ARPINETA アルピネッタ


ボリビアのチャランゴとパラグアイのアルパから生まれた子供。
四角い箱の左右にスチール弦が張ってあり、

両手の親指だけで簡単に演奏できる。









CHARANPULU チャランプル


ひょうたんで出来たチャランゴ。
弦楽器と管楽器が一緒になっており、

ともに五音階スケールに調律されている。
猫のひげは左右に三本ずつある。






CHUKU CHUKU チュクチュク


小さな横笛。節を真ん中にして、

二つの穴が開けてあり、同時に吹いて音を出す。
汽車の走る音を伴奏として、

汽笛の音を演奏する。










CANTARINA カンタリーナ


空き缶の中に、金属のボールを仕込んだ打楽器。

缶を水平に持ち、回すことで音を出す。
哀愁を帯びたその音色は、

コプラスの伴奏などに適する。



SIMPICO (Sin Pico) シンピコ


小さなひょうたんで出来た笛。

歌口はケーナのように、

切り込みが施されている。
人間の悲しみを表現するのに、

最適な楽器である。







MULUMULU ムルムル


歌口がリコーダー式になった、ひょうたんの笛。
歌口を鼻の穴に入れて、その息で演奏するために、

コカイン中毒者のリハビリにも適している。






MANGUERITO マンゲリート(袖の下)


小さなチャランゴ。

弦は7本張ってある。
上着の内ポケット、

または袖口をケースとしており、

いつでもどこでも取り出して

演奏することが出来る。













CHARANSICU チャランシーク

シークを背負ったチャランゴ。

チャランゴで伴奏をしながら、

シークでメロディーを奏でることが出来る。
足らない高音は、指笛で補う。

 


CHARANGO MUYU MUYU

ムユムユ・チャランゴ


ムユムユ・ギターの祖先。

片面はノーマル調弦、

もう一方は北ポトシー地方の、

ディアブロ調弦で演奏する。
ムユムユとは、「めまい」の意味。

 





GUITARRA MUYU MUYU

ムユムユ・ギター


楽器の両面に弦が張ってあるギター。

片面はナイロンの6弦、

もう一方には12弦のスチールが張ってある。
楽器をくるくると回しながら演奏する。


 







CAJITA PACEN~A

カヒータ・パセーニャ(ラ・パスの箱)


世界で最も危険な楽器。

マッチ箱の片方に、ゴムでマッチ棒をとめて、

その先を指で弾いて演奏する。
アンデス舞踊の伴奏に適している。







CAJA DE AGUA

カーハ・デ・アグア(水の箱)


シャワーの水だし口に似せた器に、

チャカイの実がぶら下げてある。
水が落ちる音の他に、

リズム楽器としても活躍する。



CHARANGO SONQOY

チャランゴ・ソンコイ(私の心)


ハート形のボディに、

二本のネックが仕込んであるチャランゴ。
北ポトシー地方のコンコータと、

ラ・パス北部の音楽を同時に演奏できる。