【月 日】 2003年(平成15年)10月7〜9日 (火〜木) 家内と二人
【所在地】 北アルプス 北穂高岳3106m 涸沢岳3110m 奥穂高岳3190m 前穂高岳3090m
【通行料】 東松山〜佐久2950円×2=5900円 三才山トンネル500円×2=1000円
松本トンネル100円×2=200円 合計7100円
【必要経費】 沢渡駐車代 二泊三日=1500円 横尾山荘 8500円×二人+税一泊=17850円
北穂高小屋 8500円×二人=17000円
【走行距離】 454km
10月7日(火) 自宅を5:40出発上信越道で佐久で降りて一般道を使い鹿教湯へ向かうそこから三才山トンネルを抜けて
松本トンネルと抜ける。この時期、松本トンネルは全車種100円とゆうことでトンネルを抜けると新しい道が出来ており直進して
川沿いの道を走る.だいぶ交通量も少なく走りやすい。沢渡9:35に着いてしまう。村営第二駐車場に停め身支度バスは10分間隔で
運行とのことでバスを待つ。上高地 10:45三連休前といってもさすがに上高地は大勢の人で賑わっていた。小梨平でも徳沢も
テントは殆ど見られなかった。最初から北穂の展 望の良い小屋に泊まる予定で来たので今日は横尾までのんびり行けばよいので気が楽だ。
天気は薄い雲が掛かっている程度で風も無い 。紅葉はこの辺りはまだまだである。横尾山荘は男女二人との相部屋だった。
食事は魚が中心で夜はぐっすり寝る事が出来た。
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1上高地、河童橋 | 2徳沢付近での明神岳 | 3横尾大橋と屏風、前穂方面 | 4横尾谷での屏風岩 |
10月8日(水) 小屋で朝食を頂き出発する。今日も天気は良いが薄い雲は相変わらずかかっている。横尾橋を渡り屏風岩を見ながら
立ち枯れの木も混じった中を岩と紅葉を見ながらの気持の良い道が続く。涸沢の距離的に約半分の本谷橋に着くと大勢の人が休憩を
していた。やがて涸沢ヒュッテの建つ大地も見えてくる。紅葉は薄雲が掛かっている関係か今一つ鮮やかさにはかけるようで涸沢では
一、二枚写真を取っただけで小屋にも立ち寄らず通過する。
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5屏風岩の紅葉 | 6横尾谷にて | 7本谷橋で休む人達 | 8涸沢見える、下中央の小高い所 |
さあ、ここからが北穂高岳南稜へのきつ〜い登りだ。登るほどに涸沢を眼下に、常念岳方面、目の前に前穂高の稜線と薄雲は取れ無いが
展望はすこぶる良い。前穂、奥穂には残雪と先頃降ったであろう新雪がうっすらと見ることが出来る。腹が減ってきた。登りがきつい、
涸沢を過ぎると人がほんとに少ない。半分は涸沢の紅葉見物なのかな〜?目の前の前穂高と目線が一緒になれば山頂だと頑張る。
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9涸沢近くの紅葉 | 10涸沢小屋と涸沢岳 | 11涸沢より常念方面 | 12涸沢ヒュッテを見下ろす |
奥穂、北穂分岐の北穂のテント場に着く、途中一緒になった。単独女性がテントを張ると留まる。一張りもテントが無く寂しいね、
などと話を交わしたがその後二張りほど増え山頂で会った時には、良かったね〜など夕陽、朝日の時と会い話を交わす。若い女性が
一人でテントとは凄いねと感心する。昨日は涸沢、明日は奥穂とのんびりとの事
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13前穂高と涸沢ヒュッテ | 14北穂の登り大天井、常念方面 | 15山頂より大キレット越し槍ヶ岳 | 16山頂より笠ヶ岳 |
テント場からは夏には雪渓が残る谷を越すとまもなくだ。山頂は誰もいない。腹が空いていたので、二人で取りあえずラーメンを作り
山頂で絶景を楽しみながらのランチタイムだ。風も無く暖かく。薄雲は掛かっているが遠く富士の山、南ア、中ア、八ケ岳、浅間、白山、
そして目の前に槍ヶ岳を始め笠ヶ岳、双六、黒部五朗、薬師、と奥穂、前穂、常念、大天井、と北アルプスの山々が続き、それはそれは
素晴らしい景色だ。奥穂高より見るよりも、ここの方が断然良いと私は思う。
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17北穂高より夕陽の槍ヶ岳 | 18遠く白山の肩に沈む夕日 | 19常念を前に浅間の右より朝日 | 20朝日に輝く奥穂高岳 |
ゆっくりと展望を楽しみ小屋に入る小屋の泊まりは24、5人で空いている。なんと言っても山頂の小屋でサンダルで絶景が楽しめる、
この小屋は最高だ。5:30無風快晴のもと加賀の白山の右肩に沈む夕陽を山頂で楽しみ。今夜もぐっすり眠れた。
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21北穂、奥穂、間の難所へ | 22こんな岩場の連続 | 23朝日の中岩場を登る | 24北穂高を振り帰る |
5:00起床ご来光を見るために外に出てみると昨日以上に良い天気で雲一つ無い快晴、日の出を待つ、浅間と八ケ岳の間より
5:45ご来光その後に朝食、6:45出発山頂で又、展望を楽しみ7:00、いよいよ奥穂高に向けての気の抜けない縦走が始まる。
前後に誰もいない多くの人が北穂でひき返し、涸沢に下りたみたいだ。何処がルートなの何処を歩くのといった感じで岩場の登り
下りが連続する。 涸沢岳手前の長いクサリ場9:10涸沢岳9:30ここまで来ると一段落で奥穂側よりテレビ撮影のスタッフも
上がってきた。又前後に登山者も見えてくる。
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25涸沢岳より北穂(右)槍ヶ岳 | 26涸沢岳より奥穂山荘上に奥穂高岳 | 27奥穂高よりジャンダルム | 28奥穂岳山頂 |
奥穂山荘へ下る。ここから奥穂の山頂までが結構ある10:20奥穂高岳山頂は今年新しくなった展望版と社があり山頂は狭い一段
下がった所の広場で小休止10:55奥穂発2:25 40発吊り尾根へ向かうと又登山者が少なくなる。穂高と言っても涸沢からザイテングラード
のルートの奥穂高岳往復の人が多いようだ。吊り尾根も外から見るとゆったりした尾根だが結構な岩場でクサリ場もあり気が抜けない。
山ひだを回り込み紀美子平の分岐点へここで、前穂を往復してもう一泊するか今日の内に帰るかとなった。お金もないし前にも前穂高岳
の景色は堪能しているし帰ろうとゆうことに決定。岳沢ヒュッテでアイスコーヒーをのみ上高地へ下山する。
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29吊り尾根のクサリ場 | 30涸沢を眼下に大天井、常念、 | 31岳沢と焼岳遠く乗鞍岳 | 32雪渓が残る岳沢 |
沢渡行きのバスが何時まであるか知らずに下りてきたが、4:50バス停に着き、見ると5:00が最終バスとの事、いやぁ〜もうちょっと
道草を食っていたなら、上高地でもう1泊か往復買ったバス券を無駄にしてタクシーかとゆうところだった。沢渡にて風呂で汗を流し
途中食事をして来たときと同じルートで順調に走りPM10:30自宅に無事到着。秋を満喫した山旅となる。