企 画

企 画
1.概要および留意点  ●日本は閉息感が漂っており、プレジャーボートは新艇の開発も少なくなり、
低価格フィッシャーマンばかりが目立ち、マリンレジャーの大衆化は遊びの
質の面ではやや停滞し釣りに特化する傾向になっている。
しかし、マリンレジャーの遊びの本質を再考(多用化)し新たな商品が開発
されれば新たなボート市場を開拓できる可能性もある。
そこで、少し資本力もある“団塊の世代”をターゲットとし、低速力でゆったり
とした居住空間を持つボートを企画する。
イメージとしては陸上のキャンピングカーのコンセプトに共通点が多く、現存
するプレジャーボートとしてはハウスボートがこれに相当する。
取扱いや保守および居住性を考慮すると23〜30FTクラスが最も適当なサイズである。
参考としては以前アルファクラフトが試作した17〜23FTキャンピングボート
の評価と経験を活かすことにする。
価格、性能、取り扱いや安全性などを考慮し次の項目に留意する。
●エンジンは115〜150PSの船外機(最高速力25KT程度)
 8〜30PSの船外機(最高速力10KT以下)(推奨)
●太陽光発電装置と大容量バッテリー及び電動補助船外機を装備。
●入出港および巡航用として1.8KW電動船外機1〜2基を装備。
●生活に必要な居住区内電力は基本的に太陽光発電で賄う。
●1〜2家族で遊べる。1家族(4〜5人)が数泊できるバースを装備。
●オプションで陸電装置、冷暖房設備、洗濯機
●女性が海で遊べる環境。(日焼け防止、化粧室)
●簡単なパーティーも可能にするための標準的な調理設備を装備。
●外観は簡素なスタイリングとする。
●船体構造はアルミ、FRP構造を考える。
● 販売価格は1500万円(10KT仕様)〜1900万円(25KT仕様)程度 。
● DIYで室内艤装に応じて走行可能な状態で室内は床取付けのみのバージョン
 も考慮する。
● 操船取扱いが容易で低コストでの維持管理も重視する。
● 格安マリーナでの係留保管を重視し、太陽光発電を重視する。
●全長は7〜10mまでは平行部分のストレッチでカスタム仕様も可能とする。
2.プロトタイプ 基本設計終了後、スポンサーあるいは投資家が見つかれば半年〜1年程度で1隻試作する。
開発計画 開発を進めるために検討すべき主な項目
1. モデルの選定 基本設計(安全性ー強度、復元性、製造原価、基本図面、プレゼン資料)
2. 日程 計画着手からプロトタイプの製造までのスケジュール
3. 費用

プロトタイプ完成までの開発費(設計費、材料部品費、資料作成、その他打ち合わせ)

4. 資金調達 プレゼン資料と模型を作成し投資家を探す。
5. 需要予測 市場調査及び市場開拓
6. その他 これらの検討は平行して進めることが企画を成功させることにつながる。

MAXSURF
による検討

検討中