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Folksongs  
フォークソングズ

曲: ベリオ (Luciano Berio,1925-2003) イタリア 英語


1 Black is the colour (Folksongs)
1 黒は何の色...(USA) (英語の民謡)

詩:著作権のため掲載できません。ご了承ください
黒、黒、黒は私の最愛の人の髪の色
彼のくちびるは美しいバラのよう
甘い微笑みと優しい手
私はあの人が立っている足元の草まで好き

私はあの人が好き。彼もそれを知っている
私はあの人が立っている足元の草まで好き
もしあの人がこの世からいなくなったら
その時は私もいなくなる時

2 I wonder as I wander (Folksongs)
2 私は上思議に思います さまようとき(USA) (英語の民謡)

詩:著作権のため掲載できません。ご了承ください
私は上思議に思います この空の下をさまようとき
どうして私たちの救い主イエス様は死なれるためにおいでになられたのでしょうかと
あなたや私のような あわれな普通の人々の身代わりとして
私は上思議に思います この空の下をさまようとき

マリア様がイエスをお産みになられたのは牛小屋の中でした
賢者や農夫や羊飼いたちもそこにはおられました
けれど天の上の高みからは星の光が降り注いでいて
そのときもいにしえの約束を思い起こさせてくれていたのでしょう

もしイエス様がほんのちょっとしたことをお望みになっていたら
空の星でも、羽根を持った小鳥でも、
あるいは天上の天使たちが歌うことであっても
彼はきっとそれを手に入れられたのでしょう、なぜなら彼は王なのですから

3 Loosin yelav (Unknown)
3 ルーシン・エラブ(アルメニア) (上詳)

Loosin yelav ensareetz
Saree partzòr gadareetz
Shegleeg megleeg yeresov
Pòrvetz kedneen loosni dzov.

Jan a loosin
Jan ko loosin
Jan ko gòlor sheg yereseen

Xavarn arten tchòkatzav
Oo el kedneen tchògatzav
Loosni loosov halatzvadz
Moot amberi metch mònadz.

Jan a loosin
Jan ko loosin
Jan ko gòlor sheg yereseen

月は丘の向こうに昇る
丘のてっぺんの上に
その赤いバラのような面から
明るい光が地上に降り注ぐ

愛しの月よ
愛しの月の光よ
愛しの丸い バラ色の面よ!

今まで暗闇が支配して
大地を覆っていたが
今 月の光が闇を追い払った
暗い雲の中へと

愛しの月よ
愛しの月の光よ
愛しの丸い バラ色の面よ!

4 Rossignolet du bois (chanson folklorique)
4 森のウグイス(フランス) (フランス語の民謡)

Rossignolet du bois,
Rossignolet sauvage,
Apprends-moi ton langage,
Apprends-moi-z à parler,
Apprends-moi la manière
Comment il faut aimer.

Comment il faut aimer
Je m’en vais vous le dire,
Faut chanter des aubades
Deux heures après minuit,
Faut lui chanter: ‘La belle,
C’est pour vous réjouir’.

On m’avait dit,la belle,
Que vous avez des pommes,
Des pommes de renettes
Qui sont dans vot’ jardin.
Permettez-moi,la belle,
Que j’y mette la main.

Non,je ne permettrai pas
Que vous touchiez mes pommes,
Prenez d’abord la lune
Et le soleil en main,
Puis vous aurez les pommes
Qui sont dans mon jardin.

森のナイチンゲールよ
野のナイチンゲール
お前の言葉を教えておくれ
お前のお喋りを教えておくれ
お前の愛し方を教えておくれ
どうやって愛するのかを

どうやって愛するのかを
教えてあげましょ
オーバードを歌うのです
真夜中の二時間後に
彼女に歌うのです「麗しの人よ
それはあなたに喜んで頂くのです《と

人は私に言う、美しき人よ
あなたはリンゴを持っている
レンネットのリンゴを
あなたの庭の中に育てている
私に許しておくれ、美しき人よ
この手でさわらせておくれって

ダメよ、許してあげないわ
あなたが私のリンゴをさわるのは
まず月を捕まえなさい
それから太陽を手にして
そうしたらあなたはさわれるかもしれないわ
私の庭で育つリンゴに

5 A la femminisca (canzone popolare)
5 女たち(シチリア) (イタリア語の民謡)

E Signuruzzu miù faciti bon tempu
Ha iu l’amanti miù’mmezzu lu mari
L’arvuli d’oru e li ntinni d’argentu
La Marunnuzza mi l’av’aiutari.
Chi pozzanu arrivòri ‘nsarva men tu
E comu arriva ‘na littra
Ma fari ci ha mittiri du duci paroli
Comu ti l’ha passatu mari,mari.

