の長老の言葉の中にもあるんですけれども、自分がやってきたこ
とが正しかったかどうかを判断するのは簡単だというふうに言うんですよ。そして、それはですね、今言ったような幸せ
だったらそうなんだと、何か当たり前のようなことを言うんですよね。ものすごく意味があるんだと思います。私はそうい
うふうに思っております。

 「生命の科学」ということを引き合いに出せば、「生命の科学」の中で一本ずっと貫いているもの、それは「宇宙の意
識」という言葉だと思うんですね。宇宙の意識。アダムスキーの本は宇宙の意識というものを本当に理解して、感じて、
そのとおりに生きれば幸せになるということを言っております。うまくいくということを言っております。
 世界が平和になるということを言っているんです。ところがその宇宙の意識というところで「一体になる」という言葉が
出てきた時にですね、一体にならないという実態があるわけなんですね。そこでもうすでにつまずいてしまうために、
先に進めなくなるんじゃないかという感じもするんですね。確かに、例えばいろいろな方がいらっしゃいます。瞑想した、
そのときにすごい光を感じた。来た、来た、来た、来た、来た。これで一体だ。あのときの感覚が今はない。あれが宇
宙と一体だった、という人がいらっしゃるんじゃないでしょうか。私はそれは否定しませんが、そういうことだというふう
に仮定した場合にですね、スペース・ピープルは、毎日、来た、来た、来た、来たとやっていますか、ということです。
来た、来た、来た、が常に来ていると、もうそれは変化じゃありません。感じなくなりますよ。手を押さえてずっと押しま
す。ここに刺激があるから押さえているのはわかります。

   1時間やってください。わからなくなりますよ。これが常態。常なる「常態」の姿になってしまうんです。ということは、
・・・そういうことから考えると、来た、来た、来た、というのはないですよね。むしろこれは皆さん私が言うことは私のひ
とつの感じ方で、あるいは考え方であって押し付けるものではありませんし、これは皆さん自身が確認していただくもの
だということを、後ほどもまた言わせていただきますが、そういうことなんですけれども。
 とにかくまずその宇宙と一体というのは、・・・もう皆さんすでに一体になっているんですね。宇宙の意識と一体なんで
すよ。すでに一体なんです。じゃあ何が……。一体であることを気づかないということなんです。一体であることを気づ
かないということが問題なんですね。要するにそれは知覚力を高めなさいというふうにアダムスキーは言っているわけ
です。知覚力を高めれば一体であることに気づくんです。例えば「放蕩息子」のお話がありますね。

 アダムスキーもよくそれを引用している場合があります。この「放蕩息子」の話というのは「聖書」の話ですけれども、
ブドウ園を手伝っている息子が2人いて、1人は一生懸命手伝っている。しかし1人は怠けてどこかへ行っちゃうんです
ね。そうしてしばらくしてあきらめた頃に戻ってくる。そして父の仕事を手伝おうとする。そうすると父は喜んでそのため
の宴を開くという。一緒にやっていた子どもではなくてそのときに来た子どものために宴を開くんだと、それほど素晴ら
しいことだと言っております。例えば「宇宙の意識の一体」ということを考えてみたときに、宇宙の意識を感じていない
ということは、「宇宙の意識」いわば父を無視している行為にならないでしょうか。無視しているんだと思うんですね。無
視しているということはそこにいても手伝わない、やらないということなんです。そしてそれを感じるということが、知覚
できるということが、それがきっと父のところに戻ったということになるのではないか。私はそういうふうに理解された方
がよろしいと思うんです。誰でも宇宙の意識と一体ですし、夜寝ているとき、あるいはすごく心がニュートラルのときに
それを感じているはずです。私はそのように思っております。ですから宇宙の意識ということを、あまりに重く受け止め
すぎているというふうに私は思うんです。もちろん重要なことなんですけれども、しかし「一体」ということを、来た、来た、
来たということで、これなんだ、私は一度もなったことがないよ、私は一体じゃないんだ。それはありえません。皆さんも
う一体なんですよ。それを感じるという心の同意が必要なんです。それがないということですね。そしてそれを感じる、
一体だということを感じる知覚力を高めるということ。そのための「生命の科学」なんだというふうに解釈された方が私
はよろしいというふうに思います。

