TOPページへ  更新情報へ  作曲者一覧へ


Adagio    
 
アダージョ  
    

詩: ベリマン (Bo Hjalmar Bergman,1869-1967) スウェーデン
      

曲: ラングストレーム (Andreas Johan Ture Rangström,1884-1947) スウェーデン   歌詞言語: スウェーデン語


Vattnet rörs och vinden spelar,
vind och vatten ta varann.
Bakom skogens glesa dungar
gula rågen gungar
av och an.
Det är bara du som felar.
Hjärtat saktar sina slag.
Jag hör svag musik som spelar
mig till sömns i dag.

Molnen glida lätt som vita
svanar över himlens sjö,
men de tiga där de fara,
svanar sjunga bara
när de dö.
Ont och tungt har jag fått slita,
det är tungt på tiggarstig.
Jag vill fara med de vita
svanarna till dig.

水が揺れ 風は戯れる
風と水とがお互いに愛撫し合う
森のまばらな木立の後で
黄色いライ麦が揺れている
あちこちで
あなただけだ ここにいないのは
この心臓はゆっくりと鼓動する
私には聴こえる かすかな音楽の調べが
私を眠りへと誘う 今この時に

雲は軽やかに滑り行く まるで白い
スワンのように 天の湖の
だが彼らは黙っている その行く先で
スワンが歌うのはただ
自らが死ぬときだけだ
痛みと重苦しさが私をやつれさせ
それは耐えがたい旅路だ
私は行こう 一緒に 白い
スワンたちと あなたのもとに

ほぼ同じ時期に書かれたステンハンマルの曲の方が有名になってはおりますが、こちらの諦観にみちたしみじみとした歌もなかなか魅力的です。明示されていないので断言はできませんが、ここで歌われているのは親しい人を亡くした嘆きなのでしょうね。ステンハンマルもラングストレームも曲想を暗くしていないのがとても良い感じです。

( 2018.02.18 藤井宏行 )


TOPページへ  更新情報へ  作曲者一覧へ