発電システムはDC-12V,DC-24Vシステム 最近は住宅用太陽光発電装置が普及し、ソーラーパネルの価格も下がっている。 船舶に搭載する場合は塩害が心配であるが、実際は市販のソーラーパネルでも十分機 能するようだ。 今回の検討では居住区用はDC-12V、電動船外機用はDC-24Vとした。 以下は主な検討項目 ●DC-24Vのソーラーパネル DC-12V(公称40W)とDC-12V(公称18W)各2枚を直列で使用。 ●DC-12Vのソーラーパネル DC-12V(公称40W)2枚を並列とDC-12V(公称10W)1枚を使用。 ●DC24V用ソーラーパネル取付架台の製作 ◆DC24V用ソーラーパネル架台は市販のφ25のパイプとジョイント部分を組合わせ てY-26後部レールに取付けた。後部レールとの取付け部分は採寸したが元々製造ミ スなのか左右対称ではなかったらしく、架台を取付後少し変形しているのは残念。 また取付けた当初は曳波による激しい横揺れでジョイント部が破損したので後日、 サポートパイプで補強しその後は問題ない。 ●DC12V用ソーラーパネル取付架台の製作 ◆DC12V用ソーラーパネル架台はY-26のオプション設備のドジャーパイプを流用す ることにしベルト長さを調整し取付けた。 ●ソーラーパネルの配線 ◆DC24Vソーラーパネルからの配線はモーターウェルにグロメットを追加し船内に導 いた。新設したDC12Vソーラーパネルからの配線はドジャーパイプに沿って導いて 船内に導いた。元々バウハッチに取り付けられていたDC12Vソーラーパネルの配線 はそのまま流用。 ●電気系統図 ◆全体の電気艤装用で電気系統図を作成した。これに基づいて配電盤の回路を設計。 ◆オプションとして将来発電機等を追加した場合の交流電気系統図も作成。