 宇宙の意識について、アダムスキーは具体的に書いていないとおっしゃる方もけっこういらっしゃいますね。確かに
アダムスキーは宇宙の意識について書いておりますけれども、例えば宇宙の創造するパワーであるとか、英知である
とか、創造主であるとかという表現を使っております。それ以上にあまり細かく具体的に書いていないのかもしれませ
ん。これは、例えば老子という中国の古代の思想家の中の小川環樹(たまき)さんという方の書物の最初ですね、小
川環樹さんは湯川秀樹の兄弟ですけれども、この方の「老子」の中の最初には「名の名付くべきは常に名に非ず」とい
う言葉から始まります。このところを私なりに解釈しますと・・・。もうちょっと先は「名の名付くは無限の名に非ず」なん
ですね。要するに名前がつけられるものであったら、それは固定された、限定されたもので無限ではないんです。宇宙
の意識という無限を表現するのに、それを言葉で表現するよりもあいまいな形でくくっておいた方がよろしいんです。
私はそういう意味で宇宙の意識というものをとらえております。無限という言葉を言ったとたんにもう無限ではなくなっ
てしまうんです。ですから、宇宙の意識も限定された言葉でくくるということは、避けた方がよろしいのかもしれないです。
ですからそうなっている。宇宙の意識は皆さん方に宇宙の意識で語ります。

 よく人を見て法を説くという仏陀の言葉がありますね。仏陀の弟子たちが引き継いだ言葉です。
 大変重要な言葉ですが、宇宙の意識は人を見て法を説いています。Aさんにはこれをやれといいます。Bさんにはや
るなというんです。じゃあ私は宇宙の意識から聞いたのにあの人は違うんじゃないか。違いません。人を見て法を説い
ています。それなりに、という見方はちょっと語弊がありますけれども、その人たちに合わせて語っているんじゃないか
と私は思います。そんなふうに宇宙の意識についてお話しさせていただきました。

 私は、例えば宇宙の意識についてちょっとお話ししましたけれども、そういう議論が必要なんじゃないかと思うんです。
ある人は個人でそういうことを考える。ある人はグループで考えた。ところが、こちらのグループの人が言って何か発
見したことが、そちら(他)のグループは知らないんです。そしてそちら(他)のグループで知っていることは、こちらのグ
ループは知らないんです。最初に言いましたように、アダムスキーをやっている方は大変少ないわけですね。その人同
士で情報・知識というものを共有しなかったら本当にこれは力にならないと思うんです。そういう緩やかな連携を図ると
いうことが必要なんじゃないかというふうに思うんです。一応その辺のところは、これからひとつの提案になるかもしれ
ませんが、そういうことが必要なんじゃないか。アダムスキーが言われた事柄をもっともっと実践して、いわば臨床実験
をするんです。そして、こういう言葉をこういうふうにやってみたらこうなりましたという事例がもっともっとあって、それを
やってみたらAさんにはいいけれども、Bさんには適当じゃないということもあると思うんです。
 
 そういうことをやっていかないと、おそらく「生命の科学」は人類に対するプレゼントですから、これを生かしていくこと
は出来ないんじゃないか。もっともっと私たちがいただいたその「生命の科学」を研究して、議論をして、検討をして、ど
うやって広めていったらよろしいのかというテーマひとつについても、もっともっと話し合っていかなければ、これは答え
は出ないでしょう。おそらく皆さん個人個人で「難しいよね、今の宇宙開発を見たって、とてもじゃないけど二の句も出な
い」。その他たくさんの問題がありますけれども、すべてアダムスキーが言っていることを肯定している材料は大変少な
いですね。先ほど私が最初に言ったように、全く別の方々が別のルートから、別の切り口から、それを肯定するという
本が出ております。そういうものはそれで肯定してもよろしいのですが、軸足は常にアダムスキーに置きたいんですね。
アダムスキーに因を持って生まれてきている方がいらっしゃるとすれば、必ず軸足はアダムスキーです。そして他の書
物を理解するんです。アダムスキーに軸足を置きながら、他の本が、他の言っていることがものすごく魅力的だとすれ
ば、その方はもしかしたらアダムスキーではないかもしれませんね。アダムスキーも理解できるということだったのかも
しれない。ですから、それを否定するわけではありませんが、あなたはどこに軸足を置きますか、というのは大変重要
になってくると思います。その辺のところが開催の趣旨、その他ということでお話をさせていただいた部分です。

 先ほど言いましたように集まりというか連携というのは必要だと感じている方、皆さんたくさんいらっしゃいますね。で
すけれども、どこかで一度集まらなければ、なかなかそういう気持ちは共有できないんです。皆さんご承知のようにアダ
ムスキーが伝えたところによりますと、土星は法廷の役割があります。そして土星では太陽系の会議が開かれている。
あれは直接集まるわけですね。彼らはテレパシー能力があって、日々やりとりが出来るかもしれません。
 でも、実際に集まって、そこに座ったときに答えが出るというんですね。もちろん我々が集まって、座ってですよ、12人
が集まったと、人数が一緒だな、全く同じだ12人だ、としても我々は答えは出ないと思うんです。それは、我々のやり方
でやればいいんですけれども、やはり直接顔を合わせるということが大切なんだというふうに思うんですね。
 私がもしインターネット上で、何かホームページを開いてやっていて名前を知っていたとしても、それは今の私とつな
がらないと思いますよ。やはりどこかで会ったとき、それでつながってくる。広がってくると思います。そういった意味での
会合でもあったのだというふうにご理解いただければと思います。

