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YJOCVA機関紙20号

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山梨青年海外協力隊協会通信
                     VOL.20 2006 3月 
編集・発行 山梨青年海外協力隊協会 〒407-0108 山梨県甲斐市宇津谷5324-5
       (青年海外協力隊ОB会)                会長 高石一朗
ホームページ http://www.fsinet.or.jp/~yjocva

『会長挨拶』                  高石一朗(60-2 ケニア 自動車整備)
 新年明けましておめでとうございます。
 幸多き新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。昨年中は会員の皆様方より多岐にわたるお力添えを頂き、お陰様で全ての行事が無事終了する事ができました。皆様方の平素のご協力を、心より感謝申し上げます。
 本年も昨年同様、よろしくお願い申し上げます。また新しいアイデアやご意見がございましたら、ご遠慮なくお聞かせ下さい。年頭にあたり、謹んで新春のお祝辞を申し上げますと共に、皆様のご健康とご多幸をお祈り申しあげます。

『JICAボランティア募集説明会&報告』
 JICAボランティア秋募集が10月10日から11月16日の期間行われた。
 山梨県での募集説明会は、山梨県国際交流センターにおいて10月16日、11月9日に2回開催。JICA八王子より佐々木職員・尾方協力員が参加し、推進員・山梨県青年海外協力隊協会の皆様と共に会を進行いたしました。
 10月16日は、10:00〜12:00シニア海外ボランティア、日系社会シニアボランティア説明会を開催。パネリストに、中島さん(シニアボランティア、チェニジア、木工)、安達さん(日系社会シニアボランティア、ブラジル、福祉)に依頼。参加者は、8名。パネリストお二人の貴重な体験に耳を傾けていました。午後、14:00〜16:30には青年海外協力隊、日系社会青年ボランティア募集説明会を開催。パネリストに青年海外協力隊OG林さん(14−2、中国、幼稚園教諭)、日系社会青年ボランティアOG白坂さん(18回生、メキシコ、文化活動)に依頼。参加者は、17名。白坂さんは横浜から来てくださいました。お二人の体験談、応募にいたるまでの経緯は参加者にとって親近感の持てる内容でありました。山梨県OVの皆様にもお休みのところ来訪くださり、参加者に事細かにアドバイスをしていただきました。
 11月16日は、18:30〜20:30青年海外協力隊の募集説明会を開催。パネリストに安達さん(14−3、スリランカ、体育)、霜村さん(14−1、ネパール、自動車整備)に依頼。参加者は、28名と想像以上の人数でした。パネリストのお二人には、既に何回も体験談をお願いしているのでポイントを押さえたとても分かりやすく、リラックスできるお話で参加者の方も積極的に質問をしてくださいました。OVの皆様、また春募集で合格し4月から研修に入る方も来てくださり参加者の方々とお話をしてくださいました。
 12月4日のJICAボランティア第1次選考では、応募者21名中12名が選考に臨みました。これからも皆様のご協力をお願いします。秋募集期間中は、大変お世話になりました。
      JICA推進員 雨宮 律子

『県民の日フェスタ&国際フェスタ』
 小瀬スポーツ公園において県民の日フェスタが11月12・13日に行われました。
 国際交流協会主催の「国際フェスタ」でJICAブースを出展し、ブルキナファソの曽根さん、後藤さんに依頼し、お二人の任国の工芸品のフェアトレードを行いました。また、JICA資料配布、応募相談を随時行い、一般の方(青年海外協力隊・シニアボランティア希望)、大学生、高校生と幅広い年齢層の方に立ち寄っていただきました。JICAという名称、内容を広報するとてもよい機会でありました。また、ステージでは、1日に2回JICAの紹介をさせていただき、その後JICAブースに来訪者が増えました。また、県内で活動している国際協力団体とも知り合うことができ、今後の協力を進めていきたいと思っております。蛇足ですが、交流協会、近藤次長のご指導の下、国際交流員2名(エリカ、ジョナサン)、パスポートセンターのりっちゃん、るみこさん、近藤次長の息子さんと私7名でタップを披露させていただきました。9月から3ヶ月間の練習の成果が発揮でき、まずまずの踊りをお見せすることができました。見に来ていただきました皆様、どうもありがとうございます。
 JICA推進員 雨宮 律子
 

