Canzone di Re Enzo P 71 Cinque Canti All'antica |
エンツォ王のカンツォーネ 5つの古い時代の歌 |
Amor mi fa sovente Lo meo core penare, Dammi pene e sospiri E son forte temente Per lunga dimorare Ciò che poria avveniri: Non ch'aggia dubitanza De la dolze speranza Che 'n ver di me fallanza ne facesse, Ma tenem' in dottanza La lunga adimoranza Di ciò e che venirne potesse! Va,canzonetta mia, E saluta Messere, Dilli lo mal ch' i' aggio, Quelli che m'à n' balia Sì distretto mi tene Ch' eo viver non poraggio. Salutami Toscana, Quella ched à sovrana In cui regna tutta cortesia, E vanne in Puglia piana, La magna,capitana, Là dove lo mio core à nott'e dia! |
アモールはしばしば私の この心を苦しめ 私に与えるのだ 苦痛と溜息とを そして私は激しく恐れる ここに長く留まることで 起こるかも知れぬことを: 掻き立てられることを 疑いを 甘き希望への それは真に 私を破滅させるのだ だが私は常に疑念のうちにあり ずっと長い焦がれがある あれやこれやとやって来るはずの人への! 行け わが歌たちよ そして挨拶せよ マスターに 彼に告げよ 私の受けた痛みのことを 私に慈悲を見せて下さるかも知れぬ人に どれほどこの束縛が私を抑えつけているのかを 満ち足りた生を送ることもできずに お前に挨拶しよう トスカーナよ この至高の土地よ すべての儀礼が支配するところ そして行くのだ 平原のプーリアに かの偉大なる 支配の地に わが心の留まるところなのだ 夜も昼も! |
サルディーニャの国王にして詩人であったというエンツォ王(1220−1279)の作と言われていますが、よく分かりません。確かに古そうな言葉が並んでいて訳はほとんど不可能でしたが...
( 2018.03.07 藤井宏行 )