【アダムスキーが伝えたもの・目指したもの】
 前段をちょっと長めにお話しさせていただいて、続いてアダムスキーの伝えたもの、目指したものということで簡単にお
話しさせていただきたいと思います。皆さんもう当然ながらご承知だと思います。私がただ単に私なりに整理しているも
のだというふうにお考えいただいてけっこうです。アダムスキーはまず、宇宙の真相について伝えたんだと思います。こ
の太陽系は太陽を中心に12個の惑星があって、どの惑星にも私たちと同じような知的生命体が存在して平和に暮らし
ているんだという。そして、それはこの太陽系だけではないんだ。宇宙のすべてがそうなんです、という宇宙の真相を伝
えたんだと思います。

  もう1つは、宇宙哲学的な部分です。宇宙には宇宙を創造したパワー、英知、宇宙の意識というものが存在しているん
だ。そしてそれを知り、従うことによって私たちの本当の能力というものが開眼して、そして平和に暮らすことができるん
だということを言ったんじゃないかと思うんです。

  そして3つ目には、その2つの宇宙の真相、それと宇宙哲学的なこと、こういったことを理解できる人たちは他の人たち
にも伝えてほしいということを私は言ったと思うんです。
大きくこの3つなんですけれども、抜かせない2つがあるんですね。

 1つは、アダムスキー、時あたかも原爆実験が盛んに行なわれるときに、飛来してきたオーソンとコンタクトをしたわけ
です。ですからそういう意味で原爆は危険です。バンアレン帯というものがあります。そういったものの崩壊にもつながり
ます。放射能帯はすごく危険です。人体にすごく危険です。このままでは地球は滅びてしまいますよ、という警鐘のため
に来たということもあります。これも事実だと思います。もちろん警鐘の意味もありました。

  そしてもう1つですね、忘れていけないのは宇宙船の開発です。これはアダムスキーが1952年11月20日、およそ50年
前にオーソンとコンタクトをしたときにオーソンの足の裏の紋様、これは宇宙船の原理と関係しているといわれておりま
す。
 そしてその後、12月の13日にアダムスキーのところに飛来したUFOにはオーソンが乗っていたといわれていますが、
最初に会ったときに、アダムスキーが渡したフィルムが現像された形で投かんされたわけです。そのフィルムの中のネ
ガがUFOの原理であるというふうに言われています。これは、最初のコンタクト、そして2回目にそれを渡されているとい
うこと。そしてそれが宇宙船の原理なんだということがあります。そして更にアダムスキーが書いている文章の中に、金
星人と言っておりますけれども、金星人は地球人が宇宙を航行できる宇宙船の開発を切望しているんだと言っているん
です。そしてアダムスキーが亡くなる最後の講演テープというのがございます。その最後の講演テープの中でアダムスキ
ーは宇宙船の開発を力説しているんですね。ということは、宇宙船を作れ、地球人もこんな地べたにはいずくばっていな
いで宇宙を知りなさい。そのときが来たんだ、ということを別の文章にアダムスキーは書いております。

 ということは、地球人は今まさに宇宙船開発が出来るかどうかという、そういう時代に来ているというふうに思います。
この50年間についての考え方は、私は今回は言いませんけれども、それはパネルディスカッションの中でお話しいただく
ことになるかと思うんです。それで今日は水島さんの方で、その研究の成果の一部ということで発表がありますので、そ
ちらの方でその辺は見ていただければというふうに思うんです。
  いずれにしましても、今言いましたようなこと、それともう1つ、宇宙と地球の交流時代ということがあるかと思います。
そういう時期に来ているとアダムスキーは言っているわけなんですね。日本が鎖国をやっていた時代から開いたという経
過がありましたけれども、地球が開くということになるかもしれない。そのことがメインでやられている方がいらっしゃいま
すけれども、あくまでも軸足はアダムスキーなんです。ということを私はお伝えしておきたいと思います。

