北斎桜



イギリスからの里帰り


葛飾北斎の絵に魅了された英国人のコーリング・イングラムは、20世紀初頭に日本から様々な桜を輸入してイギリスの
ケント州ベネンドンにある邸宅ザ・グランジに桜の庭園を造りました。コーリングはその中にまだ学術名の無い桜を見つけて“Hokusai(ホクサイ)”と名付けました。
日本は長い年月をかけて多種多様の桜を育ててきましたが現在ではソメイヨシノ一色に姿を変えていきました。


昨年12月に植樹された北斎桜は、イングラム邸の北斎桜を起源として世界遺産英国「キュー王立植物園」から
「日本花の会」を経て、ご縁により当八幡宮の境内に“里帰り”をした日本では数か所でしか存在が確認されていない
稀少な桜です。御参拝の折にはどうぞご覧ください。



      



3月22日現在・・・つぼみが膨らみ始めました。  



   4月5日現在・・・きれいに咲きました。