二本松少年隊 |
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風に乱るる 前髪も まだあどけなき 美少年 主君の大事 この時と 降らす血の雨 弾の雨 あゝ花と咲く 少年か 親と慕いし 隊長を 呼べどもすでに 答えなし 大壇ロの 決戦に 友の屍 踏み越えて あゝ露と散る 少年か 今は頼みの 城も落ち 轟く敵の 鬨の声 無念や賊の 名を受けて 野辺の松草 血で染めし あゝ二本松 少年か |
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昭和32年の映画の主題歌 題材は戊辰戦争の時に福島・二本松藩の12歳から17歳の少年たちが幕府軍側に立って戦ったという歴史にちなみます。会津の白虎隊ほど有名ではありませんがこちらも過去何度も映画となっているようです。この昭和32年版、作詞・作曲、それに歌の伊藤久男の3人とも福島県出身ということでたいへん気合いの入った深みのある歌になっているように思います。
( 2017.09.05 藤井宏行 )