Lost in the Stars Lost in the Stars |
星たちの中へ迷い込んで 星たちの中へ迷い込んで |
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主である神様が 海や大地をお造りになる前には 握っておられた すべての星を その御手の掌のうちに そして星たちはすり抜けて去った 主の指の間を まるで砂粒のように そしてひとつ 小さな星がこぼれ落ちた ひとりぼっちで そこで主である神様は探しに行かれた 広い夜空じゅうを その小さな暗い星を求めて 翼の上に乗った そしておっしゃったのだ 約束すると 特別に注意を払って下さると だからもうその星が迷い出ることはないのだと 今や人は気にしない 星たちが暗くなろうとも 雲が吹き寄せられて 暗くなってもだ 主である神様が 彼らを見守って下さる限り 追いかけて下さる限り どこへ星が行こうとも だが私は歩き続けている 夜も昼も通して この目が衰え そしてこの頭が白くなるまで そして時々思うのだ もしかして神様は去って行かれたのではないかと 御みずからのお約束をお忘れになって われらが聞いているはずの そしてわれらは迷ってしまった 星たちの中に 小さな星たち 大きな星たちが 夜を吹き抜ける中 (そしてわれらは迷った われらは迷った) そしてわれらは迷ってしまった 星たちの中に (詞は大意の紹介です) |
クルト・ワイル最後の舞台作品となったこのミュージカル、なんと黒人キャストだけを配して当時悪名高い人種差別政策を行っていた南アフリカを舞台にした社会派の作品です。お気楽なお話がお好きなブロードウェイのファンにはあまり人気がなかったようですが、のちの1974年には映画化もされています。作品の表題ともなったこのナンバーはバリトンの黒人牧師がしみじみと歌うメロディ、舞台を離れてもこの曲だけは様々にアレンジされて歌い継がれています。
( 2017.07.17 藤井宏行 )