【なぜ、アダムスキーを支持するのか?】
 次に、なぜアダムスキーを支持しているのかということなんですけれども、皆さん、本日、本当に北海道から九州の方ま
で来られているんですよ。相当の旅費がかかっていますよね。時間もかかっているんですよ。その他四国の方、岡山の
方がいらっしゃいましたよね。大阪、京都、名古屋、長野県の方もいらっしゃいますよね。北は北海道、青森、岩手、山形
の方もいらっしゃいます。皆さん遠くから本日のためにいらっしゃっているんですね。なぜ来たんですか、なんて言うと怒
られちゃうんですね。本当に来ていただいてありがたいんです。皆さん、アダムスキーを支持されているからいらっしゃっ
ているんですよね。アダムスキーを気にしているんですよね。これからの展開を気になさっているんでしょうか。アダムス
キーを気にかけているわけですね。おそらくアダムスキーを信じているから来られたということに私は間違いないと、もち
ろんそういうふうにお知らせしておりますので、そうでない方はいらっしゃっていないと認識しております。ではなぜアダム
スキーを信じられたのかということですよね。アダムスキーをなぜ信じられたんでしょうか。アダムスキーの題名は後半の
タイトルになってしまうか、「宇宙からの訪問者」とか「第2惑星からの地球訪問者」あるいは、「インサイド・ザ・スペースシ
ップ(宇宙船の内部)」「実験記」「同乗記」何でもけっこうなんですけれども、ああいったもの、あるいは「生命の科学」「テ
レパシー」とか「宇宙哲学」その他アダムスキーの何らかの書物を皆さんが読まれて、きっと感動して、共感して、これだ
と思って信じたんだと思うんです。おそらくそうじゃありませんか。

 引き継がれていないような年齢構成となっていることを考えれば、多分読まれたのは10年以上前の方がほとんどなの
ではないでしょうか。15年、20年・・・。そのときにこれが真実だと思ったときの感動、そのときの気持ち、今でも引き継い
でいらっしゃいますでしょうか。今、その気持ちがありますでしょうか。私はその気持ちを「蘇るアダムスキー」ですね、復
活させてほしいんですよ。そのときの気持ちを。どうしてそれを信じられたのかという問題がありますよね。なぜ信じられ
たのかということですよね。それを私はアダムスキーをいろいろやってきまして、全くの真実であると思います。100パー
セント事実ですよ、アダムスキーの言っていることは間違いなく事実です。完璧に。皆さんも実はそれを体験されている
とは思います。しかし、それが真実だと書物を読んだときに知らせてくれた、その知らせてくれた者が宇宙の意識なんで
す。

 だから皆さん宇宙の意識とつながらないということはありえないんですよ。宇宙の意識の声を聞いたからこそアダムス
キーが真実であることを気づいているはずです。あの本が真実だと思う方は、何らかの因を必ず持っています。それは
わかりませんが、かつてアダムスキーと活動されたことがあるかもしれません。あるいは他の惑星にいて、やってきたの
かもしれません。間違いないですよ。皆さんわかると思いますけれども、宇宙開発はこれほど不利な状況に置かれてい
ていますよ。金星、火星に人間がいますと、まともにいう人間ははっきりいって危ないですよ。天文学も知らないのか。
 小学校の授業もわからないんじゃないの。あんた、無知だからそんなことを言っているんだね、という世界の話ではない
でしょうか。いわゆる常識といわれている普通の知識を持っていてですよ、アダムスキーを信じている。これは信じられ
る理由を持っているんですよ。それは最初に証拠を示されたわけではないんです。真実であるということを心の中から教
えてもらったんです。それこそが宇宙の意識なんです。教えてくれたのが宇宙の意識です。

 これは宗教とは全く関係ありませんけれども、アダムスキーがちょっと言っているお話しを思い出しましたのでお伝えし
ますと、ペテロが鍵を持っているという話がありますね。そのペテロの鍵とは何かというのがあります。それがまさにそこ
にあるんだと、自分の中に真実を伝えるものがあるということです。イエスが言ったわけです。皆さん、多くの方々が私を
なんと言っているか。いや、皆さんはご存じない。じゃあ、おまえたちはどういうふうに思っているんだ。あなたは生ける神
の子ですというふうに言った。それを伝えたのはあなたの、アダムスキー的に言うと宇宙の意識です、ということなんです
よね。それが鍵だといわれていることですよね。かつては古代の神官しか神とつながることができないといわれて、人々
は「愚民化政策」をされたんです。ですけれども、アダムスキーが言っている宇宙の意識と、皆さん、あなたがつながれる
んです。ひとつになれるんです。それを今あなたが持っているんです、ということを言ったわけですね。

 それはお金で買うことでも、誰かから教わることでもありません。自らの中にあるんですから。先ほど言ったように宇宙
の意識を知覚するということの作業だけですよ。そういうことなんだというふうに思います。そういうことで私ははっきりいえ
ば、皆さん方のほとんどの方、全部かもしれませんけれども、間違いなく他の惑星の経験を持っています。間違いなく。
思い出していないだけだというふうに思います。そしておそらくアダムスキーを普及させようという気持ち、あるいは支援し
ようという気持ちを持って生まれてきたんじゃないでしょうか。私はどこかでそう感じています、という方もいらっしゃるんじ
ゃないですか。そこまでは感じていないけれども、いろいろやっていくとそういうふうになるかもしれないなと思われる方も
いるかもしれません。ほとんど間違いないですよ。先ほど言ったように全く不利なんですよ。状況証拠からはそれは説得
できませんし納得できません。しかし信じられるんです。そこに鍵があると私は思います。宇宙の意識と皆さん通じている
んですね。つながっています。それは私のものじゃありません。皆さんのものです。自分の中にあるということですよね。
その辺のところをですね、なぜ支持しているのかということでお話したかったことなんです。先ほどの話で、あまりうまくい
っていない方も、もしかするといらっしゃるかもしれない。

