=掲示板過去ログ=
(2003.5.03〜8.04)


アオシマの飛龍 投稿者:あんけん  投稿日: 5月 3日(土)16時36分17秒
こんにちは、飛龍のキット売ってました。
いよいよ待ったこのキットですが、すでにあちこちで書かれてる様に突っ込み所盛り沢山です。
特に雲龍の絵やまるで飛行甲板がリノリウムであるかのようなインスト、MOMOKO.120% さんの
インプレッションが楽しみ(怖い?)です。

P.S.前に書いた模型誌のメ−カー順列云々ですが、一番感じたのは艦船モノにでもどる以前、
自動車車模型ばかりやってた頃です。確かに艦船模型では最近同じスケールで競合というのは
ほとんど見かけませんから、直接比較されることはありませんね。

諸般の事情につき、しばらく留守にしていました。 投稿者:MOMOKO.120%  投稿日: 5月 4日(日)01時13分02秒
 レスは後ほどにします。すみません。

 青島の新版飛龍は、昨日行きつけの模型店に入ってきました。ざっと見た
所ですが、モールドは新版高雄型重巡に準じたもので、無理なエレベーター
内部の再現も止めて、外形の再現に気を配った跡を感じました。

 しかし説明書は相変わらず、といいますか、呆れたを通り越して笑ってし
まいました。マストの組み立てがいきなり「天蓋の組み立て」になっていま
すし、(3)のシールド付き連装機銃がなぜか連装高角砲になっていたり、
艦首側の煙突の整流板や艦首の菊花紋章に錨は部品があるのに付けなくてい
いのだろうかなど、突っ込み所満載です。(6)と(7)の間にぽつんと描
かれている(1)の文字がなかなかシュールで良いです(^^;)。

 ある意味高雄型より意味不明度に拍車が掛かった感じで、せっかくキット
が頑張っていてもこれでは台無しです。何とかならないものだろうかと思い
ますが…。
編集済

飛龍買ってきました 投稿者:かぎろひ  投稿日: 5月 4日(日)21時07分19秒
突っ込み所盛り沢山なる情報を目にした上で買いに行ってきました。
まあ模型の細かい所に関してはわからないのですが、一つだけ。

艦底はどこへ行ったのでしょう?

・・・

とりあえずは組み立て途中の木曽と五十鈴を完成させることにします。

私も飛龍買いました 投稿者:きょうたま  投稿日: 5月 5日(月)22時05分22秒
限定版の方を買いました。
96式艦戦がとても好きなので・・・
でも限定版って言っても、違うのは飛行機だけっていうのはちょっと・・・

通常版とは見比べてないのでなんとも言えないのですが、説明書では武装により
大戦中版と1939版を差別化してるんですよね???

キットの中身ですが、モールド等は好感が持てました。ディテールが正確なのか、
または完成後のシルエットがどうなのか、といった点ではなんとも言えないので
すが、ランナー状態からはやはりWLシリーズ当初のアオシマ製品とは一線を
画していますね。(組んでみてパーツの合いが悪かったら、評価がまた下がっちゃ
うけど・・・)

ともあれ、すぐ封を開けて、手をつけたくなるキットであることには違いありません。
楽しみだ。

どうしてでしょうかね? 投稿者:法修  投稿日: 5月 6日(火)12時37分25秒
飛龍は今日にでもいきつけの模型屋さんで購入する予定です。
楽しみです。

>しかし説明書は相変わらず

アオシマのキットについては模型誌、ネットあちらこちらで説明書の不備が指摘されている
にも関らず、具体的に改善が見られない、のは一体、どうしたことでしょうか?
開発担当(説明書担当?)が、一度、自分の作成した説明書だけを頼りにキットを作ってみれば
判ることだし、それくらいならさして時間はかからないはずですが・・・
そういう検証はメーカーとしてはやらないんでしょうかね?
メーカーとしては説明書は品質の一部であるはずで、モールドの精度が上がろうと、考証が
正確になろうと、説明書に色々と不備があるのは、明らかに品質不良ですよ。
ある意味、技術的な限界から来るモールドの甘さよりも、組み立て指示書の不良というのは
品質向上ができる余地が充分に残されているにも関らず品質確認を怠っている、という点で
メーカーにとっては致命傷になりかねない、という認識をもってもらいたいですね!

今回、説明書の不備についての話を聞いて、その点は非常に残念ですし落胆しました。

組立説明書 投稿者:宮ちゃん  投稿日: 5月 7日(水)17時04分52秒
皆様こんにちは!私も連休中に「飛龍(1942)」買えました。かつては夢にも思わなかった
「飛龍」の完全新金型だけに待ちに待って購入した次第です。

キット本体は素晴らしく感じます。かぎろひ様の書き込みで「艦底はどこへ?」というコメント
にも納得です。なるほど♪こういった構造だったんですね。これなら貼り合わせに苦労しなくて
済みそうです。こういった様々なスタイルで部品化されるのは3社協同故でしょうか?

組立説明書の件ですが、色々と指摘が出来るのは当然「艦船模型を熟知している人」となります。
初めて造る艦船模型としてこの「飛龍」をチョイスして組み立てる方々にはさぞかし見やすい説
明書かと思います。(もっとも、見やすいと思うのは「○○を☆組作ります」「◇◇はこの角度
で取り付けて下さい」といった注意書+詳細図が無いからなんでしょうが・・・。一方、PL法
に関わる諸注意は時代を反映してか丁寧すぎるくらいに書かれてあります。私が先代「飛龍」を
作ったのは8歳の時で、しかも親抜きで組立ててましたからマトモに違反してますね(^^;)

今回の「飛龍」の組立説明書というのは多分に「全くの初心者を対象にした最小限の説明のみで
とにかく一応にも完成してもらい、「飛龍」らしき姿を見てもらう」といった意図かな???と
私は思っております。その最小限の組立説明図を作ろうとした過程で‘組み立てキットとして不
可欠’な高角砲の組立数の指示等まで抜かしてしまったのでは・・・と。

(特に前作以上に退化した点で艦体左右の4本のアンテナの起倒云々の指示が無くなってます)


『何も知らない初心者様はこのまま組んで下さい。スッキリした説明書で分かりやすいでしょ。
玄人の方々は各々の知識をもって足りない部品を付け加えて下さい。エ?説明書が相変わらず
改良されてないって?「組み立てる前に必ずお読み下さい」の箇所はキチンとしていますので
特に問題はありませんヨ。』と物語っているように見えます。

これがプラモデルだから「笑って済ませられる」レベルですが、使用方法を誤れば人身事故や火
災になりかねない電化製品だと回収騒ぎモノでしょう。

アオシマの高雄級では「限定版」ながら通常版と同じ価格で非常に丁寧な説明書を添付したキット
が流通してますし、このような『納得のキット』を売り出す傍らでこの独特の一体成形艦底を何
色で塗れば良いのか指示が無い『困ったキット』を販売しているのはどうにも分かりません。
キット本体は色々と文句を言われたハセガワ「祥鳳型」の説明書はその点良いように思います。

ましてやニチモ1/500「飛龍」に至っては個々の部品の塗装説明に友永隊の搭載機配置図
まで写真で載せ、「なお、この攻撃隊のうち「赤城」「加賀」(?)の艦載機の位置は不明」
という涙ものの解説までされているキットが30年も前からあったとあっては・・・・・・

組み立て説明書 投稿者:きょうたま  投稿日: 5月 7日(水)20時50分55秒
たしかにみなさんのご指摘の通りの問題点がありますね、このメーカー
の説明書は。

今回も「機銃や高射角砲を一体何個作ればいいの?」とか、「意味不明
な番号がふってあるけど・・・?」とかいった不満が満載ですね。

このメーカーは艦船に限らず航空機でも、ポカが多いですね。
で、これでキットの出来がメチャクチャだったら、誰も相手にしないん
でしょうが、本体は結構良い線いってるからみなさん色々言いたくなる
んでしょうね。(いや、かくいう私もそうなんですが・・・・)

このメーカーにはノスタルジーも含めて悪い印象は持っていないので、
なんとか改善してほしいです。

皆さんこんにちは(1) 投稿者:MOMOKO.120%  投稿日: 5月 7日(水)20時58分44秒
★法修さん

 バイキング船はちょっと記憶がありませんが、イタリアのATLANTIC社から
フィギュア付きのローマとギリシャの軍船セットがディオラマ仕立てで発売
されていた事はありました。私はHOスケールのコロッセウム競技場を持っ
ていますが、付属のフィギュアは軟質ながらなかなか実感が出ていました。

 日本は周囲を囲まれた島国で水との関係が深い国のはずですが、船が文化
と結びついているかというと、現状ではまだまだです。同じ島国の英国が例
えば−トラファルガル沖海戦や第二次大戦などを通じて、国の存亡は海運に
ありと折りに触れて説いているのに対して、日本では歴史と船が密接に係わ
った機会はそれほど多くなく、海運の重要性に対しても深い認識があるとは
感じられません。そんな「埋められない歴史の差」は、海外の作品を見ても
感じることがあります。

 青島の飛龍の説明書に関しては、私も理解不能としか書きようがありませ
ん。スケジュールが遅れに遅れたキットでしたから、キットの品質に全精力
を使い果たして説明書の校正まで手が回らななかったとも思うのですが…
(青島の艦船キットは設計担当者が説明書も作成しているという話です)

 以下長文につき分割します。

皆さんこんにちは(2) 投稿者:MOMOKO.120%  投稿日: 5月 7日(水)20時59分50秒
★きょうたまさん

 私は通常版の方しか買っていないのですが、兵装は1939年も42年も変わり
ありません。恐らく艦載機以外の内容は同一ではないかと思います。ざっと
見た限りでは背が低い中型空母の特徴は良く出ています。艦首先端の下側が
少し肉厚なので、蒼龍の建造中の写真などを参考に削るとより良くなると思
います。


★宮ちゃんさん

 自分の子供の頃を思い返してみると、パーツの見栄えはもちろんでしたが、
箱絵の格好良さや説明書のセンスの良さ(≠判り易さ)がキットを買う基準
だったような記憶があります。

 田宮の説明書は資料的な価値は少なくなってしまいましたが、センスの良
さは昔も今も変わりありません。長谷川はごちゃごちゃして製作の流れが追
いにくい、青島は基本的な説明が足りない…特に青島のそれは旧作の時代な
らともかく、今の新版はモールドも考証も頑張っているのに、説明書が印象
を台無しにしているのは、本当にもったいないと思います。

 アンテナといえば、飛龍の起倒式アンテナはWLの空母では初めて基部ま
できちんと作られたもので、立てても倒してもなかなか実感があります。
これも説明書には何も書かれていませんが。

エッチングパーツ 投稿者:かぎろひ  投稿日: 5月 8日(木)19時08分36秒
飛龍の話題が盛んですが、ちょっとまた質問です。
実は少し前に「利根」の限定版を買っています。エッチングパーツのついている物です。
ところが私の指先ではエッチングパーツの加工が上手にできません。
どうやってくっつけたらいいのか? 上手に折り曲げるには・・・?
不器用さもこうなると困りものです。(身の程知らず???)

