八方尾根を唐松岳へ五竜岳から遠見尾根

2007年10月18日(木)〜19日(金)
 
18日(木)晴れのち濃霧夕方晴れ
 八方尾根から唐松岳へ登り、五竜岳をへて遠見尾根を下山する予定で前日、白馬村にて仮眠を取り(星は見えない)入山する。ゴンドラの始発は8時なので1番に乗ろうと思い15分ぐらい前に行ったが予想に反し人が少なく駐車場などもガラガラであった。ゴンドラ乗り場では濃霧で視界はなかったがライブのカメラを見るとリフトの上部では晴れており展望が期待できそうである。ゴンドラとリフト代が1400円、それに荷物代400円がかかった。荷物は10キロ以上だそうで、切符売り場にはかりが置いてあり、量ってみたが二人とも雪を想定しアイゼンまで持参してきたので軽く10キロ超であった。

ゴンドラ、リフトと乗り継いで八方池山荘ではもう眼下に雲海を望み上空は晴れ渡っていた。遠くには鹿島槍ヶ岳と五竜岳まで見え八方池までは一般の人が前後していたし作業をする人、又池の上部のケルンの所では大勢の人が何かの撮影をしていた。こんなにはリフトで登ってこないし私達が先頭みたいだったので皆さんは池山荘に泊まっていたのだろう。八方池での不帰のキレットは天狗の頭の上部は雲がかかっていたがまずまずで日差しが無かった分紅葉もいまいちではあった。そんな人たちも八方池を過ぎると殆んどいなくなり、4、5人の下山者と紅葉がきれいな下の樺辺りで数人の日帰りの人にあっただけで、小屋まで行ったのは私たちだけだった。

丸山ケルンのあたりからは先ごろ降ったと見られる雪が日陰に結構あり、この時期、降れば雪とゆうことを充分考えておかなければとあらためて思う。小屋に入る前に大分白い毛になってきた雷鳥が何組も出迎えてくれ、白い翼で飛鳥までしてくれた。あまり展望が無いがとりあえず山頂へでも小屋のあたりまで見えるぐらいで周りの山はガスで、残念ながら見えず。小屋では小屋じまいも近いとあって本館以外は封鎖してあり本館の案内された部屋も窓には板がすでにはめ込まれており窓上部の10センチぐらいが開いているだけなので実に暗い、ほかの部屋も階段も殆んど板がはめ込まれ冬にそなえてあった。今日の泊まりは外人の女性同伴の1組のみで私たちと2組4人だけで貸しきり状態だ。

夕方、ガスが切れてきてブロッケンの現象もみられ、いっきに周りの山が見えてきた。剱岳の横に沈む夕日もきれいに写真に収め、
戻り食事の時小屋の人に明日の予報を尋ねると天気はもっても明日の昼間でで降れば雪だろうし明後日はもっと悪く吹雪だろうし、五竜の小屋は20日で小屋じまいなので下山するなら明日早いうちの下山が良いといわれラジオも北陸地方は荒れ模様を伝えているので五竜はあきらめ朝一番に下山とする。現に今も小雪がぱらついている。


19日(金)朝晴れすぐに濃霧のち雨
 夜中起きて見ると星がまたたいており、昨日同様、朝は展望が期待できそうだ。6時前起きて見ると良い天気で崩れる予報がウソのようである。しばし写真などを撮り山を楽しみ小屋で食事を済ませ下山にかかる、下り始めまもなくガスが沸いてきてミゾレ模様の小雨までパラパラと来た。予報より早いようである。丸山ケルンあたりからは殆んど展望も無く、八方池辺りも人影も無い、合羽を出してきたがそれほどひどい降りにはならないうちに下山することが出来たが。風呂で汗を流している頃には本降りになっておりまずは良かったよかったと胸をなでおろす。

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