おつかいありさん |
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團は必ずしも童謡とされる作品をそんなに多くは書いていないようですが、書かれたもののほとんどが今に至るまで歌い継がれているのは凄いことです。Web上では彼を童謡作曲家と呼んでいるところさえあり、確かに彼の他のどの作品が忘れ去られても、この曲や「ぞうさん」「やぎさんゆうびん」などは歌い継がれるのだろうな、という気がします。
この「おつかいありさん」、Wikipediaに該当項目があってたいへん詳しいですが、NHKラジオの子供向け童謡番組「うたのおばさん」のために、詞は当時まだアマチュアだった関根栄一が、そして曲をNHKの専属となっていた團が書いて1950年6月に放送されたとあります。「こっつんこ」とか「ちょんちょん」など、小さなアリの動きをユーモラスに描き出す関根の歌詞に團は見事なメロディをつけ、子供心にも印象深い歌を産み出しました。
( 2018.01.27 藤井宏行 )