ということで「利根」はエッチングパーツ以外の部分を途中まで組んだ状態で
止まってしまっています。

エッチングパーツを上手に加工するにはどうしたら良いのでしょうか。

Re:エッチングパーツ 投稿者:おじさん  投稿日: 5月 9日(金)13時37分09秒
こんにちは。かぎろひさん。おじさんと申します。
エッチングパーツを加工するには、やはり鶴首タイプのピンセット
(先が鶴の首のように長く、途中で曲がっているもの)や、先端が
1〜2ミリくらいで細長い精密ラジオペンチのような工具が必要ですね。
とはいうものの価格も高いので、竹串を丁寧に削って面出しをした専用
工具を自作するのも手です。
串揚げ用の太くて持ち手のある串だとうまく加工すればピンセットや
ジグの代用になりますよ。
食事に行ったときに拾ってきて、船体の取り付け位置に合わせて削り
専用ジグとしています。

感謝 投稿者:かぎろひ  投稿日: 5月 9日(金)19時39分07秒
おじさん様、アドバイスありがとうございます。
やはりなにかしらの工具がいるのですね。
じっくり悩んでみる事にします。

初めまして。 投稿者:AX-9@翔鶴  投稿日: 5月11日(日)05時09分54秒
皆様、初めましてAX-9@翔鶴と申します。こちらの管理人様のキット雑感がとても好きで非常に参考になり、雑誌ではとても書けないパンチの効いた考察がとても好きです。私は現在30代後半なのですが、小学生の頃に軍艦「いきなり1/450の大和でした。」からプラモ作りを始めバイク、車、軍用物と手を染め小さい頃からタミヤと一緒に育った気がするのですが、大人になってもプラモデルていうのは永遠のホビーだと思っています。
本題なのですが、知らない間にアオシマの「飛竜」が発売されていたのですね。去年からアナウンスされていてやっと出たの?という感じで個人的にはあまり歓迎していません。といってもキットが新金型で出た事は非常に嬉しいのですが発売が延び延びでやっと出た頃には首が延びきってダランという感じで、、ここの管理人様がキット雑感でピットロードの高雄級で述べておられたような思いがします。メーカーで企画した時点で飛竜の場合ならある程度ここまで突き詰めようと現存して公開され、入手出来る資料を照らし合わせながら販売戦略?を練ると思うのですが、大きなメーカーが新しい製品を投入する場合、実際の車の新車のようなティザーキャンペーンを展開して既存のユーザーを次に取り込もうとするという考えなら理解出来るのですが、プラモデルの世界では買い換えは考える事もないし、追加購入しかないのだから正直アナウンスした時期にキットをリリースするのがベターかと本当に思います。出来ないのならアナウンスしない、アナウンスするならあくまで、「現在鋭意開発中にてご期待ください」位でいいのではないでしょうか?実際にピットロードの「雲竜」も去年から似たような感じで、待たされる方はもうええわという感じで、個人的にメーカーがいいかげんだなと思う所しきりであります。アナウンスしてから延びる理由を「明確」にして例えば、新しい資料が発掘されたので、ここを今までこうして作ったのを金型を廃棄して新たに作っています云々。。。。という結果でリリースされたキットが実際にこうだ!というなら理解出来るのですが、今回のアオシマさんの「飛竜」はもうどうでもいいという気持ちで私はまだ箱を見ただけで中を見ることもなく、模型屋さんで10隻目?の高雄型を購入しました。いずれは買うと思うのですがメーカーのこういうリリースの仕方がどうも気に入らなくて、ここで飛びついて買うとアオシマさんを変に元気づける?という理由からわざと遅い目に買ってやろうと思っています。これは私個人的に待たされすぎた仕返し?みたいな理由があります。かと言ってアオシマさんが嫌いなわけではなく、あれだけの規模のメーカーがアナウンスしてからあれだけ遅れに遅れるって、恥ずかしいとか思わないのでしょうか?思わないでリリースしているなら企画設計販売まで携わった人たちはどうなんででしょう。レジンキットを細々と販売している零細工房でも割とアナウンスされてから延び延びという事はあるのですが、末端のユーザーはただ待たされるだけでその間に、これでも作っておいてと補填するようなキットが出るわけでもないですよね。このあたり少しメーカーの姿勢に考えさせられる所が多々あると思います。私自身はキット自体は公証的な所は合っているのか、公開されている資料とは合っている程度で雰囲気さえ出ていればいいかなと思っています。ワタ艦様のHPの武蔵の噴進砲に関する掲示板みたいな所でその時期の艦長の采配?である程度好きな装備がチョイスできたとか書いてあったような気がしますので実際に機銃の装備や配置位置は適当にその場その場で使いやすい位置や向き、供弾しやすい場所に設置してやっていたんだろうと勝手に推測して私は軍艦を作っていますが、考証面は知っていればいいという範囲で自分なりにデッチアップして楽しんでいます。今回の「飛竜」に関する管理人様のキット雑感を楽しみにしております。長々とすいませんでした。

エッチングの工具 投稿者:MOMOKO.120%  投稿日: 5月12日(月)01時24分39秒
★かぎろひさん、おじさん、こんにちは。

 エッチングは変な癖が付くと直すのは困難ですから、工具は必要です。私
は先端が細くて長い精密電気工作用のラジオペンチ(ピンセットも兼ねてい
ます)を主に使っていますが、細長いものを曲げる時は金属製の定規を組み
合わせたり、その場で治具を作ったりしています。基本的には「極薄の金属
板を正確に曲げる」ことができれば作業が楽になりますから、それに適した
工具を探すなり作るなりすれば良いと思います。

AX-9@翔鶴さん、はじめまして。 投稿者:MOMOKO.120%  投稿日: 5月12日(月)01時25分17秒
 青島は新版飛龍から設計開発を3D−CADに全面移行したため、従来の
ノウハウと異なる試行錯誤的な部分があったため、結果として予定よりも大
幅に遅れたと聞いています。今回は仕方のない事だとも思うのですが、翔鶴
さんが書かれている「発売日厳守」が、メーカーとしての基本的なスタンス
である事に違いはありません。ただ今回の飛龍は最後に告知された出荷日よ
りは数日前に出たのですが、説明書や外箱には注意が回らなかった跡が明白
で、デッドラインより前に出すのが本当に誠意なのかな、と感じていました。

 もっとも、キットそのものは新版高雄型に準じたモールドで、外形も背の
低い中型空母の特徴が良く出ています。中を見ればきっと作欲が湧くのでは
ないかと。

 今後ともよろしくお願いします。長文は一向にかまいませんが、できれば
段落毎に空白行を入れていただければ、より読み易くなると思います。
編集済

飛龍製作開始 投稿者:法修  投稿日: 5月12日(月)12時47分42秒
この土日から組み立てはじめました。
直近に作った空母が、田宮の翔鶴だったのですが、部品の合い、モールド、全体のシルエットなど
翔鶴に比べて遥かに良い出来栄えです。

まず何より全体のシルエットがきれいに上がってますね。
旧作飛龍の箱絵に近いイメージ、といえば良いでしょうか。
あの絵の姿を求めて、今までアレコレと旧作に手を加えてきた私にとっては感激もひとしお。
特にブリッジ部分はモールドも適切で、特徴を良く捉えているように思いました。
旧作のブリッジを切り詰めていた苦労も今は昔となりました(笑)
飛行甲板は、かなり正確にモールドが成されていますが、もう少し省略しても良かったかも。。
不器用な私には塗り分けがちょっと大変です。

説明書の不備については改めて言うことはありません。 
ただ、作り初めて気が付いたのは、煙突の取り付け位置についてはもう少し親切に指示があっても
良いのでは、と思いました。

早晩、蒼龍も新金型で出てくるのでしょうが飛龍の出来栄えを考えると期待が持てますね。
(但し、説明書はもっと気合入れて欲しい。。)

申し訳ないです。 投稿者:AX-9@翔鶴  投稿日: 5月13日(火)03時37分09秒
こんばんわ、AX-9@翔鶴です。
管理人様の改行のご指摘、非常に申し訳ありません。
自分自身で投稿した内容を読み返して、読みずらいなと思っていましたがやはりそうであり、
読んでいる皆様に不愉快な思いをさせてしまい申し訳ありませんでした。
尚かつ、「飛竜」の龍が間違っていたこともお詫びいたします。

あちらこちらの掲示板を見て回っているとやはりどこでも説明書の内容不備というのは指摘
されているみたいで、ここの管理人様が常々おっしゃっているように組立説明書のお粗末な
内容は変更はないのですね。

キットの組立対象がそれこそ、ある程度「資料&知識を持ち合わせた者が対象です。」という
但し書きが必要になるんですかね。?
このあたりは実際にメーカーで本当の素人に何も言わずに組んでみてと、「おサル組立」的な
試験をすれば明快に分かると思う事だと思うのですが、こういうプラモデルの世界では設計企画
の段階でプロジェクトリーダーなるものを抜擢せずに企画は企画、設計は設計、最終モックアップ
のチェックは然るべき人、組立説明書は机上の人がする。。。。という感じなのでしょうか?