 JOCVAブース 恒例のサモサ販売 


 JICAブース 曽根さん、後藤さん


タップダンスの披露


NHK-TVフランス語講座でおなじみのドミニックさんとジェシーさん
 
 山梨青年海外協力隊協会ではサモサ販売を行いました。1日目のお天気は良かったのですがお客さんが少なく、サモサの販売も今ひとつでしたが、2日目は沢山の人で作るはじから売れて好評でした。
 私のお目当ては、知っている人は良く知っているフランス人歌手のドミニックとジェシーのシャンソンショーで、サモサ作りを途中で抜けだし、1時間ほど楽しませてもらいました。もちろん一緒に写真も撮りました。二人は富士河口湖町に在住のことだそうです。(石原)
 
『出前講座 四方津小学校』
 上野原市四方津小学校において11月6日出前講座を行いました。
 小学校6年生77名を対象に、国際理解講座の一環でさまざまな国調べ、発表を経て実際に海外で生活をした方の話をしてほしいという小学校の先生の依頼でした。いろいろな国の方を3名ということで以前講師依頼の広報をさせていただきました。皆様の暖かいご協力をいただき今回は、講師に中沢さん(エクアドル、卓球)後藤さん(ブルキナファソ、看護師)林さん(中国、幼稚園教諭)にお願いしました。それぞれの国紹介を約25分ずつ3グループに小学生を分け3回行いました。国ごとの特徴を紹介し、質問や意見を講師が導きながらの参加型の授業でした。今回、私も会の運営、記録として参加させていただきました。エクアドルでは食べ物の命の原点について、中国ではパンダのセーターと日中問題について、ブルキナファソでは看護の現状と人の命、環境について、がとても印象的でした。小学生にとって何が一番印象的であったのかは、それぞれだと思いますが、どうやら中国のトイレ事情であったようです。
 JICA推進員 雨宮 律子
 






『平成17年度第2回JOCA評議員会に出席』
 1月25・26日の両日、(社)青年海外協力協会の評議員会がJICA広尾であり、出席してきました。ここ数年評議員会は、スムーズに議事が進行しており、今回もつつがなく終了しました。2年ぶりに実施された新春交換会では、広尾訓練所で10年間講師を務めた多田千尋氏の楽しい講演の後、隊員派遣国の大使らと楽しい話で盛り上がりました。    (野崎)


『平成17年度 JOCA 評議員ブロック会議(関東)に参加して』
秋山尚子(13-1 バングラデシュ 理数科教師)
 12月10日、11日にさいたま市で行われたブロック会議に参加しました。今年で2回目だったのですが、何を話し合っているのかがつかめず、野崎さんに解説してもらいながら見学しているといった感じでした。
 会議全体を通して、話し合いたいことはたくさんあるけど、時間がないといった感じでした。夜の懇親会でも、同窓会でもしているように和気藹々と楽しんでいる姿が印象的でした。私も、久し振りに同期に会えたので楽しい時間を過ごさせてもらいました。
 前回も感じたのですが、これだけOB会の活動を、お仕事をもった上でしているので、すごいなぁと感じました。
 以下、その時の日程を報告します。なお、次回は東京で開催されます。
 
12月10日
13:00      受付
13:30〜13:35  開会挨拶
関東ブロック幹事 佐藤 利哉(神奈川)
13:35〜13:45  来賓紹介
13:45〜14:00  出席者自己紹介
14:00〜15:00  JICA事業報告・質疑応答
         青年海外協力隊事務局 次長 谷川 与志雄
15:00〜15:40  関東ブロック活動報告
         @ 幹事・副幹事活動報告
         A 各県活動報告
15:40〜15:50  休憩
15:50〜16:50  JOCA中間報告
         @ 活動報告
         A JOCA収支会計報告
16:50〜17:00  会場片付け
17:30〜     夕食・懇親会

12月11日
7:00〜     朝食
8:15〜     移動(ホテル〜さいたま市桜木公民館)
9:00〜     各議案について
@ 広尾でのボランティアフェスタの可能性(東京OB会より)
A 今後の広尾センターの利用について(東京OB会より)
B ブロック会議の位置付けについて(茨城OB会より)
C 関東ブロックからの次年度JOCA理事の推薦について
(茨城OB会より)
D その他
10:30〜     JOCA地球生活体験学習スキルアップセミナー
          講師 地球生活体験学習チーム 土橋 泰子
12:00      閉会


