TOPページへ  更新情報へ  作曲者一覧へ


Beauty,since you so much desire    
  The Third and Fourth Booke of Ayres - The Fourth Booke
美しい人よ あなたがそれほどまでに望むのなら  
     第3と第4の歌の本−第4巻

詩: キャンピオン (Thomas Campion,1567-1620) イギリス
      

曲: キャンピオン (Thomas Campion,1567-1620) イギリス   歌詞言語: 英語


Beauty,since you so much desire
To know the place of Cupids fire,
About you somewhere doth it rest,
Yet neuer harbour'd in your brest,
Nor gout-like in your heele or toe ;
What foole would seeke Loues flame so low?
But a little higher,but a little higher,
There,there,o there lyes Cupids fire.

Thinke not,when Cupid most you scorne,
Men iudge that you of Ice were borne ;
For though you cast loue at your heele,
His fury yet sometime you feele :
And where-abouts if you would know,
I tell you still not in your toe :
But a little higher,but a little higher,
There,there,o there lyes Cupids fire.

美しい人よ あなたがそれほどまでに望むのなら
知りたいと キューピッドの炎の場所を
あなたにも 体のどこかにそれは隠れていますよ
でもそれは宿ってはいない 胸の中には
血の塊みたいに あなたの踵やつま先にでもない
どんな愚か者が探すのでしょう 愛の炎をそんな低い場所で?
もう少し上 上ですよ
そこに そこにあるんです そこにキューピッドの炎が

思わないで あなたがキューピッドを怖がったら
男たちは思うでしょう あなたから氷が生み出されるって
あなたが愛を投げ掛けたって 自分の踵に
キューピッドの怒りを時々あなたは感じるでしょ:
それがどこなのか あなたがもしも知りたいのなら
私はあなたに言いますよ それはあなたのつま先にはないと:
もう少し上 上ですよ
そこに そこにあるんです そこにキューピッドの炎が

日本語Wikipediaのキャンピオンの項で「一方で中には、《美しい人よ、貴女がそんなに欲しがるのなら “Beauty,since you so much desire” 》のような卑猥な歌詞を持つものも見られる。」と書かれておりましたので、どんなに卑猥なのかと興味津々で訳してみましたが、私の語学力不足のためかあまり期待したほど凄い歌詞とは思えませんでした。まあ確かに最後の部分などはもの言いたげですが...
音楽は快活でとてもユーモラス。昔の宴会芸なんかで楽しく歌われたんでしょうかね。

( 2017.05.02 藤井宏行 )


TOPページへ  更新情報へ  作曲者一覧へ