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Three Poems   Op.9 A45
3つの詩

曲: グリフィス (Charles Tomlinson Griffes,1884-1920) アメリカ 英語


1 In a myrtle shade (William Blake)
1 マートルの木陰で (ブレイク)

To a lovely myrtle bound,
Blossoms showering all around,
Oh,how weak and weary I
Underneath my myrtle lie!

Why should I be bound to thee,
O my lovely myrtle tree?
Love,free love cannot be bound
To any tree that grows on ground.

美しいマートルに縛られて
花咲いている 周り中がシャワーのように
おお 何と弱々しく疲れているのだ 私は
わがマートルの下に横たわり!

なぜ私はお前に縛られねばならぬのだ
おお わがマートルの木よ?
愛よ 自由な愛は縛られぬ
いかなる木にも この地上に生えている
2 Waikiki (Rupert Brooke)
2 ワイキキ (ブルック)

Warm perfumes like a breath from vine and tree
Drift down the darkness. Plangent,hidden from eyes,
Somewhere an eukaleli thrills and cries,
And stabs with pain the night's brown savagery.
And dark scents whisper; and dim waves creep to me,
Gleam like a woman's hair,stretch out and rise;
And new stars burn into the ancient skies,
Over the murmurous,soft Hawaian sea.
And I recall,lose,grasp,forget again,
And still remember,a tale I have heard or known,
An empty tale,of idleness,and pain,
Of two that loved or did not love,and one
Whose perplexed heart did evil,foolishly,
A long while since,and by some other sea.

蔦や木からの吐息のような暖かい香りが
漂って来る 暗闇の中を 響いている 目から隠されて
どこかでウクレレが震え 叫び
そして突き刺す 痛みで 夜の茶色い野蛮さが
暗い香りはささやき 鈊い波が私に忍び寄って
女の髪の毛のように輝き 伸び 上昇する
そして新しい星が燃えている 昔の空に
つぶやく 柔らかいハワイの海の上
そして私は思い出し 失い 把握し 再び忘れる
それでもなお覚えている 私が聞き知った物語を
空虚な物語を 怠惰さと痛みの
愛した あるいは愛さなかった二人の そして一人の
その悩める心は悪をなしたのだ 愚かにも
ずっと長い間 そして他の海のそばで
3 Phantoms (Arturo Giovannitti)
3 亡霊たち (ジョヴァニッティ)

詩:著作権のため掲載できません。ご了承ください
私の夜の中に 気難しい灰色の亡霊たちのように立ち上がる
血のしたたる回復の野生の目をした時が
もし私の心の中で突然の苦悩が叫ぶなら
あなたもまた私から去ったのだ
もし私が考えるならば ただひとつの後悔のため息を
あなたの喜びなき愛は気付かず息づいてきた
私は知らない 上毛なものが死に行くのかを
私の力を無言の絶望へと溶かしながら
おお もしあなたの胸の上に置けたなら
私の疲れた頭を そして再びあなたの歌を聞けたなら
あの古く懐かしい歌が 消え去りながら
吐き出すのを 私の精神を その最後のリフレインのうちに!

(詞は大意です)

( 2017.06.03 藤井宏行 )