霊峰 加賀の白山

【月日】   2002年(平成14年)8月6〜9日 (火〜金) 家内と二人
【所在地】  石川、岐阜県境
【標高】   白山御前峰2677m  
【交通】   自宅―高速ー一般道―帰路一部高速道 走行距離1132km

安房峠より穂高岳
安房峠より穂高岳

  6日(火) 自宅を昼過ぎに出てまずは上信越道で佐久で降りる。その後通いなれた?道を立科、鹿教湯、松本、沢渡、安房トンネルは通らずちょっと前まで通っていた古い峠道へ車が少なくおかげで峠では夕日に浮かぶ穂高の山が拝めた(ラッキー)国府、古川、河合と抜けてヤレ、ヤレやっと白河郷へ着いた。

  途端に腹が好き着いて食事をと思ったが何も無い店が無い参った寝るにしても腹がすいてこれじゃ寝れないじゃないか世界遺産だなんだとブームになっているところなのでなにか有ると思っていたが、何も無い普段、都会ずれしていた自分を反省?仕方が無いのでメインの道路を走ればこれもドライブインみたいのが有るかと思い走り出す。走れど走れど全く何も無い、結局五箇山でやっと電気がついた中華屋さんを見つけ、なにか食べさせて貰えますかと訪ねた所、OKの返事にやっと食事にありつく。あまりおいしくは無かったが贅沢は言わないで取りあえず 感謝。食べたら動くのが嫌になり文化財の建物がある駐車場で床につく。


白川郷
萩村の合掌集落(展望台より)

  7日(水) 明るくなると同時に起きだしてまた白河郷へ戻る。戻ってまずは城山跡の展望台に行って見るなるほど昔の田舎暮らしそのものなので変な店が無くて当たり前だなと納得でも普段便利に慣れていると、こんな時思わぬ苦労する。またまた明日の山の食料調達で参る。取りあえずテントでの食事は有るが行動食と今朝の食事が無いやっと白山林道入口のコンビニを見つけ買い込むが?(後でお握りの米のマズさに又嘆く。)

林道のフクベの滝

  またまたトラブル今度は白山スーパー林道が七時からしか通れない(調べて来ないのが悪い)1時間の上待つ事に一番乗りで通るがここはたいした見所も無い割 に料金が以上に高い片道三千なにがしかの金を取られる。ちなみに往復だと復路は安いのでその格差に驚きながら見所も無いし先を急ぐのでフクベの大滝で写真を一枚取っただけで登山口へ急ぐ。

 
  別当出合の駐車場は突き当たる手前の所から右下に降りた所に二段になっていた上のほうは満車なので下の方に置いたが下はまだ余裕が有ったが土、日、祭日は市の瀬までしか入れないそうだ、500m程登った所が別当出合で立派な休憩舎が有り水、トイレ、客待ちのタクシーなども

  AM9:45過ぎ、やっと登り出す事が出来たが暑さと寝不足でピッチは上がらない。中飯場(水場)にAM10:20、甚ノ助小屋PM12:10水場も
有りここで買いこんだお握りで昼食と思ったのだがご飯がボロボロでマズイのでパンと珈琲で済ませる。
 
  この辺りから花も沢山咲いているのでますますペースが落ちる。南竜山荘の立っている辺りは気持ちの良い草原でその少し先がテント場であった。テント場にはロッジふうの貸し部屋の建物が五棟立っていて1棟に二部屋 1部屋1万2千円だそうだ。グループには良さそうで土日は満杯とのこと。水場まで立派な小屋がけがして有りまわりには花が咲き乱れていて気持ちが良い。今日のテントの数も10張り程度か広いのでパラパラと言った感じ食事を済ませ万天の星のもと眠る

甚ノ助避難小屋 南竜山荘分岐辺りのお花畑 左に南竜山荘右上テント場 場所により花が違う(キスゲ)

