調理実演:2004年4月1日
製作は、依然船体右舷側の修正中です。
東京・神田の交通博物館が手狭で老朽化も進んだ事から
3年後の2007年にさいたま市に移転する事が先日発表されました。
それで、新しい博物館は鉄道に特化した内容とするため
鉄道関連以外の所蔵品は全て整理されると聞き、
写真を撮りに行ってきました(館内撮影可)。
鉄道連絡船以外に、ここで現在展示されている主な船舶模型には、
軍船「天地丸」(江戸徳川幕府の船)
灯台視察船「明治丸」
大阪商船「報国丸」(アフリカ航路、後の特設巡洋艦)
大阪商船「浪速丸」(中国大連航路/未成船)
帝国海事協会「さくら丸」(台湾航路・模型は仮装巡洋艦の想定状態)
大阪商船「くれない丸」(瀬戸内航路)
練習帆船「日本丸」(初代)
大阪商船「ぱなま丸」
大型タンカー「GLOBSTIK TOKYO」などがあります。
実は交通博物館を訪れるのは学生時代以来で、
その頃には確か日露戦争の日本海海戦で有名な信濃丸のハーフミラーモデル
(船体の片側半分だけを鏡に貼り付けた模型、片側が鏡に反射して全体が見える)や、
日本郵船の客船浅間丸などもっと展示品が多かった記憶がありますが、
あるいはスペースの関係で展示を取り止めたのかもしれません。
全体から見ればわずかなスペースでしかないとはいえ、
交通博物館の艦船関係の古い展示品の中には
戦中戦後の混乱で破損したり行き場を無くしたものを引き取って
修理の上で公開したものもあると聞きます。
それが再びこのような形で整理されてしまうのは、
やむを得ない事とはいえ、正直辛いものがあります。
展示模型の中にはかなり痛みが目立つものもあるため、
せめては補修修復のノウハウが充分にある所に引き取られることを
切望する限りです。