  
           基調講演風景

 もしかしたら本当に生命の科学を学んでいなかったのかもしれません。しかしですね、生命の科学を知ろうと思った、ア
ダムスキーを支持できた、理解できた、本当だと思えたということ自体、それだけでものすごく祝福されるべきだと思いま
す。本当の話、干し草の中から針を探すようなものですよ。この社会(世界)において、それを信じられる。よほどおかしい
か真実を知っているかのどちらかですから。皆さんはどちらか、ということになるわけですよね。そんなふうにちょっと言わ
せていただきました。

 私がここで話しているからといって、では、私がいろいろなことがわかっているのか。私を頼っても無理ですね。私はま
だまだ、皆さんもそうですけれども私も成長の過程にあるんですよ。アダムスキーの問題を話に出しますと、私は未熟で
すからという方たくさんいらっしゃいます。だれでもそうですよね。ここで終わったら、もうその人はいないんじゃありません
か。成長しているからこそそこに存在しているんだと思います。よくいわれる言葉ですけれども、教師というものは――私
は教師じゃありません、それは誤解されても困りますが、皆さんの教師でもありませんのでそれは否定しておきます。教
師というものは――学校の先生だと思ってください、完成された人じゃないんですよね。自らも成長しようとする人間なん
ですよ。その気持ちがある人が教えていくんですよね。完成されたところまで待ったら、最後に目を閉じたときまでないで
すよね。ですからアダムスキーはいろいろな言葉の中でそれに近いことを言っているんですけれども、そんなふうに受け
止めた方がよろしいのじゃないかなと思います。それと、すべては必然であるということですよね。皆さんがきょう来られ
たということは因があるんですね。間違いなく因がある。結果としてここにいる。間違いなく因があります。それは疑ってほ
しくありません。因がなくて結果は出ません。必ず因がある。どこに因があるか。それはご自身でですね、確認作業という
のが必要なのではないかというふうに思います。

【アダムスキーとスペース・ピープルの言葉】
 続きまして、アダムスキーとスペース・ピープルの言葉ということなんですけれども、若干時間があればいくつか拾って読
み上げたいと思いますが、まず、私は3つほど大きくお話ししたいなと思っておりました。刻みで時間を見ますとそれほどあ
りませんけれども、まず「希望のメッセージ」という言葉です。私どもから住所をご存じの方々に、約480名ほど案内状を出
させていただきました。そのときの通知文の頭に「希望のメッセージを伝え続けたい」という言葉があったかと思います。こ
れはアダムスキーが金星の母船に乗ったときに長老から言われた言葉、日本語に直すとそういう言葉になりますね。「希
望のメッセージって何ですか」とは、そこに書いてありません。アダムスキーに「希望のメッセージを他の人たちと共に伝え
てください」と言われただけです。希望のメッセージとは何か。それは先ほど言ったアダムスキーが伝えたものという部分、
宇宙の真相、それと宇宙の哲学的な部分だというふうに思います。それを「希望のメッセージ」と呼んでいると思います。こ
れはまた聖書の方になりますけれども、福音書というのがございますね。4つあって3つが「共観福音書」といいます。その
福音書というのはいい知らせをつづったものですよね。

 希望のメッセージもおそらくそうなんだろう。良い教えを伝えているものだというふうに思います。そして先ほどいったよう
なことが希望のメッセージなんだろう。それを皆さん伝えてくださいよ、ということを長老はアダムスキーに託したわけです。
それがどうなっていますかということですよね。それと、私はスペース・ピープルのスローガンというふうに受け止めておりま
すけれども、最初にアダムスキーが乗った金星の母船の中で、オーソンが……ごめんなさいもしかしたら最初ではなかった
かもしれませんね。いずれにしましてもオーソンがいった言葉です。

「地球人の苦悩を光の前の暗黒のように消すために、宇宙の創造主を地球人の道しるべにしよう」という言葉があるんです
ね。オーソンが言っているんですよ。私は彼らのスローガンだというふうに解釈しています。まさに宇宙の意識を指針として
生きなさいということを言っているんですね。私は宗教一切関係ありませんけれども、いろいろといわれている中にドイツの
ニーチェという哲学者がおります。「神は死んだ」といったのは彼ですね。もしかしたら当たっているかもしれないですね。そ
れはあるんですよ。常にあるんですけれども、我々が意識というものを認めなければ結果的にそうなってしまうんだと思うん
です。ですから意識を指針とするというのが必要で、それが復活する。宇宙の意識というものが、等価、本当に正しく評価さ
れる。そういうふうな解釈をしていく必要があるんじゃないかと思うんです。先ほどの言葉は彼らのスローガンで、きっと我々
も彼らと手を取り、足を取って、二人三脚で希望のメッセージを伝えていくとすれば、このスローガンは、我々にも当てはまる
んじゃないかというふうに思うんです。