法修様も指摘されていたようですが煙突の「合い」の?もあちこちのwebであるように実際に
甲板と現物合わせみたいな所があるようですが、このあたりは自分自身でアオシマさんが悪い
のか微妙なご親切なのかわかりません。

確か飛龍の場合は公式な図面が現存しているんですよね?
だったら図面通りに正確な位置に合うように煙突の取り付け部の船体側にガイドを設けるのが
設計する人の見えない良心だと思いますし、逆に丸スペのような写真や、そこから見える雰囲気
を周りとフィッティングさせて取り付けて下さってもいいですよという設計かなと思ったりも
私はします。
でも後者的な考えをしながら設計はしないと思うのですが。

船体の長さが多少、短い、長いというのは1/700の世界では同型艦や他の船と比べると
ヤバいかなと思いますし、昔?にタミヤ模型の4号戦車の車体幅が数ミリ違うとという事で
車体を寸断して正規のスケールにしたという例がありましたが、タミヤ側が人間の目で見た
場合の視線も考慮しての多少のデフォルメも必要だという云々を聞いた事があるのですが、
メーカーがモデルを作る場合って、やはりスケール通りにダウンして制作すると思うのですが、
実際に仕上がると、某航空機モデルで有名なメーカーは雑誌とかでバランスが悪いんじゃないか
と書かれたりするようで難しい所ですね。

プラモデルて教材的要素も含んでいるので、現時点で得られる考証的な事はまず第一であり、
次にある程度の人が簡単に組み立てられるというような要素も必要だと思います。

私が最近、カムバックしたWLの世界は30年前とは全く違い、別世界なような気がします。
当時はエッチングパーツという言葉もなかったと思うのですが、最近はメーカー純正のエッチング
パーツがあり、駆け出し&出戻りモデラーにはいい環境だと思います。

私は最近、出戻りでWLにきたのですが復帰一発目に購入したのが長谷川のエッチング付きの
加賀とアオシマさんのエッチング付きの鳥海でしたが、この鳥海でアオシマさんのファンになった
のは事実です。

昔からストックしていた鳥海と比べると???????てな感じで、それから長門「こちらも
限定版とエッチング付き」も購入してからタミヤ信奉は吹っ飛びました。
確かに組みやすいというのはあるのですが、明らかに考証的にここは100%間違っているん
じゃないのという部分を放っておいているというのはタミヤカタログの冒頭に記載してある旨とは
相反するので最近はタミヤ模型に?をつけています。

反面、最上の煙突のくり抜きにはびっくりしていますが人間の欲求て深いと思います。
正直な所、ここの管理人様のキット雑感の内容は私にぴったり合っていて、キットを眺めながら
ふんふん、と正座をしながら読ませてもらっています。

実は飛龍もとても好きな軍艦で翔鶴の次に好きなのですが、沈没した際の山口少将の生き様に
とても感銘をうけています。
去年から出る出るという事で凄く楽しみにしていたのですが、リリースされたモデルに致命的
な誤りがないみたいなので安心しています。

近日中に両モデル共購入して、皆様の書き込みについていけるようにしたいと思います。
長々とすいませんでした。

なんか、こちらの掲示板が自分の性に合うみたいなのです。



飛龍ネタで盛り上がってますね 投稿者:きょうたま  投稿日: 5月14日(水)21時22分08秒
待たされたことと、説明書のアヴァンギャルドさ(^^;ゆえに、何かと話題に事欠かない
新製品となったようですね。

ところで管理人様、バイキング船の話題を持ち出したのは私です(^^;;
私がよく利用する通販のサイトでパッケージを見つけることができましたので、ご参照
ください。

http://www.squadron.com/ItemDetails.asp?item=SE0902

メーカーはSMERとなっております。飛行機をよく作る方ならご存知かと思います
が、このメーカーはオリジナル新製品も出すには出すのですが、ほとんどは他社メー
カーの旧製品のパケ替えやデカール替え、といったところです。

多分、このバイキング船も以前他社から出ていたもののパケ替えかもしれませんね。

P社の雲龍 投稿者:法修  投稿日: 5月15日(木)20時03分21秒
P社の雲龍はまた遅れましたね。。
進捗度合いをHPで公開していたりしますが、ずるずると遅れるのはちょっとね・・・
飛龍でもそうでしたが、発売時期はある程度確定してから公表することでも良いように思いますね。

そういえば、飛龍の箱のシルエットが雲龍クラスになっていたんですが、これは次回は雲龍クラスの
リニューアルの予兆でしょうか?
個人的には蒼龍のリニューアルへの期待が大なのですが。
飛龍の出来映えを考えると、蒼龍のリニューアルも期待が持てます。
艦船模型ファンの中には相変わらず青島への評価の低い人も少なからずいるようですが
利根以降のモデルは十分評価に値すると思うんですけどね。確かに説明書の不備は致命的
ですがモールドや基本形の捉え方はもっと評価されるべきと思います。

飛龍の取説 投稿者:おじさん  投稿日: 5月15日(木)22時24分05秒
こんばんは、おじさんです。
本日、静岡へちょっとだけ顔を出してきました。
アオシマの担当Y氏に取説について真相を聞いてきたのですが
結局生産管理が甘かったようですね。
初の3D彫刻で修正につぐ修正。問屋筋からは連休前に出荷せよ
との矢の催促。やむなく部品の試験打ちが出来る前に組み立て
説明書を見ず転で進行させてしまい、校正もないまま箱にセットする
とき、ようやく印刷があがったときにはもう遅かったというお粗末。
リカバリーのためでしょうか、夏ごろには高雄級で好評だった小冊子
入りを限定バージョンで出すとともに取説も新版に改訂の予定とか。
ただし箱の横はどうなりますか。墨版ですから修正差し替えはそれほど
難しくはないでしょうが、今回何箱分印刷してしまったのか。
次回作、陽炎型が金型老化で候補の一番手ですが飛龍の売れ行きが
好調なので、勢いに乗ればトップが蒼龍にGoを出す可能性も出て
きたようです。
P社の雲龍、試験打ちが出品されていましたがなぜか「葛城」でした。

アオシマの説明書 投稿者:きょうたま  投稿日: 5月15日(木)23時22分01秒
なんだかアオシマを持ち上げたり突き落としたりと、とても愛情のこもった掲示板
になってきましたね(^^;;
とかいいつつ、私も気になっています。

おじさん様のご投稿の裏話から推察すると、アオシマも地獄を見ていたようですね。
いや〜、ご苦労様です。(もちろん、アオシマサイドの計画の甘さもあると思います
ので全面的にアオシマに同情するわけにはいきませんが・・・・)

それにしても、箱の蒼龍の線画は早く差し替えたほうが良いでしょうね。
私が艦船ビギナーなせいもあるのでしょうが、ボックスアートやキットのパーツ状態
では、艦影がいまいち掴みづらいとき、あの線画を参考にすることがあるんです。

つい最近、金剛型4艦でどれにしようか迷っていたとき、決め手になったのは線画でした。
(ちなみにその時は霧島の艦橋が気に入ったので、霧島にしました。)
私の友人でも線画を良く見て艦影を確認する、というモデラーがいます。

あとリメイクの候補は雪風ですか・・・・う〜ん、つい最近艦底部を自作して改造しま
くったばっかりなだけに少々複雑な気分。(ピットロードから雪風の優れたキットが出
ているの知らなかったんです。)
私としては扶桑のリメイクを最も希望しています。
最初は扶桑は嫌いでしたが、学研の本に載っている模型を見て、大好きになりました。
あの艦橋部の堂々たるバカっぽさは一度とりこになると美しさに変化しますね。

本を立ち読みした後、扶桑が欲しくなり模型屋に直行。
しかし扶桑の箱を開けた途端・・・・・・・(雪風よりすごい・・・・・)
私が手にとった扶桑はきっと、あの模型屋にまだ残っていることでしょう。

そうでしたか・・・ 投稿者:宮ちゃん  投稿日: 5月16日(金)17時50分46秒
素人考えでは「遅れに遅れた挙げ句、説明書がなってないのは如何なモノか!?」と考えて
いたのですが、おじさん様の情報により説明書の一抹が分かってきました。

少なくとも「いい加減な説明書を平気で送り出し、あとは知らぬ顔」といった訳ではなく、
「キット本体の手直しをギリギリまでやっていたが、催促により説明書まで修正の手がつか
ず、これ以上の発売延期も出来なかった為、現在の状況になった」といったものでしょうか。

それならば事情もある程度は分かります。「大変だったんだなぁー」といった感情もおこって
くるものですが、それでも現在発売中の「雲龍、葛城」などの説明書は数々の欠点を何年も前
から散々言われているにも関わらず訂正しないところをみると、「どうなってるの?」とも思
います。そりゃソコソコの艦船模型製作知識を持っている人なら「んなアホな♪」と苦笑いし
ながら愛用の参考書片手に説明書などアテにせず自分の知識で塗りにかかりますが、初心者の
方なら「これとこれだなー♪」と当座唯一の手がかり(説明書)を頼りに「つや消し暗い茶」や
「つや消し黄」を買うハメになるでしょう。

皆様こんにちは。 投稿者:MOMOKO.120%  投稿日: 5月16日(金)22時36分23秒
 最近周囲がバタバタしていて、なかなかレスができません。すみません。

