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Presso una fontana (Impressione)    
  Cinque liriche II
泉のそばで (印象)  
     5つのリーリカ 第2集

詩: コスタ (Alessandro Costa,1857-1943) イタリア
      

曲: チマーラ (Pietro Cimara,1887-1967) イタリア   歌詞言語: イタリア語


Cadea sonante giù per la fontana
l’acqua ed intorno le quercie ed i pini
Tremolanti splendean Ne l’ampia vasca

S’udia cantar gli augelli a quando a quando
tra i folti rami vigorosi e bruni
Ed io mirava ed ascoltava immoto
ma il mio pensier errava assai lontano.

Come in un sogno risuonavan l’acque:
come in un sogno s’aprivan le quercie
su nel pallido ciel silenziose

Ignote cose si dicean gli augelli;
d’ignote brame si stendean i rami
Ed io cercava nel mio cor l’ignoto
e mi perdea nel mar de l’in?nito.

滴り落ちていた 音を立てて泉から
水が そして周囲の樫や松の木は
震えながら輝いていた 広々とした泉の中

歌うのを聞いていたのだ 鳥たちが時折
活気のある茶色の枝の間で
そして私は熱心に身じろぎもせず聞いていたが
しかし私の思いは遠くさまよっていた

まるで夢の中のように音を立てていた 水は:
まるで夢の中のように枝を広げていた 樫の木は
蒼ざめた空に 黙って

未知の事を鳥たちは喋っていた
未知の熱望に枝たちは広がっていた
そして私は探っていた わが心の中に未知なるものを
そして自分を失ったのだ この無限の海の中に

( 2017.04.24 藤井宏行 )


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