 実は私、ひとつ話そびれたものを今思い出しました。アダムスキーの伝えたものは言ったんですね。目指したもの、それを
言わなかったですね。それは言いそびれました。それは平和なんですよ。平和。アダムスキーはそれに係わる言葉をたくさ
ん残しています。ですからそれを読みますと、平たい言葉でいえば人類の平和なのではないかなというふうに思います。前後
して恐縮ですがそんなふうに思うんですね。

 今、スローガンということで言わせていただきました。あとは、皆さんが好きな言葉だと思います。アダムスキーと喫茶店で
対談したときに、ラミューとファーコンがいました。アダムスキーが言うんですね、あなた方は私たち地球人を見て失望されま
せんかと言ったときに、いや、私たちはずっと昔に希望の力、信念の力、決してあきらめない力を学んだんだと言うんです。
これは本当にそういう力を持てば必ず結果は出ます。これは宇宙の法則なんですよね。宇宙の意識の法則というよりも、作
られた宇宙における法則だというふうに感じます。この宇宙の法則、これは勘違いしますと大変なことになるわけですね。例
えば私は誰かが好きだ。その人をぜひ振り向かせたい。だけど本当は、意識的にはそういう因がなかった。うまくいかないか
もしれないのですが、一生懸命になってしまうとそれをやりますよね。信念の力、希望の力、そして決してあきらめない……と
やって、挫折するかもしれない。音楽的才能があまりないのに何となくあこがれて一生懸命やった。それは何らかの因があっ
たかもしれませんが、その人は音楽家になるという才能はもしかしたら付与されていない可能性もあります。それでも信念の
力、希望の力、決してあきらめない力というのは使うことができます。

 そして、ある程度の成果を上げることができます。それは現実において力になるんです。功利的な哲学あるいはそういう本
は、そういうことだけを切り売りしていると思うんです。アダムスキーは本物のことを言っているんです。もっともっと本体の部
分。そして、利用できる方法論としてそれがあるということなんですよね。これが危険だというのは、例えばですよ、例としてふ
さわしいかどうかわかりませんが昨年の9月11日、アメリカでテロが起こりました。テロをやった人たちは彼ら流の信念の力、
希望の力、そして決してあきらめない力……とやったかもしれないんです。それくらいのものがなかったらできませんよね。で
すから、これは本当に「これあれかし」と宇宙の意識が促しているというひとつの方向性というものをしっかりと捕らえなければ、
こういうものを正しく利用できないんだと思うんです。それをアダムスキーは言っているんです。例えばこれは一例にすぎない
んですね。私が今言ったのは例えばの話でこういうふうに言えますよといっているだけです。これをもっと、もっと皆さんが議論
をして、協議して、もっともっと深めていく作業が必要なんだということで一例を挙げているだけです。

 私がいくつかメモ書きとして、宇宙からの・・・彼らの言葉というものを持ってきております。若干時間がありますね。いくつか
読みます。どうして私が先ほど平和だと言ったかといいますと、アダムスキーは、「いわゆる黄金時代がくるとすればこの仕事
はその先駆を成すものでしょう。この計画に作られた名称は生存のための精神改革運動です。」という精神改革運動という言
い方をしていて、「もし地上に生き残る人がいなければ、城を建てたり、世界がどのようになるのかといった夢を描いたりする
必要はありません。新しい世界を楽しもうとするなら夢を描く必要があります。」というふうに言っています。そして「不信と嘲笑
のため、多くの個人的なコンタクトの内容が他人に全然漏らされません。そこでブラザーズは精神改革運動……」これがGAP
という活動になったわけで、「できるだけ各国に広めるようにと示唆したわけです。」この文章は全部つながっていません。ピッ
クアップしただけですから。文章を読むと何となくつながっているように感じると思いますが、つながっていませんので。

  「このようにして他の惑星の友に関する良き理解を得ようとする国の人々の間に、世界的な友情が確立されるでしょう。
そして、人々が理解力において生長するならば、人間を分裂させていた多くの障壁は除かれて、闘争の世界に調和と平和が
もたらされるでしょう。」、「・・・これは、非政治、非宗教活動で、その唯一の目的は理解を通じて友情を促進することにありま
す。」、「・・・いかなる世界でも人類の究極の目標である平和は、偏見や軍備という大通りにおいて絶対に達成できないことを
ブラザーズは知っている。」、「・・・そしてブラザーズも私も世界の平和運動における重要な要素として、日本の同胞に頼るとこ
ろ大なるものがあります。」というようなことを言っております。
  これが平和だと私がいった理由です。私が言っている平和というのは戦争がない状態。あるいは静かな状態が続く、それで
はありません。アダムスキーが言っている宇宙の意識を感じられて行動できる世界を平和といっているわけですね。そんなふ
うにご理解いただきたい。

