Con che soavità,labbra odorate Madrigali,libro settimo |
なんと甘く 香り立つ唇よ マドリガーレ集第7巻 |
Con che soavità,labbra odorate, e vi bacio e v'ascolto; ma se godo un piacer,l'altro m'è tolto. Come i vostri diletti s'ancidono fra lor,se dolcemente vive per ambe due l'anima mia? Che soave armonia fareste,o cari baci,o dolci detti, se foste unitamente d'ambe due le dolcezze ambo capaci, baciando,i detti,e ragionando,i baci. |
なんと甘く 香り立つ唇よ お前にキスし お前に耳傾けるのだろう だがひとつの喜びを楽しむと もうひとつは私から奪われてしまう どうしてお前の喜びは 互いに相手を無にしてしまうのだ とても甘美に その両方を生かそうとするのに わが魂は? そんな甘い調和を 作り出してくれ おおやさしいキスよ おお甘い会話よ もしも同時に この二つの甘美さを共に可能にしてくれるのなら キスしながら 語り 話しながらキスすることが |
( 2018.05.14 藤井宏行 )