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Das Veilchen im Thale   Op.66-1  
  6 Lieder
谷間のスミレ  
     6つの歌曲

詩: キント (Johann Friedrich Kind,1768-1843) ドイツ
      

曲: ウエーバー (Carl Maria von Weber,1786-1826) ドイツ   歌詞言語: ドイツ語


Ein Veilchen blüht im Thale,
Erwacht am Morgenstrahle;
So duftig und so blau
Ist keines mehr auf der Au'.

Still guckt es aus dem Moose;
In seinem goldnen Schooße
Blinkt Thau so hell und rein,
Wie flüß'ger Edelstein.

“Willst hier so ungesehen
Im kalten Moos vergehen?
Komm mit in mild'res Thal,
In schön'rer Sonne Strahl.”

“Sollst dort in laur'n Zonen,
In Blumenhügeln wohnen,
Wo nie der Schnee vergeht,
Doch ew'ger Frühling weht!”

一輪のスミレが咲いている 谷間に
目を覚ます 朝の光に
これほど香り立ち これほど青いものは
他に誰も居ない この野原には

静かにそれは顔を覗かせる 苔の間から
その金の花弁の中には
きらめいている 露がとても明るく 清らかに
まるで流れる宝石のように

「ここで誰にも見られることなく
 冷たい苔の中で萎れて行くの?
 おいでよ一緒に 穏やかな谷で
 美しい太陽の光の中へ

 あなたはきっと もっと暖かい場所に
 花の丘に住んでいられるはずだ
 そこは決して雪は消えないけれど
 でも 今でも春が漂っているんだ!」


( 2018.05.15 藤井宏行 )


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