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Valse de Chopin    
  Lieder und Gesänge,I. Folge
ショパンのワルツ  
     リートと歌 第1巻

詩: ハルトレーベン (Otto Erich Hartleben,1864-1905) ドイツ
      Valse de Chopin 原詩:ジロー Albert Giraud,Pierrot lunaire

曲: マルクス (Joseph Marx,1882-1964) オーストリア   歌詞言語: ドイツ語


Wie ein blasser Tropfen Bluts
Färbt die Lippen einer Kranken,
Also ruht auf diesen Tönen
Ein vernichtungssüchtger Reiz.

Wilder Lust Accorde stören
Der Verzweiflung eisgen Traum -
Wie ein blasser Tropfen Bluts
Färbt die Lippen einer Kranken.

Heiß und jauchzend,süß und schmachtend,
Melancholisch düstrer Walzer,
Kommst mir nimmer aus den Sinnen!
Haftest mir an den Gedanken,
Wie ein blasser Tropfen Bluts!

一滴の蒼ざめた血のしずくが
病人の唇を彩るように
この音の上で安らいでいるのだ
すべてを無にしたいという欲求が

荒々しい欲望の和音が妨げる
凍りついた夢の絶望を
一滴の蒼ざめた血のしずくが
病人の唇を彩るように

熱く歓喜し 甘く苦悩する
メランコリックな暗いワルツは
決して離れない 頭の中から
私の思いにまとわり付くのだ
一滴の蒼ざめた血のしずくが


第20曲の方はハウスドルフの独訳でしたが、こちらはシェーンベルクと同じハルトレーベンの独訳を用いているようですね。Emily Ezstのページの記述に従いました。

( 2018.01.14 藤井宏行 )


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