利用規約
更新履歴
コンタクト
フォトギャラリー
TOP
プロフィール
業績
本の紹介
リンク
◀北欧語を独学するための本10選・4へ
北欧語を独学するための本10選・6へ▶
北欧語を独学するための本10選・5
著者・編者
Per Hedelin
タイトル
Norstedts svenska uttalslexikon
出版地・出版社・出版年
Stockholm(Norsteds) 1997
ISBN
978-9119711229
紹介
 発音記号だけが載った辞典。すでに品切れで、出版社のHPにも情報がありませんが、古本は手にはいるようですし、後身の書籍も刊行されているようなので、参考までにレビューします。
 スウェーデン語の単語(固有名詞含む)の発音記号だけを載せた辞書です。全1369ページ、収録語数145000語。
 スウェーデン語はドイツ語に比べて発音規則がすごくたくさんあります。ドイツ語は基本ローマ字読みで、ただし、eiと書いて「エイ」ではなく「アイ」と読むなどの例外がありますが、スウェーデン語は、例外がものすごく多い感じ。たとえばgは、基本は「ガギグゲゴ」ですが、sやtの前では「カキクケコ」、後ろに軟母音(eやi)が来た時と前にrやlが来たときは「ヤユヨ」、フランス語由来だと「シヤシシュシェショ」になります。わたしは文法書で読んでもなかなか原則を全部覚えられなかったので、スウェーデン語を始めたころには、出てくる単語を全部この発音辞典で引いて確認し、自分が思っていた発音と違ったら、文法書を見て原則を再確認しました。もちろん、それでも生のスウェーデン語とは全然違うことは、留学してから痛感しましたが、大体この方法で発音原則をマスターしてから留学すると、「原則」と「生」が結び付けやすかったです。スウェーデン語を聞く機会は、日本にいるとなかなかないので、これから留学を考えている方は特に、留学前に日本でできることとして発音原則を覚えておくといいと思います。
 後身の本はまだ持っていないのですが、収録語数がだいぶ少ないのがちょっと残念。今の時代なので、CDで発音が聞けるものも、出てくれるといいなーと思います。
出版社HP
ご紹介した辞書の後身Svenska språknämndens uttalsordbokです。
http://www.norstedts.se/bocker/utgiven/2003/Okand-saljperiod/garlen_claes-svenska_spraknamndens_uttalsordbok-inbunden/