同じ処理を何度も行いたいときもあるでしょう。そんなとき、コピーアンドペーストなんて醜いことはもうやめて、これからは for を使いましょう。
今回の要点は次の通りです。
では、いってみましょう。
では、
********** ********** ********** ********** ********** ********** ********** ********** ********** **********
なんかを書くことを考えます。ここで
cout << "**********" << endl << "**********" << endl << "**********" << endl << "**********" << endl << "**********" << endl << "**********" << endl << "**********" << endl << "**********" << endl << "**********" << endl << "**********" << endl;
とすることは可能です。ですが、これは
cout << "**********" << endl;
という処理を10回繰り返すのと同じです。なら、この処理を10回繰り返せばいいのです。
では、次のプログラムを見て下さい。
プログラム | 実行結果 |
---|---|
// For1.cpp #include <iostream.h> int main() { int i; for(i = 0; i < 10; i++) { cout << "**********" << endl; } return 0; } |
********** ********** ********** ********** ********** ********** ********** ********** ********** ********** |
ループをする部分は
for(i = 0; i < 10; i++){ ... }
です。こう書いて10回 { } の中身を繰り返すのですから、
for(i = 0; i < <回数>; i++){ ... }
で <回数> 回繰り返すことになります。
また、if と同じく、繰り返すものが1文なら { } はなくても構いません。
それにしても変な書き方ですよね。詳しくは次々回に話しますが、今回も少し話しましょう。
みなさんが同じ事をある回数だけ繰り返すとき、どのようにしますか? おそらく今何回目かを数えることでしょう。
最初は0回で、1回する毎に回数を1ずつ増やしていき、回数が10より小さかったらまた繰り返します。
それはコンピューターも全く同じです。
先ず、今何回目かを数えておくための変数が必要になります。それがここでは、i です。
最初 i は 0 で、1回処理を行う毎に i を 1 ずつ増やしていき、i が 10 より小さかったらまた処理を行うのです。
「最初...」が i = 0 にあたり、「1ずつ増やして...」が i++ にあたり、「i が 10 より...」が i < 10 にあたります。
一見変な書式ですが、きちんと意味があることが分かります。
今回はとりあえずこれでお終いです。次回は for の話は一休みして少し別の話をします。その次にまた for の話に戻ります。
これが今回の要点でした。
では、次回まで。さようなら。
Last update was done on 2000.8.19
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