September Song Knickerbocker Holiday |
セプテンバー・ソング ニッカボッカ・ホリディ |
詩:著作権のため掲載できません。ご了承ください
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<ヴァース> 俺が若い男だった時 女の子たちを誘うには 俺は演じたものさ 待つ策略を もしもある娘が髪を振って俺を拒んでも 俺がこの古い地球を二廻りくらいさせて その間に涙の山を真珠の代わりに積み上げてやれば 機が熟して 女の方からやって来たもんだ 機が熟せば 彼女の方が来たのさ あんたたちが若い男どもと出会うときは 春先に 奴らは誘うだろうよ 歌や詞で 奴らは求愛するのさ 言葉やクローバーの指輪で だけどよくよく見れば 奴らの持ってくるものを 奴らはほとんど何も持ってないのさ 歌ってる歌の他には それと有り余る無駄な時間の他は 有り余る無駄な時間の <コーラス> おお 全く長い 長い時間だぜ 五月から十二月の間は だけど日々は短くなって行く あんたが九月にたどり着きゃあ 秋の空が木の葉を真っ赤に燃やす時にゃ 待ってるゲームなんかしてる時間はないぜ おお 日々は先細って行き ほんの少しの大切なものになる セプテンバー ノーヴェンバーと そしてこの僅かな大切な日々を 俺はあんたと過ごしたい この僅かな大切な日々を 俺はあんたと過ごしたいんだ (詞は大意です) |
ナチスの迫害を逃れてアメリカに亡命したクルト・ワイルは、主としてミュージカルの世界で活躍することになります。これはその第2作目。残念ながら物語の設定が今一つであったためかミュージカルとしては残ることはありませんでしたが、舞台で主演俳優のウォルター・ヒューストンの歌ったこの曲だけはジャズ・スタンダードのレパートリーともなって今でも歌い継がれています。もしかするとワイルのアメリカでの作品の中で、いや書いた全作品の中でも一二を争うヒット作となったのでした。
( 2017.09.24 藤井宏行 )