★おじさん

 情報ありがとうございます。やはりキット本体のチェックで精一杯で他ま
で注意が回らなかったのですか。さぞ担当者もやつれていたのではないかと
推察致します。

 陽炎型駆逐艦は資料が豊富でバリエーションも多く見込めますし、個人的
にはピットロードのキットは船体の平面型や艦橋の捉え方に疑問があるため、
新版高雄型重巡と同等のモールドでより正確な形で出てくれば、それなりに
需要はあるのではないかと思います。蒼龍に関しては以前雑感で書いたよう
に、考証的には現行のキットからモールドを良くした程度の内容しか期待で
きないため、飛龍と同等(以上)の内容を期待する愛好者の要求に応えられ
る事が可能か否かという部分に掛かってくるように考えています。

 ただ、だからといってこれ以上待っても決定的な資料が発掘される可能性
は少なく、同じように考証的な問題をモールドのキレと他艦からの推察とい
う方法で乗り切った田宮の大鳳や信濃のような前例もあるため、もし作られ
るとすれば、その時には設計担当者の航空母艦に対する「センス」が強く問
われるのではないかと思っています。


★きょうたまさん

 バイキング船の件では失礼しました。箱絵だけでは何とも言えませんが、
ひよっとしたら他社のパッケージ替えなのかもしれません。私が知る限りで
はエレールのキット2種類がモールド考証共に最高で、かつてのトミーの国
内販売版は今でもヤフオクに時々出品されているようです(オリジナルのオ
ゼベルグドラッガーより派生のレーヌマチルドの方を多く見掛けますが)。

 扶桑型戦艦は少なくとも蒼龍よりは資料がある船ですし、モールドは無い
に等しい内容ですが…。扶桑は日本初の超弩級戦艦という事で多分に試行錯
誤的な部分も強く、あの艦型は受けを狙いに行った訳では決してなく結果と
してあのような形になったようです。
編集済

蒼龍 投稿者:おじさん  投稿日: 5月18日(日)11時49分40秒
MOMOKO.120%さん、こんにちは。

担当のY氏は本当にがっくりしていましたよ。
なにしろ組み立て説明書の締め切りになってもテストショットが
上がらなかったため、説明書の製作を丸投げしてしまったのが敗因と
いたく反省しておりました。

初版は正規及び限定とも同数を出荷したとのことですが、初回ロットを
すべて出荷してしまい、ホビーショー会場には静岡模型協同組合コーナーに
セカンドショットの仮組みをひとつだけ展示しただけで、アオシマのブース
には飛龍のかけらも見当たらないと言う状態だそうで(口の悪いヒトには
「恥ずかしいので、ファンを刺激しないように展示をしないのさ」などと
いわれてましたけど・・・)

初版のミスを取り返すべく、夏ごろには高雄型と同様、解説書付きの
限定版の企画があるようです。

それと社長さんは二匹目の泥鰌狙いで蒼龍にGO出しをしそうな雰囲気ですが
MOMOKOさんもご承知のように、なにしろ資料の極端に少ない船ですよね。
遠藤資料の艦橋前面水面監視所増設の真偽。公試時に傾斜させていた右舷マスト
が固定されたのか否か、および右舷無線柱は公試時は一本なのか二本なのか。
右舷後部無線柱のみ形状が異なるわけ等々、それらに納得のいく説明が出来ないと
またうるさい筋から叩かれますしね。

田宮のように推定でもそれらしくまとめられる設計さんがいればよいのですが。

飛龍 投稿者:かず  投稿日: 5月18日(日)22時27分06秒
限定版を購入しました。
出来は素晴らしいと思います。(インストは除く)
この調子で扶桑型、ビスマルククラスをば。。。
(採算的には厳しいかな。。。。)
ビスマルクは海外では売れそうな気がしますけどね。

アオシマの次の手 投稿者:raccoon  投稿日: 5月18日(日)23時23分56秒
MOMOKO.120%さん、ご無沙汰してます。
おじさん、みなさま、はじめまして。
raccoonと申します。

飛龍担当の方の落胆はよくわかります。
業種はまったく違うのですが、私の業界でも起こりがち。

問題はミスのフォローの仕方だと思います。
それが限定版の発売?ちょっと違うんじゃ・・・。
これは、たぶん今後10年、20年販売される商品。
PL法に引っ掛かりかねないミスなんですから、
限定版や蒼龍の発売前に、まずやるべきことがあるのでは?
すでに買った人に対しても、修正した取説をPDFにして
ウェブで配るとか、手はあると思うのです。

これは、会社や経営者の問題なんですけどね。
ただ、今回のミス自体がそこに起因していると思うのです。

皆様こんにちは。 投稿者:MOMOKO.120%  投稿日: 5月19日(月)23時26分01秒
★かずさん

 青島のビスマルクはきちんと作ることさえ大変に難しいキットですから、そ
ろそろ新しいキットが欲しいと私も思います。しかし、日本艦にも要望が多い
ようですし、3社間の販売戦略が無いに等しい現状では、なかなか難しい事だ
ろうとも思います。

★raccoonさん

 PL法は、製品の欠陥によって生命や財産に損害が及ぶ場合に損害賠償を行
う義務を定めた法律であり、今回の場合は必要な部品が余るだけで生命や財産
を直接侵害するようなものではありませんから、少し違うような気がします。

 ただ、raccoonさんが書かれている「モラル」の問題に於いて、対応の余地
はあったように私も思います。最低限、誤植の部分と必要な部品の説明が足り
ない点は、箇条書きでもすぐにUPしていればと考えます。

 とはいえ、「こうすれば良かった」とここに書いていても仕方ないので、代
わり…と言っては何ですが、説明書で気が付いた部分を片っ端から箇条書きに
してまとめてみました。基本的には無改造無修正でキットの部品や説明の足り
ない部分の補足と、塗装に関することがらです。

http://web1.incl.ne.jp/momo120/KIT-INF/N_HIRYU_PF.HTML

飛龍竣工 投稿者:法修  投稿日: 5月21日(水)21時28分22秒
飛龍がほぼ完成しました。あとは軍艦旗の掲揚だけです。
色々指摘の向きもあるでしょうが空母のWLモデルとしてはまずまず良いできだと思います。
かなりお気に入りです。
だいたい私はmm単位での精度を求めるほど腕があるわけではないですしね(笑)
MOMOKOさん版の改定組みたて指示書、ずいぶんと参考にさせていただきました。
ありがとうございました。
あれこれと手を加えて完成させた旧作もあるのですが、やはり新作の方が
シルエットを捉えていますね。でも、あれこれ苦労して完成させた飛龍にも
それなりに愛着があって“こっちの方が飛龍っぽいかも”なんて思ってしまうのも
歪んだ愛情・・というべきでしょうか。。
そういう意味では瑞鶴なんかも同じです・・
最後は自分なりに気に入ったモデルができれば、それはそれでその人にとっての
傑作キット、と言えるんでしょうね。

ちょっと反省 投稿者:raccoon  投稿日: 5月21日(水)21時31分14秒
MOMOKO.120%さん,みなさま

「PL法」うんぬんは,ちょっと大仰すぎたかもしれません。孤軍奮闘している(と思われる)担当者の方への思い入れが筆を滑らしました。すみません。

話は変わりますが,東京恵比寿の車模型専門店。
ここは最近一切艦船模型を扱わなくなったのですけれど,久しぶりに近くにいったので覗いてみたところ,B級品の棚にレベルの帆船「ブロッケーダー」が。

思わず衝動買いしてしまいました・・・。

でも,カミさんに見られるのがコワクて,未だにマンションのドア外に置いてあります。
ああ,早く寝ないかなあ。

飛龍(-点) 投稿者:法修  投稿日: 5月22日(木)12時37分24秒
完成して気が付いた(遅い?)マイナス点は、前部高角砲の甲板(?)が低いというか
前部甲板が高い、というか・・通路が同じ高さで繋がっているのはちょっと違うかな、と。
旧作では位置関係は実写通りになっていただけに、気をつければ避けられるミス
だったと思います。
修正にはかなりの工事が必要で、これをやると全体のプロポーションが崩れる可能性もある
し、私の手には負えません(笑) せっかくついている通路を切り取ってしって“なかったこと”
にするのも手かもしれないですが、それももったいないので今のままにしておきます。

右舷側の煙突(前)の下のふくらみはもう少し、抑え気味でもよかったかもしれませんね。
斜め前方からの写真で見るとかなり“ゆるい”ように見えます。
模型を観る視線を斜め上からにすると気にならないレベルだし人それぞれの感じ方、という
レベルかもしれませんね。

飛龍の修正 投稿者:おじさん  投稿日: 5月22日(木)22時01分00秒
こんばんは法修さん。
飛龍の高角砲甲板の修正はそれほど難しくありません。
船体の接着面に0.2mmのプラ板の薄切りを貼り付けて
かさ上げし、支柱天端も2oの丸棒を薄切りしたもの
を接着してからパーツの10と12をそれぞれ接着。飛行甲板に
干渉するかさ上げした部分をカッターでカットします。
艦尾側の左舷高角砲甲板部品5も同様な処理をし、
段の付いた舷外通路とは細切り薄手のプラ板でラッタルを
再現してやりましょう。右舷は部品16の取り付けタボをカットし、
支柱に0.2oの丸棒薄切りでかさ上げしましょう。
また、煙突の取り付けは目一杯船体にくっつけて接着し、舷側との
間のクリアランスに煙突幅よりも狭い煙突受けの支筒を付けましょう。
前部煙突のバルジは内側からポリパテを入れて裏打ちしておき、
固まったら煙突内側の傾斜にあわせてバルジ下縁から上縁へ
ほぼまっすぐに近いバルジラインに修正すればよいでしょう。
なお7番パーツの前方より機銃座の幾分艦首よりには水面監視所が
ありますので、左舷のものを参考にプラ材を削って取り付けたいですね。
あとはMOMOKO120%さんの「雑感」にある補修に示されていない(艦尾の副錨)
の再現とか、飛行甲板レイアウトの検証が必要になりましょう。

ありがとうございます 投稿者:法修  投稿日: 5月22日(木)22時46分29秒
おじさん さん
アドバイスありがとうございます。大変参考になります。
要は格納庫を嵩上げしてやればよいわけですね。これならできそうです。
見張り所の追加もお手軽モードで対応してみますが、煙突周りは
自分の腕前を考えると・・・それにもう塗装までやっちまいましたから
と、ものぐさですね(笑)

短信 投稿者:MOMOKO.120%  投稿日: 5月26日(月)23時08分40秒
先週から一仕事終わらせた後に、体調崩して何もできません。すみません。

皆様の発言ありがとうございます。

ご養生して下さい 投稿者:宮ちゃん  投稿日: 5月27日(火)09時00分56秒
MOMOKO.120%さん、十分養生してください。
そういえばこれから各地次々と梅雨に入り、塗装が厳しくなる時期ですね。

新しく出たGSIクレオスの乾燥ブース、欲しいです。(定価1万5千チョットだったかな?)

