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Mistica   RZ 100  
  Sei Melodie
神秘  
     6つのメロディ

詩: ネグリ (Ada Negri,1870-1945) イタリア
      

曲: ザンドナイ (Riccardo Zandonai,1883-1944) イタリア   歌詞言語: イタリア語


Ella amava le gotiche navate dei templi solitari;
I ceri agonizzanti sugli altari,
Il biascicar dei mistici Rosari.

Ella pregava sempre,pei dolori che ancor non conoscea:
Come un giglio era bella e nol sapea ;
Non di carne,ma d'etere parea.

Una sera,nell'ombra d'un ' arcata,uno sguardo l'avvolse.
Ella chinò la testa e non si volse,
Ma nelle fibre un tremito la colse.

Un' altra sera ancor,nel tempio vuoto,ella incontrò quel viso.
Prometteva l'inferno e il paradiso...
Il cor le battè rapido,conquiso.

Ed una voce su la bocca: Io t'amo,le disse,ed ella pianse...
Un angelo dallìalto la compianse;
Sull'altare una lampada s'infranse.

彼女は愛していた あのゴシックの回廊を 人のない寺院の
そして消え入りそうな蝋燭を 祭壇の上の
神秘のロザリオの詠唱が

彼女はいつも祈っていた まだ身に振りかかってはいない苦悩のために
ユリのように彼女は美しかったが まだそのことを知らなかったのだ
肉体ではなく エーテルのように感じていた

ある晩 聖堂の暗闇の中 ある眼差しが彼女を包んだ
彼女はその頭を垂れて 振り向くことなく
だが体中を震えに捕らわれたのだ

また別の晩 だれもいない寺院で 彼女はその顔に会った
それは天国と地獄とを約束した...
彼女の心臓は素早く鼓動し 打ちのめされた

そして声が彼女の口から洩れた:あなたを愛しますと そう言って彼女は泣いた...
ひとりの天使が降りて来て彼女を慰めた
祭壇の上のランプが消えた

( 2017.07.17 藤井宏行 )


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