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Die Violine    
  Lieder und Gesänge,I. Folge
ヴァイオリン  
     リートと歌 第1巻

詩: ハルトレーベン (Otto Erich Hartleben,1864-1905) ドイツ
      Violon de Lune 原詩:ジロー Albert Giraud,

曲: マルクス (Joseph Marx,1882-1964) オーストリア   歌詞言語: ドイツ語


Der Violine zarte Seele,
Voll schweigend reger Harmonien,
Träumt nun im offenen Gehäuse
Nachzitternder Erregung Träume.

Wer wird aus solcher Ruh sie stören
Aufs neu mit schmerzensmächt'gem Arm,
Der Violine zarte Seele
Voll schweigend reger Harmonien?

Ein feiner zager Strahl des Mondes,
Mit letzten Schmerzen süßer Qual
Ironisch tändelnd -- reizt und reget
Leis mit dem silberhellen Bogen
Der Violine zarte Seele.

ヴァイオリンの優しい魂は
満ちている 沈黙の活発なハーモニーに
今夢を見るのだ 開いたケースの中で
余韻を掻き立てる夢を

誰がそのような休息を邪魔するのだ
また新たに悲しい腕で
ヴァイオリンの優しい魂は
満ちている 沈黙の活発なハーモニーに?

繊細でかすかな月の光は
甘い苦痛の最後の痛みと共に
皮肉にも他愛なく - 揺らし掻き立てるのだ
静かに銀色に輝く弓で
ヴァイオリンの優しい魂を

月に憑かれたピエロの一篇ですがシェーンベルクの曲の中には選ばれなかった詩です。

( 2018.02.11 藤井宏行 )


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