乗鞍岳・焼岳

本当は立山より池の平、仙人温泉、阿曽原、欅平らのはずが乗鞍岳・焼岳となる。

【月日】 2002年(平成14年)9月29日〜10月3日日 (日〜水) 家内と二人
【距離】 走行距離1250kmの旅となる。

 9月29日(日)  裏剣の紅葉が見たく万全の準備をしたつもりで計画を練っていると、それならばと娘が宇奈月温泉に宿を取ってくれるとの話になり、調べた所が黒部の渓谷鉄道が先ごろの土砂崩れで普通の知らせに一旦は止めようか考えたがせっかく宿を取ってくれるとゆうのでそれならば立山、室堂からの往復にと予定を変えてザックを満タンにして勇躍昼近くに自宅を出る。真っ直ぐ関越道、上信越道、北陸道と乗り継ぎ立山インター(高速代7千の上は高い)で下りて買い物を済ませから立山の駐車場まで行くと落ち着いて眠れないので手前の冬季のチェーン脱着所にてテントを出して寝る。天気予報はかんばしくないので心配だ。

見付島
恋路浜

 9月30日(月)  5時頃起きて用意をしていると雨が落ちてくる。立山駅の駐車場に行ってみるとガラガラでケーブルの始発は7時なので様子待ちをしているうち雨が土砂降り状態で天気予報も大型台風本土直撃の模様との情報に迷う。1日予備の日はあるが宇奈月温泉の宿の予約日もあるし台風で足止めを食ったら困るのでどうしょうと言ってるうちにも雨は小ぶりにならず結局来年にでもまた来ようとゆうことになり、さてどうしょうかとなり、まだ行った事がない能登半島でも行こうかと全くのドライブとなる。富山、氷見、七尾、和倉温泉より能登島を経て穴水近くの道の駅で宇奈月温泉の予約日を一日の日に変えてもらい、能登地方の案内の本を買い今夜の宿はどうするとなり、小屋に泊まったつもりで安い宿はないかなと探した所、見付島のある国民宿舎の能登路荘に泊まることにする。恋路海岸を過ぎるとすぐ見付島を目の前に宿はあった。皮肉にも能登半島に入ると薄日も指す天気となり行けば良かったかな〜、いやいや台風はこれからなど複雑な気持ち???


10月1日(火) 起きて見ると雨が降っている、今日の予定は宇奈月温泉の宿に行くだけなのでのんびり出発し能登半島突端、禄剛崎、白米の千枚田を廻り輪島に行ってみる。雨のため朝市の賑わいは今一つのように感じられたが本当に色々な店があるな〜と暫し見学をし宇奈月温泉に向かう。温泉街も雨と渓谷鉄道の不通とであまり賑わいは無いようだ。目指す宿、延対寺荘は川の辺だった。娘に感謝し宿の人となる。まだ雨が降り続き1日中雨の日となる。



10月2日(水) 今日もすっきりしない天気だ。少しでも自宅近くへ、さらに来年からは自家用車の乗り入れ規制に入るとの話のある乗鞍岳へ行こうとなり富山、神岡を経て平湯より乗鞍スカイラインへ途中の山腹は紅葉真っ盛りで実にきれいだ。いたる所車が止まりおもいおもい秋を満喫しているのは良いが通行には非常に迷惑だ。入り口の案内にある通り山頂部は濃いガスと強風が吹いており寒い。肩の小屋で一瞬山頂が見えた。乗鞍についたのが遅くゲートの締まる時間を気にしながら乗鞍高原鈴蘭に下る。今回も以前子供と来た時同様乗鞍岳はガスと強風であった。鈴蘭より有料林道にて白骨温泉に行き駐車場にて寝る。星空が綺麗で明日は台風一過の空が期待できる。

  10月3日(木) 今日は5時に出発して林道より中の湯の上にある登山道入口へ6時につく先着の車が4.5台あり我々も支度を整え登り出す道は台風の跡とあってかぬかるんでいるが、すばらしい天気で気分も軽い釜トンネルの入口からの道と合流する頃から一段と紅葉も素晴らしい。

焼岳山頂が見え出す 穂高も顔を出す 真ん中右より噴煙 紅葉真っ盛り

  山頂と思われる二つの頂がが見え鞍部の右手には噴煙も上がっている。やがて森林限界近くからは溶岩ドームが見えその麓から真っ白い噴煙が、ルートはその噴煙の上がる鞍部へ真っ直ぐに登って行くやがて霞沢岳、穂高岳が見えてくる。

紅葉と蒼き空 山頂ドームが見える 乗鞍岳 山頂ドームが近づいた

 噴煙の上がる鞍部え近づく頃から火山ガスの異臭が鼻を突く、鞍部の上がると今まで見えなかった笠ヶ岳方面が見え、焼岳小屋一時間の案内があり、噴煙の横をたどり廻りこむと小屋への分岐点だ。この辺りいたる所から小さい噴煙が吹き出している。その中でも勢いの良い黄色く変色した岩の脇より少し登ったところが山頂であった。上がって見たら鞍部の噴煙の真上が山頂だった。

山頂ドーム直下 鞍部に到着噴煙上がる山頂部 鞍部反対部

  山頂からは穂高岳から槍ヶ岳。西穂のロープウェイ、西穂山荘、足元に焼岳小屋、さらに下には上高地,大正池の上には霞沢岳、ちょっと左には笠ヶ岳から双六岳の稜線、さらに加賀の白山、反対に乗鞍岳、とまさに360度の絶景絶景が待っていた。焼岳がこんなに展望の素晴らしい所とは思ってもいなかった。でも標識のある場所は異臭が強く腰を落ち着けるには抵抗があり、


山頂直下のガスの噴出し口 ドーム ドーム 穂高、槍を背に焼岳山頂

 少し離れた穂高、槍が正面に見える場所でラーメンとコーヒーのランチタイム。そのうち沢山の人たちがきて賑やかになる。あまり天気,展望が良いのでのんびりすることにする。賑やかだった人たちも去り。暫くすると又次の人たちが来た時計を見ると2時間近くたっていたので名残惜しみ下山にかかる。下山の時も光線の差し方が変わって又紅葉がきれいだ。笹の原も所々赤いアクセントを利かせ真っ青な空に黄金色に輝いていた。

山頂より穂高岳 山頂より乗鞍岳 山頂より笠ヶ岳、双六 黄金に輝く笹原

 下山の後、以前中の湯には泊まった事があるので坂巻温泉(500円)に行って汗を流す事にする。お湯は熱い湯の花が浮かぶ素晴らしい風呂でゆっくりと汗を流す。お湯は宇奈月温泉の高級旅館よりも数倍良かったなーと話しながら帰途に着く。
 
 この後、新島々、松本、三才山、望月、佐久より上信越道にて自宅へ六時半に着くメーターを見たら1250キロを越ていた。思わぬ長〜い旅となった。

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