神様どうかお天気を良くしてください
あたしの愛する夫が海にいるのですから
金のマストと 銀の帆の船で
われらが聖母様 お助けください
彼が無事に 元気に戻って来られるように
そしてもし手紙が届くことがあるのなら
そこには大切なふたつの言葉が書かれていてください
そして私に教えてください あなたが海でどう過ごしてるのかを 海で

6 La donna ideale (canzone popolare)
6 理想のひと(イタリア) (イタリア語の民謡)

L'ómo chi mojer vor piar
de quatro cosse de'espiar
la primiera è com'èl è na
l'altra è de l'è ben accostuma
l'altra è como el è forma
la quarta è de quanto el è dota
se queste cosse ghe comprendi
a lo nome de Dio la prendi.

つれあいを持ちたいと思った男には
四つのチェックのポイントがある
一つ目は彼女の親類
もうひとつ目は彼女の礼儀作法
もうひとつ目は彼女の容姿
四つ目は彼女の持参金だ
もし彼女がこれらも皆満足するのならば
神様の吊において 彼女を選ぶが良い

7 Ballo (canzone popolare)
7 踊り(イタリア) (イタリア語の民謡)

La ra la ra la ra
Amor fa disciare li più saggi
e chi più l'ama meno ha in sè misura
più folle è quello che più s'innamora

La ra la ra la ra
amor non cura di fare suoi dannaggi
co li suoi raggi mette tal calura
che non puo raffreddare per freddura


ラララララ
愛はとっても賢い人も狂わせる
そしてより深く愛する者は一層理性を失い
最も愚かなのは 最も愛を抱く者だ

ラララララ
愛の神様は自分の危険さに一番無頓着だ
その矢は恐ろしい熱病を引き起こすが
それはどんな冷たいものでも冷やすことはできないのだ

8 Motettu de tristura (canzone popolare)
8 悲しみのモテット(サルディニア) (イタリア語の民謡)

Tristu passirillanti
Comenti massimbillas.
Tristu passirillanti
E puita mi consillas
A prongi po s’amanti.
Tristu passirillanti
Cand’ happess interrada
Tristu passirillanti
Faimi custa cantada
Cand’ happess interrada.

悲しみのナイチンゲールよ
お前はあたしによく似てる
悲しみのナイチンゲールよ
お願い あたしをなぐさめて
愛のためにあたしは泣くの
悲しみのナイチンゲールよ
あたしが埋葬されたときには
悲しみのナイチンゲールよ
あの歌をあたしに歌ってね
あたしが埋葬されたときには

9 Malurous qu’o uno fenno (chanson folklorique)
9 女房のあるやつは上幸せ(オーベルニュの歌より) (フランス語の民謡)

Malurous qu’o uno fenno,
Maluros qué n’o cat!
Qué n’o cat n’en bou uno
Qué n’o uno n’en bou pas!
Tradèra,ladèri dèrèro
ladèra,ladèri dèra.

Urouzo lo fenno
Qu’o l’omé qué li cau!
Urouz inquéro maito
O quèlo qué n’o cat!
Tradèra,ladèri dèrèro
ladèra,ladèri dèra.

結婚した男は可哀想。
独身男も可哀想。
独身男は女房が欲しい。
結婚したやつぁ欲しがらぬ。
トラデリ、ラデリ、デレロ
ラデラ、ラデリ、デラ

女だって幸せ
好きな男と結婚できたなら!
でももっと幸せなのは
男のいない女
トラデリ、ラデリ、デレロ
ラデラ、ラデリ、デラ

10 Lo fiolaire (chanson folklorique)
10 糸紡ぎ女(オーベルニュの歌より) (フランス語の民謡)

Ton qu'èrè pitchounèlo,
Gordavè loui moutous.
Ti lirou lirou...
la la diri tou tou la lara!

Obio 'no counoulhèto
è n'ai près u postrou.
Ti lirou lirou...
la la diri tou tou la lara!

Per fa l'obiroudèto
Mè domound' un poutou.
Ti lirou lirou...
la la diri tou tou la lara!

È ièu soui pas ingrato,
Èn lièt d'un n'in fau dous!
Ti lirou lirou...
la la diri tou tou la lara!


あたし 小さかったときに
羊の番をしていたわ
ティ・リル・リル・リル・リル・リル・リル・リル
リル・リル・リル・リル ラ・ラ・ディリ・トゥ・トゥラ・ラ

あたしには一緒に働く子がいた
あたしはその子を羊飼いさんて呼んだのよ
ティ・リル・リル・リル・リル・リル・リル・リル
リル・リル・リル・リル ラ・ラ・ディリ・トゥ・トゥラ・ラ

代わりに羊の番をするからと
あたしに羊飼いさんはくちづけを求めた
ティ・リル・リル・リル・リル・リル・リル・リル
リル・リル・リル・リル ラ・ラ・ディリ・トゥ・トゥラ・ラ

あたし しみったれた女じゃないから
彼に二度もしてあげたのよ
ティ・リル・リル・リル・リル・リル・リル・リル
リル・リル・リル・リル ラ・ラ・ディリ・トゥ・トゥラ・ラ
11 Azerbaijan love-song (Unknown)
11 アゼルバイジャンの恋歌 (上詳)

詩:著作権のため掲載できません。ご了承ください


個々の曲にコメントを記載しています。作曲家のページよりご覧ください。
   Luciano Berio ベリオ

( 2008.09.30 藤井宏行 )