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The sky above the roof    
 
屋根の上のあの空  
    

詩: ディアマー (Jessie Mabel Pritchard Dearmer,1872-1915) イギリス
      Le ciel est,par-dessus le toit 原詩: Paul Verlaine ヴェルレーヌ,Sagesse - Sagesse III

曲: ヴォーン=ウィリアムズ (Ralph Vaughan Williams,1872-1958) イギリス   歌詞言語: 英語


The sky above the roof
Is calm and sweet
A tree above the roof
Bends in the heat

A bell from out the blue
Drowsily rings
A bird from out the blue
Plaintively sings

Ah God! A life is here,
Simple and fair
Murmurs of strife are here
Lost in the air

Why dost thou weep O heart
Poured out in tears?
What hast thou done O heart,
With thy spent years?

屋根の上の空は
静かでやさしい
一本の木が屋根の上
項垂れている 熱さで

鐘が 青空の向こうから
眠たげに響いてくる
一羽の鳥が 青空の向こうから
悲しげに歌う

ああ 神様!人生はここにある
シンプルで美しい
喧騒のつぶやきはここにある
空の中に失われた

なぜお前は泣くのだ おお心よ
涙にくれて?
お前は何をしたのだ おお心よ
お前の過ごした年月に?

ヴェルレーヌの有名な詩、ランボーを傷つけて牢獄に入っていた時のものです。英語にして音楽がつくとずいぶんと趣の違うものが出来上がりました。ただ背景を知らずとも実に美しい音楽。管弦楽伴奏にしたものをレスリー・ギャレットが歌った録音が聴けました。

( 2018.02.13 藤井宏行 )


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