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A song of Wine   Op.46-3  
  Songs of Old Cathay
ワインの歌  
     古い中国の歌

詩: ジャイルズ (Herbert Allen Giles,1845-1935) イギリス
      春日酔起言志 原詩: Li Tai-Po 李大白

曲: スコット,シリル (Cyril Scott,1879-1970) イギリス   歌詞言語: 英語


What is life after all but a dream?
And why should such pother be made?
Better far to be tipsy,I deem,
And doze all day long in the shade.

When I wake and look out on the lawn,
I hear midst the flowers a bird sing;
I ask,”Is it evening or dawn?”
The mango-bird whistles,”'Tis spring.”

Overpower'd with the beautiful sight,
Another full goblet I pour,
And would sing till the moon rises bright--
But soon I'm as drunk as before.

何なのだ人生とは 結局ひとつの夢でしかないのなら?
ならばどうしてそんな悩みを持つことがあろう?
すっかり酔いつぶれる方がいい 私はそう思う
そしてうたた寝するのだ 一日中 陰で

目が覚めて芝生を見ると
花の中で鳥が歌うのが聞こえる
私は尋ねる 「今は夕暮れか それとも夜明けなのか?」
鸚哥がさえずる 「今は春だよ」と

美しい光景に元気づけられて
私は注ぐ もう一杯なみなみと
そして月が明るく昇るまで歌うのだ
だがすぐに私は酔っぱらう 前と同じように

マーラーが「大地の歌」でも使っている有名な李白の詩をこちらは英訳で用いています。原詩は以下の通り

春日酔起言志(春日酔より起きて志を言う)  李太白

 処世若大夢(世におること大夢のごとし)
 胡為労其生(なんすれぞ其の生を労するや)
 所以終日酔(ゆえに終日酔い)
 頽然臥前楹(頽然として前楹に臥す)

 覚来眄庭前(覚め来って庭前を眺むれば)
 一鳥花間鳴(一鳥花間に鳴く)
 借問此何時(借問す 此れ何れの時ぞ)
 春風語流鶯(春風 流鶯に語る)

 感之欲嘆息(之に感じて嘆息せんと欲し)
 対酒還自傾(酒に対してまた自ら傾く)
 浩歌待明月(浩歌して明月を待ち)
 曲尽已忘情(曲尽きて已に情を忘る)

( 2017.06.09 藤井宏行 )


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