『パラグアイを訪れて』            雨宮 律子(14-1 パラグアイ 家政)                          
 ダラスの空港のマックで、コーヒーを二つ頼んだのにサラダを二つ持ってくるという英語の洗礼を受け学生8名、保護者2名、その他2名と私の13名『パラグアイ野球交流会』の一団は12月20日から31日まで南米パラグアイを訪れました。
 協力隊として2002年7月から2004年5月まで活動し、任期残り3ヶ月を残し怪我で任期短縮をしました。お世話になった方々に十分な挨拶ができないままの帰国であったので、今回のパラグアイ訪問は願ってもないチャンスでした。
 久しぶりの国は何も変わっていませんでした。頼んでもいないのに空港で荷物を運び出し、お礼のお金が少ないと怒っているおじさん、ボロボロの黄色いタクシー、路上の人々。着いたとたんに汗が吹き出すほどの暑さの中、こんなに早くパラグアイを訪れることができるなんて夢のように感じました。
 初日は、首都アスンシオンでJICA職員の方々と時間をすごし、2日目からは日本人の移住地ピラポに移動しました。こんなに遠くに来たのに、日本語が話せる、日本食が食べられる。活動中には年に1回訪れる安息の地でした。ここにシニアボランティアで野球を教えている小澤さんの活動場所の拠点があります。日系の方々にとっては、サッカーの聖地南米といっても日本人の愛する野球は盛んに行われています。学生達の中には、初めての外国がこの国という人もいて、全てが緊張感と興味の連続だったと思います。
 毎晩歓迎会をしていただき、赤土を満喫しました。山梨県出身の3家族に会うことができ、特に望月さん御一家には大変お世話になりました。
 26日から任地に赴き、久しぶりにホームステイ先の家族に会いました。パラグアイは何も変わっていませんでしたが、子供はとっても変わっていました。明らかに大きくなって、大人になっていました。私の住んでいた部屋は現在、韓国のボランティア(KOICA)のパブロが住んでいました。
 私の一番のしたかったことである、沢山のお世話になった方々への挨拶をやっと実行しました。ほとんどの家庭は連絡手段が無いのでいきなりの訪問です。1年半ぶりのお友達は、私を暖かく迎えてくれました。いつから講習会を始めるのかとしきりに聞いてくれました。みんな元気で、私の心配をしきりにしてくれて、近況を楽しそうに話をしてくれて幸せな時間を過ごしました。
 いつまでもここにいるから、いつでも来てね。あなたの家はここにあるから。
 そう言ってくれました。
 協力隊として来たパラグアイ、そのときの心境とは違った気持ちでリラックスして全てを見て感じることができました。
 今度は、いつ訪れることができるかわかりませんが私の家にまた帰りたいと思います。




『ピース・トーク・マラソンに参加して』   清水 美穂(5-1 ジンバブエ 数学教師) 
 2005年11月19日にJICA主催のピース・トーク・マラソン in 山梨が行われました。
 これは、市民が共に「平和」と「国際協力」について考えるために、日本全国を巡回しているものです。今回、囲碁棋士の梅沢由香里さんと歌人の田中章義さんが、自分たちが行っている「等身大でできる」国際協力を紹介してくれました。また、県内の高校生や大学生が行っている国際協力、県内で活躍している方々のパネルディスカッションを通して「一人ひとりにできること。一人のためにできること。」を考えることができました。
 私が働いている山梨英和高校の生徒たちは、学校で行っている国際協力について発表する機会が与えられました。山梨英和では、昨年の11月にウォーカソンと呼びばれる強歩大会が行われました。「ウォーカソン」は、隣人のために汗を流し長い距離を進むという意味を持っています。生徒たちは完走すると、スポンサーから約束した金額をもらいます。集まったお金は、タイで最も貧しいと言われている東北地方の子どもたちの中学進学を支援する「ダルニー奨学金」として寄付されます。今年のウォーカソンでは約130万円が集まり、タイに送られました。山梨英和では、今までに230人の子どもたちを支援してきました。現在は49人を支援しています。また、奨学金の支援状況を視察するためにタイ研修も行われ、タイとの交流から大切なことをたくさん学んでいます。
 生徒達は、ピース・トーク・マラソンで自分たちの活動の発表をして、国際協力について深く考える機会が与えられました。また、そこで出会った人から刺激を受け、学んだことを実行していきたいと思っています。これからも、このようにお互いが励まし合い、学び合い、協力しあえる場をつくり、国際協力の輪が広がっていくことを願っています。


(梅沢由香里さんと一緒に)

