ヤマハボートカタログ 5

ヤマハボートカタログ 5


 
マリンレジャーに興味を持つとプレプレジャーを購入したくなる。        
ヤマハが果たした大きな功績は免許教室とヨット教室などのマリン普及活動である。
更に手頃なサイズと価格の入門艇や釣り専用プレジャーボート(タックルシリーズ)
の販売もボート文化の普及に貢献した。                    
入門艇シリーズ
1960年〜1970年代は日本のプレジャーボート文化の黎明期だった。      
ヤマハのパスポートシリーズは日本の若い世代の憧れのプレジャーボートだった。
マリン業界に関心を持った企業も続々とボート製造に参入した。        
(スズキ、永大クラフト、コマンドクラフト。IHI他、) 
■パスポート14
25PSの船外機でスポーティなスタイルで滑走するランナバウトは魅力的だったが
実際に水上スキーを引っ張るのはかなり難しかった。
■パスポート17(2代目)
キャビン付きで走行性能も良い初代パスポート17CRは大いに人気があったが全国の  
マリーナ設備は充実しておらず係留保管が多く雨水が溜まるトラブルも多かった。  
この課題に自動排水機能(セルフベーリング)で対応したのが2代目のパスポート17CR。
■スターエース17
釣りブームの到来で入門艇パスポート17CRの魅力は若干低下したが完成度を高めた
最終モデルはスターエースとして誕生したがもはや市場のニーズは小さかった。
近年の入門艇の役割はヤマハSRVへと引き継がれている。         
■パスポート17X
パスポート17シリーズも走りを重視し水上スキーの牽引能力を高めたのがパスポート17X
■パスポート17F
パスポート17CRは人気があったが釣り機能を重視して新たに設定されたのがモデルが
パスポート17Fで更に釣り重視のフィッシャーマンF-17へと変遷した。
■パスポート19CR
パスポートシリーズには上級艇としてパスポート19CRも人気が高かった。    
このモデルはスポーツ性と居住性を重視したキャビンクルーザーと代わっていった
タックルシリーズ
日本余暇活動の主流は釣りであることを反映したプレジャーボートがタックルシリーズ。
現在もタックル20、23の多くの他社ライバル艇が製造されている。          
■タックル20(UF20)
■タックル23(UF23)
UFシリーズ
タックルシリーズは釣り重視の汎用和船から誕生した。(型式名称はUF)
UFシリーズには更に廉価版のUF19やUF17も多数販売されている。