 そしてその他に、いくつかお伝えしておいたほうがよろしいかなという言葉があります。「人々は私たちの個人的なコンタクト
を求めており、人類の改革運動に乗り出す前に私たちから支持を得たがっています。しかし人々はまず、自分の魂の意識を
宇宙の意識と融合させることを知る必要があります。」、「・・・今や地球人は絶え間なく展開する知識にたいしてドアーを開きつ
つあり、宇宙船に乗って父の国(父の国という表現を使っていますが、宇宙ですね)を旅する機会を初めて与えられています。」
先ほどの宇宙船の開発に係わってくる。
  「我々が未来において、進歩した知識から恩恵を受けようとすれば、準備のできている人は今こそ私の哲学を研究し、その
知識に対する欲求が一般化するときには、すでにそれを身につけている必要があります。」、「・・・宇宙哲学を体得した人に必
要なのは広範囲な活動性です。私は基礎工事を完了しましたが、私がこの世にいなくなった場合に、それを引き継ぐ人がいな
ければなりません。」
 「・・・異星人の計画は地球の人類と他の惑星の人類間の良き関係を確立するからです。これこそ地球の文明の存続を願う
ための唯一の拠点です。」、「・・・今やUFOに対する興味本位の時期は過ぎて、行動の時期となりました。」

 これを言って、50年も前なんですよね。その他、例えば「生命の科学」の中では、皆さんもよくご存じだと思いますけれども、
「スペース・プラザーズは、読者の多くがこの講座を通じて十分に発達し、研究グループを組織することを望んでいます。そうす
ればあなたは自我を理解するのに、宇宙ばかりでなく他人をも援助することになるでしょう。そうすることによって我々は更に
良き社会を持つことになるのです。」、「・・・団体による研究や討論会の必要を感じている人は、世界各国ばかりでなくアメリカ
だけでも2億近くいるからです。ゆえに、この種の研究活動を行ないたい方はいつでも新しいグループを始めることができます。」
「宇宙の意識とは水流を上方に噴射して、次にそれを無数の水滴にしてあらゆる方向に落とし、再びプールの中の水と一体化
せしめる噴水のようなものだ」ということを言っています。

  要するに人間の1人1人は宇宙の意識から放出されている魂だということを言っているんですね。それで、長老の言葉で、先
ほど私がちょっと言いました「進む道が正しいかどうかを決定するのには確実な指針があります。それは全く簡単です。もし地球
人の思想や行動の結果が間違っているなら進む道は創造主の援助の光からそれていますが、行く道によき物事が起こるなら、
あなた方の子ども、その子どもたちの生活は喜ばしいものになるでしょう。病気や闘争で乱れることなく祝福があなたの永遠の財
産になるでしょう。」と言っています。
  最後に、宇宙船の内部で語ったカルナの言葉・・・言葉の最後であって、まだ続きますけれども「こんな悲しいことをお話しする
のはたいへん残念です。しかもこのような苦悩が宇宙のどこかにまだ存在するなんていっそう悲しいことです。他の惑星に住む私
たちは悲しい人々ではありません。」それを聞いてアダムスキーは、「彼らは、自分の惑星にいて楽しいのだ。しかも進んで地球の
悲しみを共にしながら私たちに光明をもたらそうと長い間絶え間なく努力しているのだ。」ということで、すごく心に感じたものがあ
ったということなんです。全部ではありませんが主なところだけちょっと私、今日確認した方がよろしいかなと思った部分なので読
ませていただきました。

【未来的展望】
 最後に未来的展望ということなんです。そもそもこのタイトルは日本語として正しいのかという感じが正直あるんですけれども、
「アダムスキー問題の未来的展望」という形で初めからタイトルを入れなければなりませんので、とりあえず入れさせていただいた
タイトルだったんです。それで私は間違いなく思うんですけれども、私たちがアダムスキーの意志を引き継いでやるべきことをやっ
ていったら、輝かしい未来を期待してよろしいと思うんです。これは間違いないです。ただ、アダムスキーに因のある方なんですね。
アダムスキーが言っていることは宇宙の普遍的原理を言っていますから、アダムスキーと直接関わりなくても必ず成功するはずで
すけれども、事、アダムスキーに係わった、あるいは何らかの因を持っている人たち。ほとんどそうでなければ本日おそらくここに
来ません。皆さん方何らかの因を持っていますね。そして、そういった方々が自分のやるべきことというものを感じていただいたら、
必ずもう輝かしい未来というのは約束されると私は思います。私たちは先ほど言った交流時代ということを考えますと、宇宙と地球
をつなぐ架け橋という役割を担わなければいけないと思うんです。