『タイの印象』            平岩 正幸(60-2ドミニカ共和国 電子機器)
 2005年の年末に女房と2人でタイ旅行に行ってきました。この年は、春にベトナム旅行もしたので、東南アジアの2カ国を渡航経験国に加えることができました。私は、初めての海外渡航は協力隊のときでした。そのころは、個人で気軽に外国にでかけるという感覚はまったくありませんでした。しかし、協力隊赴任国のドミニカ共和国で生活にもなれた1年後に任国外旅行ということで、アメリカ、メキシコ、ジャマイカ、プエルトリコを一人で旅行してからというもの、外国旅行の面白さに目覚めてしまい、山梨に帰ってからも機会があれば、ちょくちょく新しい国にいくようにしています。ということで、今回新たに訪問したタイの印象について書きたいと思います。
 タイは、大国だ。なんて駄洒落をいうと、「おじんくさい」と馬鹿にされそうですが、実際タイの首都バンコクの発展には目をみはるものがありました。訪問したのは、バンコクと80km位北のアユタヤーという遺跡で有名な街くらいだったのですが、タイの庶民にも触れることができ有意義な体験でした。タイの人々の印象は、「おっとりとしておだやか」という印象です。インドや中国で体験したような「しつこい物売りの商人」もほとんどいなかったですし、タクシーで値段をふっかけられることもほとんどありませんでした。
 一言でいって、先進国に近い中進国といってしまえば、そうなってしまうんでしょうが、伝統的な王室があったりして、歴史も長い国なので、おだやかな国民性になっているんだと思いました。タイのナイトライフで日本人観光客がよくいくものに、ニューハーフショーとムエタイがあるのですが、渋る女房を説得して両方みてきました。ムエタイはタイ本場のキックボクシングですが、選手になんと日本人もいて驚きました。へえ、こんなとこにも、修行できている日本人がいたのかという驚きとともに、日本人も結構いろんな国や分野で多様性をもってチャレンジしているんだと実感させられました。

『出前講座をサンテクノカレッジで開催』
 JICA(国際協力機構)のさまざまな事業紹介をしたり、協力隊の体験談などをとおして、国際協力の現場をより知ってもらうための出前講座が、2006年甲斐市の専門学校サンテクノカレッジで開催されました。サンテクノカレッジの受け入れ担当は、同じ協力隊OBの私(平岩)が担当しました。当日は、雨宮律子さん(パラグアイ)、林奈々子さん(中国)のお二人を講師に招き、体験談やワークショップを通して国際協力について深い理解が得られました。
 講演後、学生には感想文を書いてもらいました。学生は、JICAやJOCVのしくみがよく解ったようで将来参加してみたいと書いた学生もいました。また、JOCVに参加している人たちが多種多様な職種でいっていることにも初めて知った学生もいて、自分も得意分野を高めて参加してみたいと思った学生もいたようでした。
(平岩)


(雨宮さん)


(林さん)


『任国からの便り』        16−2 ジンバブエ コンピューター技術 秋山進
 当協会からご送付されました日本食頂きました。大変ありがとうございます。こちらの生活も大分慣れ、任期も残すところ約1年となりました。今年も更なる飛躍を目標に自分の活動を頑張っていきたいと思っています。
 さて、簡単に近況を以下に述べさせて頂きます。
 現地語学訓練後1月中旬ごろに活動先に赴任しました。私の活動先は、首都ハラレからバスで約20分位にある職業訓練学校で、洋裁、機械工学、IT、木工、そしてセカンダリスクールの5部門から成り立っています。生徒の半分は身障者(主に肢体不自由)で、身障者が社会参画することを目的とした学校となっています。私の所属先はIT(コンピュータ)部門で、そこでプログラミング言語及びコンピュータのアーキテクチャーについて教えています。ここジンバブエでは、資格を取得することがひとつのステータスとなっていて、生徒は非常にまじめに勉強をしていると思います。印象としては、まじめではあるが、論理力や応用力は弱いといった印象です(特に数学)。レクチャラーに関して言うと、教え方が乱暴であったり不真面目であったりといった印象です(レクチャラーの遅刻・無断欠席、ノート丸写し等)。私が教えている科目は、生徒達は最終的に国家試験を突破することを目標としているので、短い時間の中でシラバスを網羅しなければならないので正直一苦労です。ただ、その中でも私は生徒達がアクティブになる授業を心がけています。暗記中心の授業ではなく、生徒達に考えさせる授業にするようにしています。結構準備が大変ですが、そうすることが私ができる唯一の仕事だと思っています。日々の生活ですが、停電・断水は結構多くてつらいです。特につらいのが、物価の急激な上昇と銀行でのドル引き落としが不可能になったことでしょうか。これはアフリカの中ではジンバブエだけではないかと思います。物価の上昇で例えて言うと、私が赴任した頃のUSドルの公式レートは6200Z$。現在は約84000Z$。一年で10倍以上の跳ね上がりで、パラレルレートも同じくらいの開きになっています(ちなみに買い物する時は札束を一杯持っていきます 笑)。そんなジンバブエですが、わたしは結構楽しんで生活しています。仕事後同僚と現地のドブロクを飲んだり、こっちの主食「サザ」を食べたり。意外においしいです。(体重はかなり減りましたが。。。)
 最後に、2005年1月10日から新しいクラスが始まる予定なので、また忙しくなりそうですが、悔いのないように頑張って活動をしていこうと思います。


