森先生の「本日の一言」

2001年12月

 1日 「関係者を労ってほしい」とのお言葉に、「関係者って……?」と考えてしまいました。

 2日 「どうしてウイルスなんか作るんでしょう?」「そこに隙があるからだ」。

 3日 「アウトルックは駄目」と話すうちに、口の中でリトマス試験紙が赤くなった。

 4日 Mac派は昔のWinの悪口を言い、Win派は昔のMacの悪口を言う(この法則は応用範囲が広い)。

 5日 巨大な添付ファイル付きメールを平気で流す人たちを「暴送族」と呼ぼう。

 6日 もしパソコンのOSが統一されたら、一番喜ぶのはウイルス。

 7日 暗くなるまで独りで遊んでいた。また明日も同じ遊びをしよう、と思った。

 8日 どうしてもうまく作れないものがあった。きっと大人になったらできる、と思った。

 9日 子供の頃の不可能は大人になってほとんど消えた。残された唯一の問題は、時間がないこと。

10日 「どうもうまくいかない」という仕事の95%は、「最初からやらなければ良かった」ものである。

11日 メディアが目立つのは、そのメディアの技術的完成度がまだ低い証拠である。

12日 影響を受けるつもりで聞かなければ、「意見を聞く」ことはできない。

13日 無理に人を集めなければならないイベントはやめるべきである。本当に意義があるなら、人を集める必要などない。

14日 人の首を救うために組織はどんどん歪んでいく。将来の首で今の首をつなぐ道理である。

15日 (なし)

16日 贅沢は一夜でした。

17日 「才能」があってもトップに立てない人はいるが、「勤勉」なのにどん底の人はいない。

18日 「やる気」の有無は重要ではない。問題は「やる」か「やらないか」の違いである。

19日 仕事が軌道に乗って、すべてが順調のそのとき、実は誰も仕事をしていない(慣性の法則)。

20日 もし事業が目覚ましく発展したときは、それは小さな事業だった、と認識したほうが良い。(力と質量の関係)。

21日 「仕事をしない人」よりも注意を要するのは「仕事をしたつもりの人」である。

22日 お金が好きな人ほど、お金で騙される。好きなものほど騙されやすい。

23日 「誠意」が相手に届くことは希であるが、自分に届かないことは決してない。

24日 「母さん、僕が子供の頃あった『省エネ・キャンペーン』って、どこへ行っちゃったんでしょう?」(電飾を見て詠む)。

25日 女子寮に対してサンタはどうアプローチすべきか、200文字以内で論ぜよ(論じるだけにしてね)。

26日 3つのお願い。エンジンは強力で、車体は軽く、そして小さい。

27日 「3つのお願いきいてくれる?」「そのお願いも含めて?」

28日 「生きる」ことなど、「躰」に任せておけば良い。

29日 (なし)

30日 「予測」「評価」から「希望」「願望」「好み」を取り除くことが「客観」の第一歩である。

31日 「強さ」と「美しさ」は似ている。「強い」とは自分の「弱さ」を知っていることであり、「醜い」とは、自分の「醜さ」を知らないことである。