おだいじに 投稿者:  投稿日: 5月27日(火)14時01分15秒
MOMOKO.120%様

東でございます。

体調不良とのこと,お見舞い申し上げます。

先日,模型店で「DORAGON」と言う会社(?)のモービル・ベイを買ってみました。
第三勢力か?(笑)と思ったら,どうも箱の文字が・・・
上海・・・中国のメーカー?・・・舶来品だあ!?
と感激しております。

お見舞い申し上げます 投稿者:おじさん  投稿日: 5月27日(火)20時09分44秒
こんばんは、MOMOKO.120%さん@おじさんです。

23日はお元気そうでしたが、あのあと体調を崩されたのですか。
ちょっと強行軍だったのでしょうか。

月曜日に戸狩船長がいらっしゃったので伺ったのですが、
右舷のマンホールは記憶にないとのことでした。
やはり、船が持っている日誌に一番詳しく書かれているはず
訓練所へはそれほど詳細な報告は上げなかったと思うとの
ことでした。
先日「新海王丸」が出航の際、船体を桟橋のフェンダーに引っかけて
しまったのですが、船体に黒くゴムの跡が付いてしまったのに、
本省への報告はしなかったそうです。

PS: お体ご自愛ください。何かありましたら、気軽にご連絡ください。

フジミのレキシントン 投稿者:きょうたま  投稿日: 5月28日(水)19時50分45秒
MOMOKO.120%様、体調の方は大丈夫でしょうか?
私の投稿は、まあグチレベルですから、ご回答いただかなくてもかまいませんよ(^^;;

何らかの情報を手に入れたり、気になったことがあったときに、気まぐれに投稿してる
だけですから、無視していただいてもかまいません(^^;;
それよりもご回復をお祈り申しあげます。

ところで以前どなたかが、フジミのレキシントンのバージョン替え新発売について
投稿されていましたが、どうやらその方が懸念されていた通りデカール替えのみ、
みたいですね・・・・・
見本市で配っていたチラシがこのメーカーのサイトにアップされていますが、新金
型や新規部品追加といった言葉は一切使われておらず、カルトグラフ製デカールが
ついている点についてのみデカデカと書かれています。

もしそうだとしたら、期待はずれですね。う〜む、まあ、現物の発売を待ちましょう。

お大事に 投稿者:法修  投稿日: 5月28日(水)22時24分26秒
管理人さん、体調不良とのことお大事に。
私は、来週からまたまたコロンボ空襲・・もとい、コロンボ出張です。
それに合わせて飛龍の艦載機の準備(艦爆の塗装)に入りました(笑)

スリランカ・・殆ど一日がかりの旅に4時間の時差・・出張するたびにこんな遠くで
戦って命を落した日本人がいるのだなぁ・・と感傷に浸ってしまいます。

お騒がせしています。 投稿者:MOMOKO.120%  投稿日: 5月28日(水)22時43分28秒
 大分良くなりました。お見舞いの御言葉に感謝します。

無理をせず 投稿者:raccoon  投稿日: 5月29日(木)05時12分21秒
MOMOKO.120%さま 無理をせず、ご養生ください。
ゆっくりと、末永く、このサイトと掲示板が続くことを祈っていますので。

近況 投稿者:MOMOKO.120%  投稿日: 6月 2日(月)22時32分37秒
 体調はすっかり良くなりました。御見舞いの御言葉に感謝します。

 模型の方は相変わらず次回作の準備に明け暮れています。予想された方も
あったかもしれませんが、今井の 1/100初代海王丸の製作を近く再開します。
ただし以前に一部製作していた部品は一切使わず、模型そのものは最初から
作り直すつもりです。

 先月は休みを取って横浜の初代日本丸の写真を撮りに行き、そのあとおじ
さんにお会いする機会があり、初代海王丸や模型の話を伺いました。身体が
休めと言ったので静養したあと、週末はまたカメラとメジャーを持って富山
の海王丸を見に行ってきました。

 それで今は(も)頭を抱えています。時代や縮尺に係わらず、どんな船も
手元の資料を整理してキットの内容を検討する所から最初に入ってゆくので
すが、今回は意外に考証に時間がかかりそうです。

こんばんは 投稿者:KUBOやん!  投稿日: 6月 4日(水)22時13分46秒
MOMOKO.120%さん こんばんは。KUBOやん!です。

まずはお見舞い申し上げる機会を逸し、お詫びいたします。
良くなられたとのことで、安心いたしました。

海王丸の考証、かなり緻密な調査をお覚悟の様子ですが、
いいリサーチ結果に結びつければいいですね。
(私自身は何も応援出来ないので申し訳ないのですが…)

MOMOKO.120%さんの話を読んで思い出したのですが、
2年ほど前に晴海で一般公開中のエスメラルダ船上で、
ご年輩の帆船モデラーの方とお話しさせていただいた
ことがあります。

その方はビリングボート社の同船を何年かにわたって
制作中とのことでしたが、「エスメラルダが来る度に
少しずつ改装されているので、また作り直しです。」と
苦笑されていたように覚えています。その時点で最新の
状態のエスメラルダを作りたいという気持ちが強かった
のでしょうね。

その方とはその後お会いする機会はないのですが、いい
模型を完成されていることを願っています。

あまり関係のない話で申し訳ありませんでした。

それでは

RE:こんばんは 投稿者:MOMOKO.120%  投稿日: 6月 7日(土)00時11分16秒
 KUBOやん!さん、こんにちは。御言葉ありがとうございます。

 エスメラルダも船歴が長い船ですし、海王丸と同じように来日する度にど
こかが改装されているのかもしれません。船は生き物である、という事をつ
くづく思い知らされます。

 納得させるためにはどこかで線を引かなければならず、その場合に時期が
特定された写真が最も重要な資料であるのは、旧日本海軍艦艇も現用艦も保
存船も同じです。ただ、銀塩写真の時代に悩みの種だったのはフィルム代や
現像プリント代が馬鹿にならなかった事で、思うように細部写真が撮れなか
った事も少なくありませんでした。そのため、デジカメが出た時は本当に嬉
しかったですね。「これで後先考えずに写真が撮れる!」と。

 話が脱線しました。製作は何とかやってゆけそうです。

はじめまして 投稿者:spica  投稿日: 6月 8日(日)22時23分52秒
初めてここにきました。ところでスクラッチで独のO級巡洋戦艦の作り方の紹介をしてもらえませんか?

spicaさん、はじめまして。 投稿者:MOMOKO.120%  投稿日: 6月 9日(月)22時34分40秒
 もう既に次の製作の準備に入っていますし、2〜3年はそれに掛かりきり
になりそうなので、作り方を示すことはできません。

 基本的には資料を探して、ディテールを既存の艦から推測して、図面をそ
れなりにまとめたら、あとは木を削ったりプラ板を切り貼りしたり、既存の
キットから流用可能な部品を流用したりして仕上げることになります。

 今後ともよろしくお願いします。

はじめまして。 投稿者:lemon  投稿日: 6月10日(火)15時17分59秒
大変興味深く見させていただいております。
特に海王丸の製作記に期待しております!プラキット帆船を紹介するサイトは
ほとんど無いので、色々参考になります。私も1/100日本丸を持っているのです
が、船体パーツが激しくゆがんでおりまして、ドライヤーで暖めたぐらいでは
修正できず、今だ製作に入っていません。(船体歪み防止用にかまされていた
発泡スチロールのせいで歪んでました。今井科学さん..トホホ)
というわけで、海王丸、楽しみにしてます!

lemonさん、はじめまして。 投稿者:MOMOKO.120%  投稿日: 6月11日(水)22時06分00秒
 1/100 日本丸クラスの大きさになると、船体の変形を熱で修正するのは非
常に困難です。状況にも依りますが、船体の幅が内側か外側に反っている場
合は、甲板の幅に切った木の棒を何本か船体の内部に入れて、甲板の幅に合
うように調整した方が上手くゆくようです。

 それと、個人的な経験ではプラの変形の修正にドライヤーはあまりおすす
めできません。熱が特定の部分に集中するため、返って変形がひどくなる事
があります。1/700〜1/500程度の船ならば、木の板に船体を針金などで固定
したあとで、軍手をはめて沸騰したヤカンの蒸気に当て、全体に均等に熱が
回るようにすれば上手くゆくようです。

 意外に検討する部分が多く、製作開始はもう少し先になると思います。
 今後ともよろしくお願いします。
編集済

なるほど、 投稿者:lemon  投稿日: 6月13日(金)11時22分56秒
MOMOKO.120%さん、ありがとうございます。参考にさせていただきます。
こちらこそ、よろしくおねがいします!

