飯舘村義援金のお願い

飯舘村では義援金を募集しています

 報道等でご周知のことと思いますが、東北地方太平洋沖地震の影響で、福島第一原子力発電所の事故が、予断を許さない状況となっております。 原発から放出される放射性物質により、近隣市町村や、そこに暮らす人たちの生活が、日々大変さを増しています。

 福島県相馬郡の内陸に位置する飯舘村(いいたてむら)は、国による避難促進に一部地域が含まれますが、地形的、気候的条件によって、他の近隣地域に比べても、突出して高い濃度の放射性物質が検出されています。
 震災後、飯舘村の友人に何度も連絡を取り、避難を勧めたのですが、飯舘在住の多くの農家さんの総意として、「飯館の土地に生かされてきた私たちは、出来るかぎりこの地にとどまり、がんばれるだけがんばる」とのことでした。
 しかし本日(4月11日)、政府より飯舘村全域に『避難要請』が出されました。福島原発事故の収集メドが立っていない現在、今後の情勢はまったく予測できません。

 ご縁あり、8年ほど前から飯舘村とのお付き合いがあります。 昨年10月にも村の主催でyaeさんとのライブをさせていただき、その後の会食で、村長さんをはじめ、村の職員の方々や若い畜産家ご夫妻から、94年から進めている『村づくり』のお話をお聞きしました。
 企業誘致をせず、農業を中心とした『持続可能な循環型社会』の実践や、自発的な『相互扶助社会』、官民一体となった理想的な『独立自治』を実行する飯舘村の姿は、これから私たちが歩むべき社会の、お手本のひとつだと思います。
 この飯舘村の『生活実践』を、原発事故などという不条理によって、衰退させてしまったり、なくしてしまたりすることは、防がねばなりません。

 いま私が飯舘村のためにできることは、飯舘村義援金へのご協力をお願いするくらいしかありません。これまでは、直接お会いした方々にご協力をお願いしてきましたが、本日ウェブ上にも掲載、さらなるご協力を呼びかけることにいたしました。
 これから先、息の長い支援が必要になると思いますが、みなさまのご協力を、謹んでお願い申し上げます。

2011年4月11日 木下尊惇

飯舘村義援金
そうま農業協同組合 飯舘総合支店
普通1487767 飯舘村(いいたてむら)

手数料は各自負担です。
送金下さる際には、飯舘村ホームページのメールフォームよりその旨ご連絡ください。
飯舘村ホームページ
http://www.vill.iitate.fukushima.jp/  


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