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Wilde Rose   Op.32-15  
  Moravské dvojzpevy III. Rada
野バラ  
     モラヴィア2重唱曲 第3集

詩: スルブ = デブルノフ (Josef Srb-Debrnov,1836-1904) チェコ
       原詩:モラヴィア詞

曲: ドヴォルザーク (Antonín Leopold Dvořák,1841-1904) チェコ   歌詞言語: ドイツ語


Ging einst ein Mägdelein
Früh an dern Wiesenrain,
mäht auf der blanken Au,
schmerzte sie der kalte Tau.

Ging dann an den Rain entlang,
schluchzte und weinte bang.
Fand einen Dornenstrauch,
fand eine Rose auch.

«Liebliches Röselein,
sollst mir gepflückt nun sein».

Wer mich im Winter bricht,
sieht meine Schönheit nicht,
doch wenn der Sommer glüht,
bin ich schon halb verblüht.

Den,der im Lenz mich pflückt,
immer mein Glanz beglückt,

ある時出かけた 一人の娘が
朝早く牧場へと
草刈るために 荒れた野原の
かじかませた 冷たい露が

それから 牧場の隅に行って
すすり泣き 涙流した時
見つけたのだ イバラの上に
一輪バラが咲いているのを

「かわいいバラよ
 わたしに摘ませておくれ」

冬に私を摘む人には
私の美しさは見えません
けれど 夏が輝くときには
私はもう 半ば枯れているのです

春に私を摘み取る人は
いつも私の輝きで幸せになれるのです

( 2018.05.04 藤井宏行 )


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