古今三章 |
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1 久方の
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君渡りなば かぢかくしてよ |
2 天の河
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七夕つめの 秋をしも待つ |
3 天の河
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渡りはてねば 明けぞしにける |
古今集 巻第四から天の川にちなんだ詠み人知らずの和歌3首を選んで幻想的なメロディを林が書きました。七夕にみなちなんで離れ離れの恋人たちの歌ですが、旧暦の七月七日は秋なのだそうで、2曲目のように紅葉が七夕なのに出てきたりします。初めの2曲はしっとりと、最後の第3曲は力強く曲を閉じます。
( 2020.09.06 藤井宏行 )