雲龍渓谷   (日光)

2001年(平成13年)2月5日 月曜日 栃木県日光市
       
      前夜車で出かけ日光へ渓谷への林道を覗くが工事の為一般車通行止めの看板があるうえ
   暗く様子がわからないので美術館の駐車場で仮眠を取る。 星がきれいだ。 

    暗いうち起き出すがわりあい暖かく天気も良い。
普段の山行ならこの天気は大歓迎だが今回は喜んで入られない、
凍った滝と巨大に成長したツララを見に来ている訳で、
暖かければ氷の発達も良く無いし、氷が溶けて崩れ落ちてこないとも限らないので、
喜んではいられないのである。

   工事の為一般車通行止めあるので車を美術館の駐車場に置いたまま歩き出す。
それにしてもあつい汗が吹き出してくる。登って行くと車が2台追いぬいていく、
なぁ〜んだ書いてあっても乗り入れる車があるんだと思い見ているとまもなく止まった。

   そこが登山届けのポストの有り通行止めゲートがある場所で右に見晴台とある。
これからも林道歩きであるが私と家内は右の見晴台への踏み跡があるのでそちらをめざすことにする。

   川を渡り左岸(上流に向かって右側)をわずかな踏み跡を辿りドンドン行くと、
大きな砂防ダムに突き当たる。右側を急登してダムに立つと一面の雪原である。    
ここでダムを横断してここからまたまた急登で結局は沢山の踏み跡の有る元の林道コースと一緒になった。
先ほどの車で来て身支度をしていた人が先の方を歩いている。ここからも林道歩きだ。

   渓谷入口で先ほどの人がアイゼンを着けている。言葉を交わし我々も念の為アイゼンを着ける、
でも暖かくアイゼンがダンゴ状態になり歩きにくい、氷も汗をかいたような状態であまり良いとは言えない。
   それなりの氷はついているが川を渡る所や水が流れる所はなんか心配になってきたのであまり
上流まで行かずにひき返すことにする。

  下山は林道のコースを所々ショートカットしながら降りてきた。
途中車がありゲートが有るのにと不思議に思っていたら鉄砲の音が一度二度とした。
ゲートのかぎを持っていてこんなとこまで猟に来るのかとなかば感心してしまう。
下山も林道がなが〜い。

下りでも車に抜かされたが工事のため車は待たされていた。工事はウソではなかったのである。
滝尾神社の所には行く時は無かったがしっかりと車止めがしてあった。ここまでは来れるみたいで、
何台かの登山者の車が止まっていたが私達の車はまだこの先である。

    この谷へは1年でもっとも寒い時期を計画していたが立春を過ぎ暖かい日に当たってしまった為今一つの山行となってしまった。
又来年以降に期待して山を去る

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