摩耶・・・ 投稿者:かぎろひ  投稿日: 6月28日(土)21時10分53秒
いま、飛龍をほったらかしにして、アオシマの摩耶を作っています。
難航・・・というより困ってます。
何故かというと、設計図の部品番号が滅茶苦茶だから。
部品95ってなによ? 81番までしかないのに。
部品4はどーした? 図と実物が全然違う・・・(実物の4は設計図の95にそっくり)
他にもいろいろ。

あと、艦載機はどうするんでしょう? 指定がありません。

以上、単なる愚痴でした。

摩耶ですか・・・ 投稿者:きょうたま  投稿日: 6月28日(土)21時42分19秒
確かに完成後は素晴らしいキットであることには違いありませんが、
あの説明書はすごいですね。
東欧の戦車のプラモを作ることが多い私から見ると、アオシマの説
明書はそれらとドッコイドッキですね。
アオシマの飛行機シリーズの説明書もすごいですね。
部品番号、デカール指定、カラー指定、必ずどれかが(あるいは
全て)間違ってます。車は私は作りませんが、どうなんでしょうね。

あと、艦載機に関しては私も困りました。
どれを載せるのか、が書かれていないのもそうですが、エッチング
パーツ付きの説明書には肝心の車台の装着場所や上下の向きなどが
記載されていないんです。

これって致命的ですよね。高い金出してスペシャルバージョン買った
は良いけど使い方の説明が足りないなんて、最悪です。

アオシマ叩きをするつもりはありませんが、キットそのものは優秀な
ものが多くなっているだけに、非常に惜しまれます。

摩耶ですね。 投稿者:MOMOKO.120%  投稿日: 6月30日(月)01時57分03秒
 かげろひさん、きょうたまさん、こんにちは。

 青島の組立説明書が説明になっていないのはWL発足当時からの問題点の
一つで、何も今に始まった事ではないのですが、新作に至っても改善される
どころか段々と深刻さを増しているのは私も首を傾げます(原因はそれぞれ
別にあったそうですが…)。もし次があるのなら、最初から限定版並みのブ
ックレット付きを望みたいものです。価格は同じなのですから。

 説明不足といえば、WLの初期・中期開発のキットに同封されている装備
品セット(W/X部品)も、紙切れ一枚だけで何の用途で軍艦のどこに使わ
れるものなのか全く解説がありません。これも初心者にとっては返って迷う
だけのような気がします。

 摩耶の艦載機は通常版の1944年であれば零式三座水上偵察機(W20,22)を
1〜2機付けるだけで良いと思います。マリアナ〜比島沖海戦当時は何機搭
載していたのかもはっきり判っていないようです。

装備品セット! 投稿者:かぎろひ  投稿日: 6月30日(月)20時26分23秒
そーです、その装備品セットがまた迷いの元なんです。

実は摩耶と並行して島風を作りかけているのですが(というより摩耶で悩み込んで、
気分転換に作り始めたのですが)、三年式12.7cm連装砲をどうするか困りました。
素直に島風側のパーツを使えば済むところですが、せっかくなので装備品セットから
使おうとすると、B型とC/D型がある・・・。
いったい何がどう違うのか。どの艦船がBでどれがCで、等という事は全くわからない。

結局軍艦関係を扱っているいくつかのHPを渡り歩いて、どうやらD型らしい・・・と
判断しましたが。

幾ら自分で調べるのが基本とはいえ・・・しんどいです。

NHK夏の特番 投稿者:MOMOKO.120%  投稿日: 7月 4日(金)01時33分42秒
 既にプレマップの番組紹介で腰を抜かした方もあるかと思いますが。
http://www.nhk.or.jp/summer/gtv/gtv_038.html

 模型とはあまり関係無いかもしれませんが、戦前という時代背景を探る意
味でも必見のようです。

 あとこれはBS2の再放送ですが、探検史に興味のある方はぜひ。
http://www.nhk.or.jp/summer/gtv/gtv_043.html
編集済

説明書? 投稿者:AX-9@翔鶴  投稿日: 7月 4日(金)06時07分49秒
管理人様、こんにちわ。

アオシマさんの飛龍組み立てに関する辛口コメントを今かと待ちわびておりまする。
アオシマさんの組み立て説明図に関しては結構いろいろ書き込みがあるようですね。

つい最近までは組み立て説明図に関しては諦めの境地に入っておりましたが昨年の
年末に購入して箱も開けずに放置していた摩耶を、何気なしに雰囲気だけでも楽しもうと
箱をとると組み立て説明図の誤りを補填するような半ペラの紙が入っていて「ふむふむ、
アオシマさんやる気あるじゃん。。。。」みたいな感じでちょっぴり、見直したのですが
、明らかに間違っている個所が判明しているなら出荷した分は仕方ないとして、WEB上で
訂正個所をアップするとか手段はあると思うのですが。

メーカーサイドでの出荷時期や箱の印刷時期、説明書の印刷時期、担当者云々の見落とし
等は購入するユーザーには全くの関係のない所なので明らかに間違っている部分は間違って
いるので、それなりの対応をするのが企業の良心じゃないかなと思います。

間違った説明図を見て素人がそのまま模型を制作しても人命にかかわるという事はないから
作る人側で資料を参考にして作ってくださいというスタンスでキットを出荷しているなら
仕方ない事ですが。

個人的には模型雑誌とかの媒体を通じて、訂正情報みたいなコラムをメーカーの新製品の
宣伝ページの隅っこにでも掲げてくれたらありがたいと思います。
こういう所をタミヤ模型ではなくアオシマさんに先陣をきってやってほしいです。

模型だけではなく、車、カメラ、PC、電化製品を問わず、そのものをずっと眺めていると
その製品を構成しているパーツの一つ一つに設計した人の思い入れていうのでしょうか?
そういうものを感じる所があります。

私はアオシマさんにはがんばってほしいと思っています。

私はここ最近、出戻ったモデラーですが復帰後アオシマさんの高雄級、長門ですっかり
アオシマさんのファンになり、それこそ高雄級は10隻以上購入しています。

普段はこんな事はしないのですが、何故かキットの出来がいいせいか他の艦船を購入
したついでについ、買ってしまいます。
個人的に高雄級ですと鳥海が好きでスマートな船体にふっくらした艦橋はやはりいい
ですね。

でも摩耶もかっこいいなと最近思いつつあります。
高雄級の各艦の個性的な部分を寄せ集めた?ような風貌と艦橋前方の対空機銃は鳥海
とはまた違った魅力を感じています。

前置きが長くなり申し訳ないのですが一つ教えていただきたいのですが、前述の高雄
級の船体でシェルター甲板はリノリウム張りなのでしょうか?

丸スペとかを眺めていても100%確証が持てなくて、ピットロードのキットや艦船
模型スペシャルの特集、他人の完成艦を見たりしていると船体色、リノリウム色とあり
悩んでいます。

基本的にはリノリウム張りで大戦末期で剥がしたから製作年代で変わるのかなと思ったり
しているのですがどうなのでしょうか?
幼稚な質問ですいませんがご教授していだけないでしょうか。

説明書ほか。 投稿者:MOMOKO.120%  投稿日: 7月 5日(土)23時00分38秒
 AX-9@翔鶴さん、こんにちは。
 次の製作準備で手一杯で、飛龍の雑感は全くメドが立ちません。現状では
年内には何とかというレベルです。すみません。

 ただ、説明書に関しては掲示板で触れた以上の事は書かないつもりです。
青島の飛龍に対して書きたい事は他にありますし、説明書は問題全体の中で
は枝葉的な事柄に過ぎないと私自身は捉えています。

 高雄型に限らず旧日本海軍の巡洋艦の甲板塗装は悩みの種で、決して幼稚
な事柄ではありません。作る人によって解釈が異なるのが何より現状を表し
ています。
 ピットロードと青島の高雄型のシェルター甲板が全面滑り止めもしくは鉄
甲板の表現になっているのは、恐らく高雄の竣工時の公式図がそのように描
かれているからだろうと考えます。しかし、先の大戦の前に撮影された航空
写真を検討する限りでは、少なくとも艦橋周辺は前後のリノリウム甲板と同
じような色調に見えますし、大戦初期に撮影された愛宕の艦上写真を見る限
りでは、航空機作業甲板は一部滑り止めの付いた鉄甲板のように見えます。
ですから、現状で私が作るとすればシェルター甲板はリノリウム、航空機作
業甲板は鉄甲板として軍艦色を塗るだろうと思います。

 ただ、旧海軍の艦艇の場合は同型艦の1隻がこうだったからといって、他
の艦も同じとは限らない例も多々ありますし、高雄型の場合は摩耶の近代化
改装が大戦後半にずれ込み、鳥海に至ってはとうとう改装を受ける機会がな
いまま戦没したという事情がありますから、甲板のリノリウムの扱いも含め
て細部が個艦別に異なっていた可能性は充分にあります。

 入手できる情報は限られているのですから、その中から判断して作ってゆ
く以外にないのですが、「キットがこうだから」とか「○○さんの作品がこ
うだから」と頭から飲み込んでしまうのでなく、良く調べて自分なりに結論
を出してゆく過程が大切なのではないかと思います。

高雄型のセルター甲板 投稿者:ありた  投稿日: 7月 6日(日)13時44分17秒
管理人さん、初めまして。(本当は3/23以来二度目です。)
いつもながら、管理人さんのご意見には、首肯する事多くとてもうれしくなります。

AX-9@翔鶴さんの質問について(私も同じ疑問を持ちましたので)

私の場合は、最近の資料のほとんどの作例が船体色で、リノリウムのものが
見あたらなかったので、同様な質問を他の掲示板に書き込ませていただきました。
「なぜ「高雄型だけが」セルター甲板にリノリウムを張っていないのでしょうか」と。
そこで、おじさんをはじめたくさんの方々に色々教えていただきました。

そこでのご意見は、セルター甲板はすべて鋼鈑甲板とのことです。
昭和18年1月の摩耶の中央部あたりの滑り止め付き甲板の写真があります。
愛宕・高雄と摩耶・鳥海とは違うかもしれませんし、鋼板だとすると上記の疑問が残ります。
だから本当は管理人さんのご意見が魅力的です。
また、大戦末期に改装した摩耶の航空機作業甲板がどうだったかは藪の中。

私個人的には、「艦橋横はリノリウム、1,3番高角砲以降は船体色塗粧鋼鈑(明るい色)、
航空機作業甲板は、無塗粧鋼鈑(ただしエンジンオイルで黒く汚れている)。という結論でした。

私はウォーターライン第一作の重巡は、美しい日本重巡の艦首形状を再現している、
アオシマが4社の中で一番だと思っておりますし、最近の活躍からも(説明書はどうあれ)
アオシマさんに敬意を表して、摩耶一隻ぐらい、モールド通り高荷義之氏のカラー図の様に、
航空機作業甲板をリノリウムで塗ろうかと思っています。

高荷義之氏のカラー図の「冬月?」は最近?話題の弁柄色ですし、
摩耶だけは、本当に航空機作業甲板はリノリウムなのかも..