 そういう意味ではおそらく大きな大国といわれている国、あるいは政治、あるいは国連といわれるような組織、機関、そういったも
のが成しえないことを、アダムスキーをやった方々はやるかもしれないという可能性があるんですね。要するに地球と宇宙をつなぐ
かもしれないということなんです。その役割を担うのはおそらく大きな国、あるいは国連ではない。1人1人なんだと思うんです。です
から大衆はあなたの力になります、というふうにアダムスキーは言われているんですね、彼らに。そういうことを意味しているんだと
私は思います。そういう意味では、宇宙と地球を結ぶ皆さん方、おひとり、おひとりが宇宙の外交官だという意識を持っていただい
て間違いないと思いますね。これからの未来、アダムスキーの未来的展望というのは間違いなく輝かしいものになるはずです。

  ただしそれまでの間に、もしかすると多くの苦悩があるんじゃないかという気はいたします。しかしそうであっても、今回こそアダム
スキーが言っているような本当の宇宙時代というのが、黄金時代という表現を使ったりもしていますけれども、来るんだというふうに
私は思っております。それはいわばいろいろな理由があります。この50年、我々が知らないところでそれが進んでいるという可能性
も実はあるわけですよね。そういうことを考えれば、やはりこれからの未来というのは我々自身にかかっているという気が大変する
わけです。

 宇宙の意識を私がこういうふうに、今日お話ししたから、私を信じるということはしないでほしいんです。私は責任を持てませんか
ら。申し訳ないです。これは皆さんが自分の中で感じていただくことなんです。生命の科学の作業の第1は自ら体験して、自ら感じて、
やったことにたいして評価を下すという部分ですよね。それを身をもって体験しなければ生命の科学は生きたのか、生きなかったの
かわからないと思うんですよね。私も少ないながらもやはりアダムスキー的な生き方をして、少ないながらもこれはやはりうまく行くな
というふうに思います。ですから、そういう意味でアダムスキーの体験というのは「生命の科学」で言っている宇宙の意識というものを、
自らの指針とするということでお願いしたいなと思うんです。これからはおそらく宇宙時代、あるいは宇宙と地球との交流時代。なぜ
交流かというと、おそらく宇宙船が大きな鍵を握るだろうと思うんですね。それと宇宙船ももちろんですけれども、皆さん方が鍵を握
るということはほぼ間違いないと私は思いますね。皆さん方に私は何もすることはできませんし、してあげることもできません。何もな
いんです。教えることもないんです。皆さん方、もう持っているんですね。すべてを。

 必要な物がそこになければ人間はそこに発生しません。植物も土があって、温度があって、水があって、初めて発芽するんです。
ですから自分がそこに生まれたということ。それはもしかすると、たいへんな家庭かもしれませんね。貧乏なんだよという人がいるか
もしれない。いろいろと苦労するんだと言うかもしれない。でも、あなただからこそ、そこへ生まれられたんですね。10のマイナスを背
負う人は、10の力を間違いなく持っていますから。それは私は昔からそう思っています。必ず持っています。そして、その人がそこに
存在する準備が整ったからこそ、そこに存在するんですよね。だから皆さんはそこに生まれたんです。それはもう間違いないんだ。
自分の存在を否定してはいけないと思います。まずそれを肯定して、そして宇宙の意識ということを本当に信じてやっていただきた
いなというふうに思うんです。

 きょうはパネルディスカッションの中で具体的にお話しがあるだろうかと思います。その辺のところ、私が言ったから、だれが言った
からではありません。皆さんは選択できるんです。いいなと思った人のお話を心に留めて、そしてこれからの活動に役立てていただ
けたらなと思うんです。私、基調講演ということです。特別講演ではありませんからね。基調講演です。これはパネルディスカッション
に入るまでの導入としての講演ということになります。そういうことで具体的なことをあまりお話はしておりません。しかしこれは導入と
してお話しさせていただいたということで、ご了解いただきたいと思います。私がここでぺらぺらしゃべっていても、けして皆さんより私
が知っているからということではありません。やはりこれも因があったんだと思います。そんなふうにご理解いただいて、何か気にさわ
ったことを言ったとすれば、お許しいただきたいと思います。たいへんご静聴くださいまして、ありがとうございました。

(司会者) 渡邉様、たいへんありがとうございました。話を聞いていてふるえが止まらなくなりました。渡邉様の長年ためていた情熱
が、地獄谷の間欠泉のようにプシューッと会場の方に吹き出しているのが横から見えました。皆様、おひとりおひとりはどうお感じに
なったでしょうか。懇親会でぜひお聞かせください。皆様、今一度、渡邉様に大きな拍手をお願いいたします。ありがとうございました。
 ここで15分間の休憩をさせていただきます。プログラム3は3時ちょうどより始まりますので、それまでにはお席にお戻りくださいます
ようお願いいたします。