  8日(木) 早朝起きだし軽い食事を済ませテントを撤収して展望歩道とゆう名の気持ちの良い草原から始まる登山道を行く、その名の通り尾根に上がってからは展望が素晴らしいし花も豊富に咲いている。尾根を暫らく進んだ所に有る展望台には展望版も有りそこからは木曽の御岳、乗鞍岳、北アルプスと一望である。足元には白水湖が光り輝いている。まもなく平瀬分岐点につき後は御前峰を回り込んで室堂につく。

テント場(後ろに山荘) テントサイトの花々 展望歩道の登路より別山と山荘 展望歩道の展望台

   室堂はさすが大勢の人が思い思い休んでいた。我々もちょっと休憩をして御前峰を目指す半分ぐらい行った当たりからガスが湧き出し肝心の山頂では展望が得られずちょっとした隙に剣が峰、大汝峰が顔を出すも又隠れてしまいガッカリ。でも何時までも粘っているわけにも行かずお池巡りのコースへと歩を進める。池の周りにはまだ残雪が残っているも、八月とも成ればこんなものかともう少し残雪の歩行を期待していた自分としては当てが外れる。でもこの区間だけは今までの花々に覆われた緑豊かな山容とは打って変わって荒涼とした風景が広がっている。最後の千蛇ヶ池は雪に覆われていた。又ここからは緑豊かなお花畑である。

室堂白山神社より御前峰 御前峰の登路より室堂 神社奥宮が在る山頂 山頂の展望版

   室堂からの下山にも展望の良い観光新道のコースを選ぶ、このコースは黒ボコ岩まで砂防新道と一緒で岩のところから分かれる。砂防新道コースの人々を下に見ながら別山方面の展望を楽しみ、又花の種類も豊富だ殿ヶ池ヒュッテ(避難小屋)に近づく頃からはマツムシソウの大群落に出会う。殿ヶ池ヒュッテ(避難小屋)はトイレの匂いが気になり中をちょっと覗いただけで通り過ぎる。

山頂より剣が峰 山頂より剣が峰と大汝峰 コバイケイソウ 黒ボコ岩より山頂

   観光新道は一之瀬への分岐点から左に折れるがここからの道が以外に悪い。最も今まで歩いてきた道が良く手入れされ踏まれた道のせいかでも危険な所は無く別当出合に下山。車へ戻りいざ汗を流しにと一之瀬の白山温泉に行くも大勢が今まさに入ろうとしていて混んでいそうなので白峰温泉に行ったがここは定休日とのことで入れずに仕方が無くまたまた足を延ばし白山中宮温泉に向かう、ここはガラガラでしかも一人300円と格安で入れて何か得してここまで足を延ばした甲斐があったな〜と喜ぶ。

殿ヶ池ヒュッテ(避難小屋) 別当出合の案内板 千里浜の渚ドライブゥエイ 海の上に浮かぶ立山連峰

   温泉に入ってサッパリしたら腹がすいてきたとゆうのでそれなら海の幸でもと思い、ついでに東尋坊へ行って見ようと話がまとまり。見学して能登有料道路の高松、道の駅で寝る事にするが夜通し車の出入りと暑さであまり眠れず参る。

   9日(金) あまり寝付けず日の出前から起きだし一度走って見たかった千里浜の渚ドライブゥエイを走ってみる。本当に波打ち際の砂浜の中に道が出来ていて驚く、この後これも見てみたかった氷見へ向かい、海の上に浮かぶ立山連峰を望むもこの時期は今一つである。やはり山々に雪をつけている時期に再度訪れたいものだ。寝不足で運転が辛いので上越まで行き上信越道に乗り春先に歩いた妙高山、黒姫山、飯綱山などを眺めながら自宅と戻った。

   やはり八ヶ岳、北アルプスなどを通り越してたどり着く白山は我が埼玉からは遠い遠い道のりであった。また今回は下調べも良くせずに出かけいろいろ反省すべき山行となった。

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