RC整備事例

ラジコンの整備事例集です。パーツの組立や整備の様子などを写真付で解説します。
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本整備事例は、TPHのRCガレージ内に掲載しております。
他にも事例がありますので、是非ご覧くださいませ。


ブラシモーターのメンテナンス

画像
解説
ブラシモーターの整備事例です。
走行しているうちに内部にダストが
溜まり、長期間放置するとモーターが
動かなくなります。
定期的に内部の清掃、ブラシ交換を
お勧めします。
まず、ブラシを外し、ビスを緩めて
モーターを分解します。
早速ここでダストが見えてきました。
モーターカン内部の状態。
かなりのダストが付着しています。
ローターを外した状態。
これからコンプレッサーを使って
ダストを落します。
モーターカン内部。
エアブローをかけて、クリーナーで
洗浄した直後の状態です。
その他のパーツもエアブローをかけ、
クリーナーで洗浄しました。
RCクリーナーが入手できない場合は、
カー用品のブレーキクリーナーを流用
してもOKです。
今回は、ブレーキクリーナーを使って
洗浄しました。
洗浄後、しばらく乾かしておきます。
乾かしたら最初の分解の時と逆の
手順でモーターをリビルト。
ローターのシャフトにベアリング
オイルを1滴塗るとよいでしょう。
ローターをモーターカンに戻し、
プレートをはめ込みます。
溝からはめ込んだら、45度くらい
回した位置にしておきます。
ブラシも新品に交換します。
これは消耗品なので、定期的に交換が
必要になります。
ブラシ交換し、本体にセットしたら
ピニオンギアを取り付けます。
モーターをアンプと接続します。
この時、接続部分同士が接触しない
ようにしなければなりません。
専用のチューブか絶縁テープを
必ず巻きましょう。
ギアのバックラッシュにも注意して
モーターをシャシに取付けます。
整備した日をこうしてわかるように
しておくとよいでしょう。

ご参考、上が消耗したブラシ、下が
新品のブラシです。
減っていることが一目瞭然です。
モーターは、月に1回サーキットで
走行する想定で、約半年に1回が
メンテナンスの目安と思われます。
定期的な整備を心がけましょう。
ブラシについて補足します。

ブラシモーターには種類があり、
スタンダードタイプとレイダウン
タイプがあります。
これは、ブラシを挿入する向きの
違いで、スタンダードタイプは、
ブラシを縦長方向に、レイダウン
タイプは、横長方向に挿入する
ものをいいます。

ブラシは、スタンダード用、レイ
ダウン用とそれぞれ専用のものに
なっていますので、ブラシを購入
する際はご注意ください。

レイダウンタイプは、主に競技等に
使われることが多く、一般的なのは
スタンダードタイプと思われます。
今回の整備事例で紹介したものも、
スタンダードタイプとなります。



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