太田忠司さん

「新宿少年探偵団」 (99/04/05)

 前から友達には、面白いから読んでと言われていて、やっと読むことが出来ました。こういうお話好きなんですよね〜。TVで昔やっていた「思いっきり探偵団 はあど組」(漢字思い出せず)を思い出させてくれるようなストーリィ展開。学校では、つまはじき者にされてしまっている羽柴壮助、神崎健太郎、夢野美香、七月響子この4人が、ひょんな事から謎の少年蘇芳の目にとまり。新宿少年探偵団が結成?されてしまうのです。このシリーズの1作目ということで、主な登場人物が出てきて、少年探偵団が結成されるところまでといった感じで比較的さらりと読めましたね。

 物語の中で面白いなと思ったのが、芦屋能満の目指した新しい科学という存在でした。科学というのも所詮思想の一つに過ぎない、その思想を根底から覆せば新しい科学も作ることができるという言葉にちょっとだけ共感を覚えましたね。「科学も思想の一つ」というところがですよ。登場人物の中では、夢見る夢野さんが「お気に」です(笑)鏡に向かって話しかけるなんて凄いというか可愛いというか「くぅ」って感じです(おいおい)さすがに実際にいたら怖いですが・・・。続編を読むのが今から楽しみ楽しみ。

 


戻る