燃料の節約


燃料代の高騰(燃料の節約)
私達は文明生活を支えるエネルギーの多くを化石燃料に頼っています。中でも原油は
枯渇すると言われ数十年を経過しましたが本当になくなるか疑問に思っている人も多
いでしょう。新たな油田も見つかってはいるのですが掘削深度はますます深くなり経
済性は悪くなりつつあり限界が近付いていいるのは確かです。人類は過去20世紀まで
に使った原油量をわずかここ数十年で使い切った事実を考えると他のエネルギーを見
つけるか節約を考える必要があります。プレジャーボートでは何が可能か考えてみて
はどうでしょう。                              
●スピードはどの程度必要か                 
 スピードボートはともかく7m程度の釣り舟で30ノット以上は必要なのだろうか?
 ボートの抵抗は2乗で増えることを考えれば30ノットを20ノットに落とせば燃料代
 は半分になります。                            
●燃料代を減らす工夫             
 個人でできることと、企業でないとできないこと、新製品の開発などがあるがガソ
 リンや軽油をバイオ燃料に代えるのは現状のエンジンをそのままあるいは小改造で
 済むので是非実現して欲しい。テンプラ油を再生した燃料は既に実用化され一部の
 自治体ではバスやトラックの燃料で使われている。アルコールはガソリンに少量混
 ぜても動くし遠くない時期にアルコール入りガソリンもスタンドで入手できるよう
 になるだろう。                              
●電気推進                                   
 既にハイブリッドカーは実用化されているが電気自動車は重量、価格、性能、充電
 方法など解決には時間がかかりそうである。私は”環境に優しい船”を研究してい
 るが電気推進船は自動車以上に難しいことが判って来たが速力が遅くても良いセー
 リングヨットや10ノット程度の釣り舟の実用化は比較的短時間で可能と考えてい
 る。(最近トローラーを設計しているのもこの為です。)