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沙上    
  海四章
 
    

詩: 三好達治 (Miyoshi tatsuji,1900-1964) 日本
    一點鐘 (1941)  

曲: 中田喜直 (Nakada Yoshinao,1923-2000) 日本   歌詞言語: 日本語


山の端(は)の雲は薔薇(そうび)に
紅(くれない)にもえもはてたれ
なほしばしかぎろふ浦曲(うらわ)
羽しろく砂をかすめて
ひとむれの千鳥はかなた
黄昏に まぎれて啼けり
そら耳の そらにはあらず
そのこゑのありとしもなく
ゆきまどひ はたと絶えたれ
折からや月かげあはく
なにものの 飛沫なるらん
旅人の頬にしげけり



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   海四章 

( 2017.04.30 藤井宏行 )


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