蓼科山  

【月 日】  2004年(平成16年)01月08日 (木) 家内と二人
【所在地】 長野県(諏訪富士)   2530m

 1月7日(水) 蓼科山を目指し家内と二人で山行の支度を整え、午前11時に自宅を出る。相変わらずの上信越道を通り佐久で高速を降りて、ナビを登山口の女神茶屋に設定する。冬場でもあり道路状態も解らないので早めに出てきたが、道路は雪も無く、なんと午後の二時少し過ぎには、登山口に着いてしまった。あまりにも早く着きすぎ時間を持て余す。今日は天気も良く登る予定の蓼科山もその姿を余す所無く現している。時間もあるので、登山道の状態を覗き、女神湖へと行ってみる女神湖は全面結氷していて驚いたことに軽自動車が氷の上に乗ってその傍らでスケートのリンク作りか、盛んに放水をしている人がいる、又スノーモービルで移動しながら何かをしている人もいた。まだ時間があり今度は白樺湖へ日当たりのよい所へ車を停め休憩の後に夕食を済ませ白樺湖湖畔で早々と車中泊まり。今日は良い天気で今日登れば展望は最高だろうなどと話ていたが、夜中トイレに起きて見ると予報でもそうだったが雪が降っているではないか。

1、女神茶屋の前の駐車場 2、登山道は前半こんな感じ 3、樹林越しに山頂が見える 4、もう大分登ったなと振り返る

 1月8日(木)除雪車の音で目を覚まし、起きて見ると雪は止んでいるが20センチ近い雪だ。これはバージンスノーが歩けるかなとゆう期待と、はたしてルートが解るかなとゆう不安が交錯する。食事を済ませ、車の雪を落としまずは登山口へ行ってみると、除雪車が駐車場の除雪を盛んにやっている所で、片隅は済んでいるようなので了解を取り車を止める。雪の下は一面氷が張っている。でも以前(2月)に訪れたときよりは寒さも雪も少ないようだ。 身支度を整え最初からアイゼンを着けて登りだす。案の定踏み後は無い。ルートは解りにくい所も有るが、おおむね解るが新雪で石などが隠れており気を着けなければ行けない。急な登りをこなすといったんゆるやかな道になりそこの樹林越しにやっと蓼科山の山頂が見える。(写真3)ヤレヤレまだ大分あるな〜とぼやく、空は雲がすごい勢いで飛んで行くが樹林の中の登りとあって寒くはない。

5、高度を上げると樹林が綺麗だ 6、いよいよ樹林が切れ岩石体へ 7、山頂の広大な岩の広場 8、山頂より下の樹林を見る

 いきなり樹林が途切れ巨岩体へ入るここからは風もまともだ、身繕いをしなおし岩石体へ入るがルートが解りにくい、山頂への石の案内で左へ少し登ると右の方にトラバース気味にクサリが所々顔を出していてその先のほうにポールが見える。近くまで行ってみるとその先にもポールが見え山頂の小屋も前方に見えるが真っ直ぐ上のほうには山頂標識らしい標識が見えそこを目指そうとするも、雪をかぶり一見平かと思う所も巨岩の間に、足を落とし、又雪も深くちょっとの距離に見えるがけっこう苦労する。

9、山頂三角点 10、下山開始 11、岩場を慎重に下る 12、樹氷が綺麗だ

 標識を目指し岩の間に足を落としながらもたどり着くとそこは紛れも無い山頂の三角点のある場所で後は広い岩の広場が目の前には広がているだけだった。(写真12)山頂からは八ケ岳方向は晴れていたが後の北アルプス方向は強い風と雲が流れているだけで決して展望が良くはなかった(でも冬はこんなものか)さて下山だが小屋の方向のポール目指しても太ももまでの積雪で結局適当に先ほどのポールは目指す、この間が一番大変でした。樹林帯まで来ると一安心と行った所で後は自分達が付けた足跡をもどるだけで下りは早いな〜と鼻歌もでる。駐車場に戻ると自分達の車だけだ。当たり前か、山へ入り一度も人に会わないのだから、二人だけの雪山を満喫し満足満足。

下山後、白樺湖のすずらんの湯(一人700円)で冷えた身体を温め佐久より高速で自宅へ、
9日は山の片付けです、雪山は何かと後片付けも大変です。

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