MLB観戦記
リッチモンド・カウンティ・バンク・ボールパーク


ニューヨーク・マンハッタンの南端、バッテリー・パークの近くから、フェリーに乗って、スタテン・アイランドに渡ります。このフェリーは無料なんです。でも、以前、接岸する際に事故があり、死者がでたそうなんですが、この日も、やはり島に着く時に”ガン!”と音がして、激しい衝撃があり、みんな恐怖の顔でした。事故の後なのに、適当ですなあ!アメリカですなあ!島に着いて、他の人が行く方向に付いていったら、ボールパークはすぐそこです。外野の向こうはマンハッタンのビル群が見えて、ナイス・ビューです。ちなみに、チケットは、当日でも買えます。


ここは、ニューヨーク・ヤンキース傘下、マイナー・リーグ1Aのスタテンアイランド・ヤンキースの本拠地です。マイナーとはいえ、きれいなボールパークで、とにかくすぐそこが海なわけで、気持ちいいのなんの。チケット料金はヤンキー・スタジアムの1/10−1/5ぐらいで、いい席でもリーズナブル・プライスですから、試合のスケジュールを調べて、是非行ってみてください。チーム・グッズやビール、ホットドッグなども、もちろんリーズナブルで、いうことなしです。


マイナー・リーグは、とにかくスポンサー探しが生命線。外野フェンスには、スポンサーの広告がずらり。あまり、かっこいいとは言えませんが、日本のプロ野球のように、ユニフォームやキャップに、スポンサーのワッペンがゴチャゴチャと取り付けてあるよりは、100倍”まし”です。ちなみに、現在ニューヨーク・ヤンキースのセカンドで、昨年打率がア・リーグ3位の、ロビンソン・カノーも、ここに、短い期間でしたが在籍していましたし、明日のスーパースターが観れるかもしれませんよ。


この日は、”ジャパニーズ・デー”でした。この前年には、松井秀喜が始球式を行いました。そこで、これは何?この日のスポンサーは日本の企業である、「SATO製薬」でしたので、”サトちゃん”と”サトコちゃん”が登場!毎年、扇子とか何やらプレゼントがあります。


ということで、”ジャパニーズ・デー”なのです。


ちなみに、この試合のユニフォームのロゴは「ヤンキース」と日本語で書いてありました。この日しか使用されないために、観客席側でこのユニフォームのオークションを試合中にやっており、試合後に選手全員、上着を脱いでサインをして、競り落としたお客さんが、グラウンドまで降りて、選手と握手してユニフォームを譲り渡してもらって大喜び。いいアイデアで感心しました。なお、このチームのGMは日本人です。


試合後、再びフェリーで、マンハッタンへ。すると、沿岸警備隊の船が。「9.11」以来、治安が急激に良くなったニューヨークですが、この日、テロ情報で、警戒態勢のレベルが上がり、拳銃装備の警備が付いたようです。


前の写真で、沿岸警備隊が護衛したのも、アメリカのシンボルである、「自由の女神」がそばにあり、狙われる可能性があるからです。毎年、私もワールド・トレード・センター跡地である、”グラウンド・ゼロ”に足を運びますが、やはりスポーツは平和の象徴です。ベースボールを観に行きましょう!