Re:高雄型の甲板 投稿者:MOMOKO.120%  投稿日: 7月 8日(火)00時16分06秒
 ありたさん、こんにちは。

 情報ありがとうございます。私はそのような写真は見た事がありませんが、
存在するのであれば、摩耶のシェルター甲板は鉄張りで間違いないでしょう。

 航空機作業甲板は妙高型や最上型ではリノリウムが張られていましたし、
大和型以外の戦艦も同様でしたから、資料に良く書かれている「防音・防熱」
以外に、航空機の運用に関する役割も何かあったのかもしれません。前にも
書いたように摩耶の近代化改装は1943年暮れまで遅れ(全てを高雄/愛宕に
準じることはできませんでしたが)、その間に前2艦の運用実績と問題点が
造艦側に上がっていた事は充分に考えられますから、何らかの理由で鉄甲板
にしたものの、問題があってそれを摩耶の改装に反映した可能性は充分に考
えられると思います。

 ぜひ傑作を作って下さい。

固体差 投稿者:きょうたま  投稿日: 7月 8日(火)08時23分55秒
みなさんの高雄型の一連のご意見、興味深いですね。

と同時に、私が専門にしているAFVとの決定的な相違点が感じられる点でもあります。
戦車の実際の戦場写真を見ると判りますが、装備品や外装は時期やロットによって
かなり差異があります。
(仮に同じ「○×戦車の△型」であっても、装備品のついている位置が全く違った
り、破損・損壊により外観が大きく異なっていることが、ままあります。)
さらには「塗装」という要素もあり、まさに千差万別です。

ですからAFVの作成の際は、ある程度の差異は割り切りやすい、と思うのです。
(もちろん、これには異論もあるでしょうし、特定の写真の車種を再現する場合は
かなりの考証を盛り込むこともあるでしょう。)

ところが、軍艦は基本的に日米の駆逐艦ぐらいしかマスプロデュースの例がありま
せん。
仮に姉妹艦であったとしても、その製作にかかる労力や完成後の使用方法を鑑みる
と、AFVや飛行機のような画一的な量産物として捉えるにはムリがありますね。
結局、固体差=艦の区別の決定的要素 になってしまうんですよね。

なんだか結論が出ないコト書いてますが、考証のややこしさと妥協をつけるライン
の難しさを感じましたので、投稿させていただきました。

リノリウムの件 投稿者:よね  投稿日: 7月 8日(火)23時52分38秒
こんばんは。初めて書き込みさせて頂きます、よろしくお願いします。
巡洋艦甲板のリノリウムの件ですが、遅レスで申し訳ないですが・・・

私は1944年以降の姿を再現する場合は、リノリウムは未塗装(軍艦色)としています。
『当時の戦訓から、防火の為に全てのリノリウムを剥がした』とする資料も多いですし、
増設された単装機銃の塗り分けが面倒な事も手伝い、私は別途塗装をしない方針です。
ただ、リノリウムを剥がしてもその『押え』は撤去しないであろうという推測のもとに
モールドは削らずにそのままにしてあります。手抜きも出来ますし、一石二鳥かと(笑)

以上、私の個人的見解ですが、ご参考になればと思います。

お詫び 投稿者:ありた  投稿日: 7月 9日(水)12時38分09秒
7/6に書き込みさせていただいた中で、「冬月」は「涼月」の誤りでした。すみません。

皆さんこんにちは。 投稿者:MOMOKO.120%  投稿日: 7月10日(木)00時32分29秒
 きょうたまさん、こんにちは。
 よねさん、はじめまして。

 大戦末期に防火対策として艦内のリノリウムを剥がしたのは事実ですが、
それが艦外にまで及ぶのかどうか、一律の規定はなかったようです。個人的
な意見になりますが、この時期になると舷窓の大半は閉鎖され、船内の通風
が悪くなっていた可能性がありますから、最上甲板のリノリウムまで剥がし
てしまったら、特に南方水域で活動した艦などは内部が蒸し風呂状態で、い
くら精神力の旧海軍兵士でも耐えられなかったのではないかと。

 それで、最上甲板のリノリウムに関しては各艦の状況に応じて自由裁量に
任せられていたのではないかと考えます。本当の事は沈んでいる海域に潜ら
ない限り判らないのですから、明白な写真が残存しているもの以外は、リノ
リウムを剥がした/残していたという解釈も作る人の判断で良いと思います。

 平時であれば同型艦の改装には一定の方針があり、例えば先日から挙がっ
ている高雄型重巡も、開戦が遅れていたならば4隻共に同じ様な改装工事が
行われていたはずです。開戦時の大和型や伊勢型戦艦のように、外観上の見
分けがほとんど付かない例もあります。それが、試験的な意味であったり、
戦争の推移で改装の目的が変わってきて、結果として外観に違いが出てきた
のだろうと。

 ただ、1/700の戦車の個体差という事を考えて頂ければ容易に推察できると
思いますが、艦船の場合はスケールに合った表現ができていればそれで良い
のではないかと。例えば通風口の個体差を調べて再現しようとしても1/700
ではほとんど効果が出ません。それよりも、主な搭載兵器の推移や外観の移
り変わりといった大きな部分をしっかり押さえていれば、全体としての印象
は良くなるだろうと。つまり、考証の程度は作ろうとする模型の縮尺で自然
と規定されてゆくように思います。
編集済

ありたさんへ 投稿者:MOMOKO.120%  投稿日: 7月10日(木)00時34分50秒
 掲示板の説明にも書いていますが、投稿した時と同じパソコンでプラウザ
のクッキーの設定を有効にしているのであれば、この掲示板の左下にある
「管理人メニュー」をパスワードを空白のままで押せば、編集画面に切り
替わって一度投稿した文章を修正削除することができます。

 修正した文章は右下に「編集済」という小さな文字が付きます。
編集済

よねさん 投稿者:おじさん  投稿日: 7月10日(木)12時26分18秒
はじめまして、おじさんと申します。
時々MOMOKO.120%さんのところにお邪魔しています。
リノリウム板を剥がす場合は、真鍮製のリノリウム抑えを
外さないと剥がせません。
またリノリウムを剥がしたあと、リノリウム押さえを戻したと
するとリノリウムの厚さ分+リノリウム抑えの分が甲板に山として
残り、戦闘時に甲板を走り回ったりするには甚だ邪魔になります。
よってリノリウムを剥がしたとするケースではモールドを削るという
大手間になります。
艦内のリノリウムはいうに及ばず、塗料もすべて剥がした「千代田」
の例では、リノリウムよりも燃えやすい塗料の撤去が最優先だったとのこと。
「龍鳳」の戦後写真では艦橋床や両舷のウイングなど、すべて残っています。
ご参考まで。

リノリウム押え 投稿者:よね  投稿日: 7月11日(金)12時53分34秒
おじさん様、レスありがとうございます。

リノリウム押えは真鍮帯板をリベット・ボルトにて甲板に固定したものと記憶しているのですが、
一度外してリノリウムを剥がし、リノリウムの厚み分下がった状態(即ち甲板に密着した状態)で
再度甲板に装着するのではなかろうか? と推察しましたもので。これと分かる写真などがあると
ありがたいのですが、なにぶん当時の物は資料に乏しく困るのが実情ですよね・・・(笑)

リノリウムの件 投稿者:ありた  投稿日: 7月12日(土)11時55分02秒
 すみません。今後注意書きを読んでから、投稿するように気を付けます。

 露天甲板のリノリウムを剥がす手順を考えます。まずリノリウム抑えを
外し、リノリウムを剥がす。(滑り止めを溶接する場合は、表面に残った
接着剤?、リノリウムの滓、汚れ等をきれいに削り取り、溶接する)。
リノリウム抑え取付ネジ穴を埋める。
前線で個艦毎にこの程度の工事を行う設備、工兵を準備していたのでしょうか。

 最低限、ネジ穴を一個一個丁寧に溶接か何かで埋めていく作業は、露天
甲板では甲板保護のため必須だと思います。穴埋めの方法としては、他に
ネジに油を塗って穴に戻す、「抑え金をもとのように固定する」、木栓を打つ、
等々考えられると思います。抑え金取付ネジが径4mm長さ20mmと
すれば、重巡の甲板の厚さからすると無視できない深さの穴があいている
はずです。([リノリウムの]抑ヘ金螺子部摩耗ノ為、鋼鈑ノ新タナル部ニ
穿孔ヲ要スル時ハ、甲板ノ強度ニ係スルヲ以テ工廠ニ修理請求ノ上補修スル
ヲ可トス。「兵学校運用術教科書」昭和7年〜10年頃)

 従って、前線では露天甲板のリノリウムを剥がすことはあまりなかった
のではないかと考えておりますが、如何でしょうか。

編集済

続・リノリウムの件 投稿者:よね  投稿日: 7月12日(土)23時07分13秒
こんばんは、皆様リノリウムの件について考証を頂きましてありがとうございます。

『リノリウム・同押さえを撤去した状態』という模型を作る際のモールドを削る簡単な方法を
アオシマの高雄型を用いてテストしまして、良好な結果を得ましたので書き込みさせて頂きます。
各艦の公試状態(リノリウムが未装備の場合が多い)を再現したりする場合にも応用可能かと…

