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September Song    
  Knickerbocker Holiday
セプテンバー・ソング  
     ニッカボッカ・ホリディ

詩: アンダーソン (James Maxwell Anderson,1888-1959) アメリカ
      

曲: ワイル (Kurt Weill,1900-1950) ドイツ→アメリカ   歌詞言語: 英語


詩:著作権のため掲載できません。ご了承ください
<ヴァース>
俺が若い男だった時 女の子たちを誘うには
俺は演じたものさ 待つ策略を
もしもある娘が髪を振って俺を拒んでも
俺がこの古い地球を二廻りくらいさせて
その間に涙の山を真珠の代わりに積み上げてやれば
機が熟して 女の方からやって来たもんだ
機が熟せば 彼女の方が来たのさ

あんたたちが若い男どもと出会うときは 春先に
奴らは誘うだろうよ 歌や詞で
奴らは求愛するのさ 言葉やクローバーの指輪で
だけどよくよく見れば 奴らの持ってくるものを
奴らはほとんど何も持ってないのさ 歌ってる歌の他には
それと有り余る無駄な時間の他は
有り余る無駄な時間の

<コーラス>
おお 全く長い 長い時間だぜ 五月から十二月の間は
だけど日々は短くなって行く あんたが九月にたどり着きゃあ
秋の空が木の葉を真っ赤に燃やす時にゃ
待ってるゲームなんかしてる時間はないぜ

おお 日々は先細って行き ほんの少しの大切なものになる
セプテンバー ノーヴェンバーと
そしてこの僅かな大切な日々を 俺はあんたと過ごしたい
この僅かな大切な日々を 俺はあんたと過ごしたいんだ

(詞は大意です)

ナチスの迫害を逃れてアメリカに亡命したクルト・ワイルは、主としてミュージカルの世界で活躍することになります。これはその第2作目。残念ながら物語の設定が今一つであったためかミュージカルとしては残ることはありませんでしたが、舞台で主演俳優のウォルター・ヒューストンの歌ったこの曲だけはジャズ・スタンダードのレパートリーともなって今でも歌い継がれています。もしかするとワイルのアメリカでの作品の中で、いや書いた全作品の中でも一二を争うヒット作となったのでした。

( 2017.09.24 藤井宏行 )


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