アズマ養蜂場は、富田林市佐備のこの地で、50数年間養蜂業を営んできました。はじめた当時は、地元で採れるミカンを利用した養蜂が中心でしたが、養蜂場近くの休耕田を借り、レンゲや菜の花を育てながら、年々みつばちの群れを増やして来ました。現在は、地元養蜂に加え北海道まで移動養蜂に行っています。
2月〜6月下旬まで、養蜂場近隣の富田林市佐備、甘南備地区(菜の花、レンゲ、百花みつ)、千早赤阪村(菜の花、レンゲ、みかん、百花みつ)、河内長野市天野山(みかん、百花みつ)、奈良県生駒(あかしあ)、和歌山県南部町(2月梅の花粉)に蜜源を求め出かけます。
6月下旬〜11月2日には、北海道旭川の上川郡下川町と北限の稚内へ、移動養蜂に出かけます。北海道では、菩提樹の花、そば、あざみの花が蜜源になります。
養蜂場周辺では、9月の終わりにそばの種まきをします。10月中旬の花が咲くころになると、みつばちが蜜の採集に来ています。11月にレンゲの種まきをします。
11月に入ると、みつばちの活動休止時期(11月〜2月まで)になるため、巣箱の手入れ(修繕、新しい巣箱の製作など)をした後、山中の寒いところにみつばちの巣箱を置きます。以上が養蜂場の1年間の活動サイクルになります。
養蜂業のことを身近に知って貰うため、幼稚園、小学校の見学の受け入れや地元の中学校生に職業体験実習の場を提供しています。また、毎年5月のゴールデンウィーク(5月3〜5日)には、消費者の方々が参加してのはちみつ採集体験会を実施しています。
当養蜂場は、国産の100%純粋はちみつ提供をモットーに、消費者に顔が見え、喜んでもらえる養蜂業を目指しています。
※そばの花は、JA大阪南ライスセンター前で見られます。…アクセス 近鉄南大阪線富田林駅下車、金剛バス東条線 東條小学校下車、南へ歩いて行くと、3差路がありますので、そこを左折してください。目の前にライスセンターの建物が見えます。
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