第21回福祉討論会
記録映画『神の子たち』ビデオ鑑賞会
2003年2月11日(祝) 於:すすき野コミュニティハウス
当日書いていただきましたアンケートより、
『神の子たち』を観ての感想のいくつかを
ピックアップしてここにご紹介いたします。
――いろいろなことを考えさせられました。矛盾に満ちた社会ですが、わたしたちにいったい何ができるのだろうか、と。でも、子どもの生きる力にふれて感動しました。
(20代・女子/すすき野2丁目) ――日本の生活は豊かなもので、この人たちとはずいぶん違う。でも、自分を信じて精いっぱい生きていることに感動します。でも、貧しすぎると、ケガをしたり病気になっても治療が受けられない。貧しいことの障害を実感しました。
(10代・女子/磯子区) ――子どもを3人連れてきました。感謝する生き方を子どもたちに伝えたいと思っていましたが、それ以上に、現実感をもって迫る映像に圧倒され、親の私のほうが涙、涙で、子どもに説明することができませんでしたが、子どもの心にもきっと深く残ったろうと思います。世代を同じくする子どもたちにはこうした生きざまから学ぶことはたくさんあるだろうと思いますので、またこういう企画をしていただきたいと願っています。
(40代・女子/すすき野3丁目) ――問題が大きすぎて、無力感ばかりです。
(60代・男子/すすき野2丁目) ――生まれてくる子どもたちには、親も生活環境も選べない。せつないことだが、生あるかぎり、そこで生きていかねばならない。そのことが胸に痛い。
(50代・女子/すすき野1丁目) ――日本の現実とはおおきく違う世界を見ました。世界の子どもが等しく教育を受けられる世の中であってほしい。それに、飢えに苦しむ人がいない社会であってほしいと、心から願います。
(60代・女子/すすき野2丁目) ――世界の中にはこんな人たちもいることを知り、考えさせられます。しかし、たくましく生きることのたいせつさ、互いをだいじにしあうことの美しさにふれ、心うたれました。
(70代・女子/すすき野1丁目) ――ニーニャは学校に復学できるだろうか、マルセルは学校に行けるようになるだろうか。戦後の貧しい時代の食事を思い出しました。母はいつも自分では食べずにいたことを思い出し、思わず涙があふれました。
(70代・女子/すすき野3丁目) ――世界には、わたしたちには想像もできない貧しさのなかで生きている人もいることに驚かされます。不況風が吹く日本社会ですが、こういう映像を見ると、まだまだ無駄とぜいたくのなかにいることを思わないではいられません。どんなに貧しくても、子どもたちのあの、いたいけな笑顔が救いです。
(60代・女子/もみの木台) ――いろいろ考えさせられます。フィリピン政府はもっと根本のところで対策を立てるべきだといいたい。この日本にあっても、ゴミの問題に真剣に取り組まないと…。
(30代・男子/すすき野3丁目) ――悲惨な生活環境にあっても、わたしたち以上に、家族どうしが愛情をもって支えあっているすがたを見て、感動しました。
(50代/もみの木台・女子) ――貧しいなかでも、家族が助け合い、明るく生きようとしているすがたが救いです。地球上の仲間にこういう生活をしている人たちがいることを、わたしたちはいつも忘れずにいたい。
(40代・男子/もみの木台) ――自分の生活を振り返ってみるいい材料を得たように思います。家族といっしょに話し合ってみたい。よい機会を与えてくださり、ありがとうございました。
(40代・女子/すすき野1丁目)