『表敬訪問&壮行会』
 11月21日(月曜日)11:30より、山本栄彦山梨県知事へ表敬訪問を行った。
 11月31日にパラグアイへと出発した青年海外協力隊隊員、土橋めぐみさん(17−2、小学校教諭)は、「今までの培ってきた知識、技術を活動に活かしたい」と豊富を述べ、県知事より「一日も早く、任地の生活に慣れ活躍してください」と激励の言葉をいただいた。
 11月18日に帰国しました、シニアボランティア飯久保さん(ウズベキスタン、養蚕)の帰国報告も行いました。同日、18:30より青年海外協力隊協会、育てる会主催による壮行会が行われ、参加されましたOVの方々よりアドバイスを土橋さんは頂き決意を新たに出発していかれました。
 土橋さんより、任国から近況報告がありまして、パラグアイの気候、ゆったりとした時間に慣れてきたそうです。
 JICA推進員 雨宮 律子



○平成17 年度2次隊 
土橋めぐみさん ( パラグアイ 小学校教諭 )

『お帰りなさい』
飯久保 誠さん  シニアボランティア( 南アルプス市 ウズベキスタン、養蚕)
安藤 勝洋さん ( 大月市 15−2 ベトナム 建築 )
堀内 節子さん ( 山梨市 15−2 バヌアツ 保健師 )
氏原 求 さん ( 北杜市 15−1 パプアニューギニア 理数科教師 )

『今後の日程』

 月  日  曜日  時間  事   項  会   場
 3  5  日  10:00  ボランティア家族連絡会  県国際交流センター 
 13:30  帰国報告会
 3  23  木  18:30  17年度3次隊壮行会  SHOW人
 4  2  日    定期総会  
 4  16  日  10:00  シニア海外ボランティア説明会  県国際交流センター
 14:00  青年海外協力隊募集説明会
 4  26  水  18:30  青年海外協力隊募集説明会  県国際交流センター
 5  10  水    春募集締め切り  


『編集後記』
 いつも今頃の季節になると二本松訓練所のことが思い出されます。訓練所生活も十人十色で楽しかった人、厳しく感じた人それぞれですが、私にとっては語学のシゴキを受けたとても厳しい期間でした。
 カルチャーショックは訓練所で強く体験しましたが、時が経つといい思い出に変わるものです。また今年も3月の最終日曜日に二本松市詣でに行く予定です。  (石原)
 
 年末に、TVドラマ『白線流し』の再放送があり、思わず見てしまった。今回はスペシャルの最終回で、高校を卒業した主人公たちの8年後が描かれていた。このドラマの主人公の1人であるTOKIOの長瀬君が演じる大河内渉は、協力隊の溶接隊員としてスリランカに赴任した設定になっている。そして、スリランカで知り合った女性隊員と結婚するのである。現地での活動内容はドラマでは登場しなかったが、まさに同じケースの溶接隊員を知る私は、長瀬君と比較してしまい、いつも違和感を覚えてしまう。
 ところで、先日の評議員会で、協力隊の参加者を増やす手段として、木村拓哉主演の協力隊のドラマを作ればよいと発言したOB会長がいた。確かに単に応募者を増やすには効果的かもしれない。実際、1993.10〜12に放送された柴門ふみ原作の『あすなろ白書』で、木村拓哉の演じる主人公が協力隊員としてケニアに赴任する場面があったらしい。当時隊員だった私は見ていないし、果たしてその後応募者が増えたかは定かではない。
 今般、国際協力銀行(JBIC)の解体と絡んで、JICAの取り扱いが注目されている。一方、来年度から協力隊もSVとの関係は新たな段階を迎える。また、東欧諸国がEUに加盟するため、派遣を順次停止するという。協力隊も大きな岐路に立っているのかもしれない。(n)