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Ognun ripicchia e nicchia    
  36 Arie di Stile Antico
誰もが繰り返しこだわっている  
     古典様式による36のアリア

詩: ドナウディ,アルベルト (Alberto Donaudy,1880-1941) イタリア
      

曲: ドナウディ (Stefano Donaudy,1879-1925) イタリア   歌詞言語: イタリア語


Ognun ripicchia e nicchia ognor
su un caso strano a dir.
Ma perchè,ma cos'è,
che tanto amor dovea così finir?
Or io voglio la mia storia raccontar
tanto buffa ell'è:
Me ne givo un dì con Monna Lapa insiem,
che sì cara m'era al cor,
per i campi a raccoglier fior...
Ma la storia comincia quì.

U'! cos'è quel ch'io veggo là?
Un grillo o un rusignuol?
Più bel ve'!
La mia beltà sedette su un poggiuol.
Lei sperava di poter così
goder il divin cantor,
ma al trillar del grillo
e al pronto suo balzar
diede un grido,e nel fuggir,
sù ove prima seggea cascò...
E la storia finisce lì.

誰もが繰り返し ずっとこだわっている
この語るも奇妙な物語に
なぜ いかにして
あれほどの愛が終わってしまったのか?
では 私が物語をお話しするとしよう
全く馬鹿げたものなのだ:
ある日私は一緒だった モンナ・ラーパ
あの私が心より愛していた人と
花を摘むために 野原を
だが 物語はここから始まる

おお!何だろう あそこに見えるのは?
コオロギか それともナイチンゲールか?
これはいいぞ!
わが麗しの人が腰を下ろしたぞ 丘の上に
彼女は望んだのだ そうすれば
楽しめるだろうと 素晴らしい歌い手の声を
だが コオロギは震え声を上げると
突然飛び跳ねたので
彼女は叫び声を上げ 逃げようとして
座っていたところから転げ落ちてしまった...
そして物語はここでおしまいだ


( 2017.05.13 藤井宏行 )


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