方法は意外と簡単でして『クレンザーを古い歯ブラシに付けて甲板を根気よく擦る』だけです。
これですと、通風孔やボラード等のモールドを傷付ける事無く、綺麗に削り取る事が可能でした。
錨鎖のモールド等は弱くなってしまいそうですが、幸い鉄甲板部分ですので大丈夫です(笑)

ご参考になれば幸いです。

短信 投稿者:MOMOKO.120%  投稿日: 7月21日(月)01時55分10秒

 リンク先の「模型の花道」様のアドレスが変更になりましたので、修正し
ました。

 それと、以前途中まで作成したまま放置していた初代海王丸の紹介ページ
ですが、資料整理も兼ねて少し手を入れました。写りの良くない写真の修整
や入れ替えと、放置していた船後半部の紹介の追加などが主です。

http://web1.incl.ne.jp/momo120/SHIPS_G/KAIWO83_03/KAIWO02_N01.HTML

 実船の検討はまだ終わっていないのですが、前作が完成してからもう1年
近くになるため、そろそろ製作に入る事にします。


始まりましたね 投稿者:racoon  投稿日: 7月29日(火)00時54分57秒

「海王丸」いよいよ始まりましたね。
このサイトの影響で100分の1日本丸をヤフオクで落とした
私といたしましては、通りいっぺん以上の興味があります。

>そして製作はいきなり正念場を迎えていたりします。

そして船首の画像。何を?・・・もしかして・・・。


Re:説明書ほか 投稿者:AX-9  投稿日: 7月29日(火)05時58分31秒
こんばんは、管理人様

以前の投稿にレスしていただいていたのに長い間レスできずに申し訳
ありませんでした。

ありた様
>航空機作業甲板は、無塗粧鋼鈑(ただしエンジンオイルで黒く汚れている)。
>という結論でした。
高雄級のシェルター甲板での疑問だったのですが、管理人様の意見も含め何となく
自分自身でこれだというものはないのですが、用兵側の立場になって思考すると
シェルター甲板下は魚雷発射室=熱はダメよ、他に諸々の諸設備があって出来るだけ
熱くならないように考慮されていて当然。

高雄クラスの船が開戦当時から南方での行動が多々あり、防熱には気を配っていた
と思います。
逆に航空機作業甲板は、自分で思うのですがリノリウムという材質が何となく
油と混ざると成分のかげんで変に柔らかくなったり、暑い時に重いものを置いたり
したときに、ふにゃーとした感じがするような気がします。

リノリウムて昔に自分が通っていた小学校の校舎通路にあったような気がします。
表見は結構ツルツルしたような感じで、硬質感はなく硬いもので押せばその跡が
つくようなものだったと記憶しているのですが。
自分の考えるリノリウムだと航空機作業甲板にリノリウムを貼る必然性は別に
なく、ありた様がいうようにそのまま鉄張りのままの方がいいんではないかと
思っています。

模型ではリノリウムて基本的に茶色っぽい色をしていますが、張った後に船体色
に塗って、空からは目立たないようにしていたという事はないのでしょうか?

実際はリノリウムを張り込んでいたけど船体色に塗ったから、それが写真では
判らないのではという疑問もあります。
全般的に大戦後期に防災上リノリウムを剥がしたという話は理解できるのですが
船を運用している側からすれば剥がすと暑い、爆弾が当たって燃えれば直ぐに消化
すればいいのでは?という考えが浮かび、最上甲板のリノリウムの下はどうせ鉄板
なので、すぐに下の階層まで火災が直ぐに及ぶとは考えにくいのでむしろ爆弾が命中した
時点でその下の階層もアウトになるだろうし、それなら乗員が快適にいられるほうを
優先するのではないかと考えます。

あくまで戦争だから上層部のお達しには必ず従う掟があったとは思いますが、リノリウム
を剥がすのは全ての艦に対しての強制的な命令だったのでしょうか?

いまだに飛竜は買っていませんが、つい最近またやってしまいました。
エッチング付きの鳥海を購入して、また買ってしまった。。。。と思いながら頭の中
では、高雄クラスのレイテ時、開戦時、竣工時と作りわけしなきゃと思っています。

アオシマさんの高雄クラスは何故か購買意欲をそそられます。
ピットロードさんのも手元にストックしているのですが左右張り合わせの船体をランナー
から切り離して、とりあえずセロテープで仮組みしてアオシマさんとこの船体と並べて
よく比較しているのですが、よし!作ろうと思わないのは自分の技量がまだまだかな
と思い、足踏み状態になっています。


racoonさん、AX-9@翔鶴さん、こんにちは。 投稿者:MOMOKO.120%  投稿日: 7月31日(木)00時45分07秒

★racoonさん

 いきなり苦戦してます(^^;)。この部分の修正が終わったら、フィギュ
アヘッドのパターンにも手を入れるつもりでいます。

★AX-9@翔鶴さん

 艦艇の防火対策は訓令が出ていたはずです。言及した資料が見つからない
のではっきりした事は書けませんが、確か居住区に関して可燃物の徹底撤去
を指示したものですが、リノリウムの撤去範囲など具体的なものではなかっ
たように記憶しています。それが当時の乗員の証言と合わさって、最上甲板
のリノリウムも撤去した(のではないか)という説に発展したのだろうと。

 艦船の火災は決して軽視できる問題ではなく、ミッドウエー海戦の4空母
やマリアナ沖海戦の空母飛鷹、新しい所では長崎の客船ダイヤモンド・プリ
ンセスのように、火災が広がったら消火は極めて困難で、船そのものの放棄
にもつながりかねません。一旦火がついたらリノリウムから船体の塗装に至
るまであらゆる可燃物が燃えた事に関しては、敵味方を問わず多くの証言が
残されています。

 大戦中は非常時ですから、鋼鉄の甲板上に毛布を敷いて食事や睡眠を取っ
た空母隼鷹のように、防火対策が兵員の居住性を犠牲にする実例もありまし
た。ただ、その程度は艦によってまちまちで、断片的な証言や資料しか残さ
れていないのが実情のようです。

 以前にも書いたように、写真で確証が無ければ模型は各人の判断で作って
良いと思いますし、皆が作る模型の「推測の部分」の是非に関しては、肯定
も否定もできないと私自身は考えています。


続々・リノリウムの件 投稿者:ありた  投稿日: 8月 3日(日)10時28分19秒

管理人様  個艦毎の工兵乗務とのこと、ありがとうございます。
平時戦時によらず、問題は、装甲にあいたビス穴を放置して、錆が生ずるか
否かだと思います。でも、甲板が塗粧してあり、かつ貫通穴でなければ、
塗料を埋めておけば充分かも?(推測です)
あるいは、装甲は何か皮膜があり、錆びない? どなたか、造船や化学の専門家は
おられませんか?小生の目下の疑問点です。鋼甲板は軍艦色でいいのだろうか?

AX-9@翔鶴 様
「兵学校運用術教科書」は、「木甲板ニ油類ヲ落トスハ厳禁ナリ。」としており
ます。だから、戦艦の航空機作業甲板は、木甲板にリノリウムが敷いてあるのだ
と思います。もちろん鋼板なら油は問題ないです。また同教科書は、
露天のリノリウムには油拭きを行うこととしています。
リノリウムは水には弱く、変質し柔軟になり毀損容易になったようです。
以上ご参考になれば、幸甚です。
編集済


旧海軍の甲板 投稿者:racoon  投稿日: 8月 3日(日)19時30分03秒

ありたさま

racoonと申します。

孫引きですが、企画室S&SさんのHPによれば
鋼甲板は亜鉛メッキだったとのこと。
浅学ですので、その是非についてはわかりませんが、
ご参考になれば。
私はそれでも軍艦色に塗ってしまいますけど。

企画室S&Sのページ

http://www22.ocn.ne.jp/~seasky/
http://www22.ocn.ne.jp/~seasky/library/kanpan.html
http://www22.ocn.ne.jp/~seasky/library/tosyou.html

ちなみにここは初春級、白露級のガレージキットを出していますが、
大変良いものです。


>鋼板 投稿者:middle_mania  投稿日: 8月 3日(日)21時50分10秒

初めまして、皆様。万年初心者の中年おじさんです。

>鋼甲板は亜鉛メッキだったとのこと。

私たちの業界では、塩害対策で鋼板に亜鉛メッキをしますが、甲甲板にのみ亜鉛メッキというのは何故なのでしょう。熱帯対策にはならないような気がしますが・・・。

少なくとも船体や上部構造物は塗装ですよね。


旧海軍の甲板・鋼板 投稿者:ありた  投稿日: 8月 4日(月)21時55分37秒

Racoonさま、ありがとうございます。
私も、企画室S&SさんのHPの受け売りです。大変お世話になって
おります。写真集以外の戦中戦前の生の史料は他では容易に見られない
ので、とてもありがたいです。足を向けて寝られません。

 申し訳ありません。ご指摘の文献まだ読んでおりません。勉強します。
ただ、middle_mania さまと同様な疑問を持っております。

艤装中の高雄の煙突だけがピカピカ光っている写真がありますが、
甲板はピカピカしてません。煙突は高温にさらされる部分だから防錆上
亜鉛メッキなのでしょうが、なぜこの写真で甲板は光っていないのでしょうか。
船体・甲板も亜鉛メッキだけど、工程進行に応じて適宜錆止め塗装をしていると
理解すべきですか。そういえば、これ以外煙突が光っている写真見たことない。
(これは造船技師のご意見か、文献がないと推測になりますね。
やっぱりちゃんと勉強します。すみません。)

middle_mania さま
もし甲板だけがメッキだとすると、それは甲板は人が頻繁に歩くので、
すぐ塗膜が剥がれてしまうからではないでしょうか。
どぶ漬けメッキは、当時の塗膜より踏まれ強い?(推測)
編集済