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Con che soavità,labbra odorate    
  Madrigali,libro settimo
なんと甘く 香り立つ唇よ  
     マドリガーレ集第7巻

詩: グァリーニ (Giovanni Battista Guarini,1538-1612) イタリア
      

曲: モンテヴェルディ (Claudio Monteverdi,1567-1643) イタリア   歌詞言語: イタリア語


Con che soavità,labbra odorate,
e vi bacio e v'ascolto;
ma se godo un piacer,l'altro m'è tolto.
Come i vostri diletti
s'ancidono fra lor,se dolcemente
vive per ambe due l'anima mia?
Che soave armonia
fareste,o cari baci,o dolci detti,
se foste unitamente
d'ambe due le dolcezze ambo capaci,
baciando,i detti,e ragionando,i baci.

なんと甘く 香り立つ唇よ
お前にキスし お前に耳傾けるのだろう
だがひとつの喜びを楽しむと もうひとつは私から奪われてしまう
どうしてお前の喜びは
互いに相手を無にしてしまうのだ とても甘美に
その両方を生かそうとするのに わが魂は?
そんな甘い調和を
作り出してくれ おおやさしいキスよ おお甘い会話よ
もしも同時に
この二つの甘美さを共に可能にしてくれるのなら
キスしながら 語り 話しながらキスすることが

( 2018.05.14 藤井宏行 )


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