MLB観戦記

リグレー・フィールド


シカゴは、アメリカ第3の都市です。ニューヨークから、一人で行ってみました。「世界で最も忙しい空港」と呼ばれる、オヘア国際空港に到着し、地下鉄で移動し、プチ市内観光。それが、ココ。シカゴは高層ビルが乱立し、田舎者丸出し状態で、上を見上げてしまいます。そのビルの一つが、このトリビューン・タワーです。トリビューンと言えば、ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポストと並んで、アメリカを代表するシカゴ・トリビューンのことで、ここが、その本社ビルなのです。そして、カブスのスポンサーが、トリビューン社なので、ここにチーム・ストアがあるというわけです。しかし、正直言って、この店の品揃えは少なくて、街中にある唯一の正規ストアにもかかわらず、何も購入しませんでした(普段こんなことはないので、それほど魅力のない店でした)。ただこのビルには特徴があります。外壁をよく見ると、あまり均一でない箇所がありますが、これは世界中の建造物から集めた物らしく、万里の長城(なぜ?)も含まれているそうです。たしかに、漢字が見えました(でも、「墓」って彫られてたのは、なぜ?)。


さらに地下鉄に乗り、アディソン駅で下車。駅近くには、期待通りショップがたくさんあり、何軒も立ち寄りながら、いよいよリグレー・フィールドにやって来ました(駅から、かなり近い)。そして、私を最初に迎えてくれたのは、「Holly Cow!」と、マイクを握っているハリー・ケリーの銅像でした。みんな、記念写真撮ってましたし、わかりやすいので、多分待ち合わせ場所にもなっているようで、とにかく人がたくさんいましたよ。


ハリー・ケリー像から、右回りに球場の外側を1周してみることに。すると、ありました!テレビでよく映る、あのレフト側場外の特等席が。何軒もビルはありましたが、これらは常に予約でいっぱいで、チケット?獲得はかなり困難だそうです。おまけに、かなりの高額。えっ、高いの?と思いますが、だいたい、貸切とか、グループでのチケットのようですが、高額な分、食べ物代や飲み物代込みというのが受けているみたいですし、名物の席ですからね。んー、一度はここで観てみたい。


名物のビルから、ハリー・ケリー像の方向に進むと、この電光掲示板が。そろそろ、入場しよう!


これが、蔦で覆われた外野フェンスです。練習中なので、外野スタンドにいると、打球がポンポン飛んできます。やっぱり、ボール・パークに行くなら、グラブを持って行きましょう!


ひとつ前の写真ではわかりずらいので、望遠です。蔦はこんな感じです。とにかく、気持ちがいいんです、このボール・パークは。こういう所にきてしまうと、日本の球場には行きたくなくなりますね。特に、ドーム球場には。


写真をよく見てください!「22 HOUSTON  31 CUBS」がわかりますか?この日の、先発ピッチャーは、なんと、ヒューストン・アストロズが背番号22のロジャー・クレメンス、そして、シカゴ・カブスが背番号31のグレッグ・マダックスという、300勝投手同士だったのです。どうやら、この二人は、二度目の対決だったようです。試合は、アストロズが2007年に3000本安打を達成するであろう、クレイグ・ビジオの先頭打者ホームランで先攻し、そのままアストロズが勝ちました。観客席で印象深かったことは、おばちゃん達がチームを組んで、わざと自分のチケットよりもいい席に行こうとする人達(アメリカでは多いんです、いつかヤンキー・スタジアムでは、そういう人達が、係に注意されて、連れていかれました)を小気味良くチェックしていた姿が、なんか清々しかったですね。